特徴ある教育・就職特集 vol.14 専修大学少年少女レスリング教室 セネガルの子どもにレスリング用品寄贈 校友・魚住さんの願いかなう


日本から送られたウェアを着た子どもたち(前列)右端が魚住さん=在セネガル日本大使館

専修大学少年少女レスリング教室は、レスリングの試合用ウエアやシューズ計150点を、西アフリカのセネガルの子どもたちに寄贈した。

レスリング部OBで現在、青年海外協力隊員としてセネガルに赴任し、レスリングを指導している魚住彰吾さん(平28経済)の「子どもたちにウエアや靴をそろえてあげたい」という願いがかなった。

在セネガル日本大使館で8月30日、贈呈式が行われ、魚住さんのレスリングの指導を受ける子どもたちも出席した。

魚住さんは在学中、レスリング部主将として国内外の大会で活躍。卒業後はレスリングを通じて国際協力に貢献しようと、青年海外協力隊員の道を選んだ。赴任先のセネガルでは週2回、少年少女約40人にレスリングを指導している。


セネガルで指導する魚住さん

教室にはフランスの支援でマットやトレーニング器具はあるが、子どもたちはスポーツウエアを持っていない。裸足で練習に励んでいる。魚住さんはレスリング部時代の恩師である佐藤満ヘッドコーチ(経営学部教授)に相談した。

同教室で指導している木村元彦教務課主任が教室の選手、保護者や専大レスリング部員、卒業生に寄付や協力を求めたところ、多くの賛同を得た。集まったレスリング用品の中には新品もあった。

魚住さんは「非常にうれしく思い、強い絆を感じた。専修大学を誇りに思う。子どもたちは大喜びで、良い環境で練習ができる。これからもレスリングを続けていきたいと話している」と指導への意欲を新たにしていた。

この取り組みは、発展途上国など100カ国以上を対象に、スポーツの価値を高めて五輪パラリンピックを盛り上げる外務省などのプログラム「スポーツ・フォー・トゥモロー」の一環として行われた。

専修大学少年少女レスリング教室は2009年にスタートしたスポーツ研究所の公開講座。現在約70人の小中学生が専大レスリング部OBの指導を受けている。

(2017年10月掲載)