特徴ある教育・就職特集 vol.23 大麦ストロー活用PR 廃プラ問題に取り組む

SDGs

商学部・神原理ゼミの3年次生は現在、海洋プラスチックごみ問題の解決に向け、環境に配慮した商品のプロモーション活動に取り組んでいる。

そのうちの一つが大麦の茎から作られる「大麦ストロー」。再利用可能で、廃棄時には土に混ぜて肥料として使うこともできる。

制作したヒンメリ

今年7月に活動を開始し、これまでにSNSによる情報発信のほか、商品誕生の背景などを紹介するチラシや商品カードを作成。これらの販促ツールは、8月31日から9月4日まで農林水産省で開催された、廃プラスチックの削減をテーマにした展示会で披露し、多くの来場者が手に取った。

大麦ストローの新たな魅力を発掘するため、従来にない活用方法も提案。具体的には大麦ストローを細工し、ヒンメリと呼ばれる北欧のインテリア小物の制作にも挑戦した。「ヒンメリは日本ではなじみが薄いため、自作する際に見本になるものがあまりなく苦労した」と話すのは干場寧々さん。ゼミ生同士でアイデアを出し合いながら試行錯誤を重ね、最終的には定番のモビール(吊るし飾り)に加えて、風鈴やアクセサリースタンドも完成させた。素朴な風合いのため、インテリアとして和室にも洋室にも合わせやすい点が魅力だ。土谷真白さんは「アイデアを生む発想力や自分の考えをメンバーに伝える提案力が身についた」と手応えを感じている。

展示の様子

大麦ストローを企画した会社の代表を務め、今回の活動を共にした蒲田ちか社長は「社会課題の解決に向け、柔軟な発想を持った学生と真剣に取り組めたことがうれしい」と話す。

神原教授は「身近な商品をきっかけにして、その先にあるSDGsやソーシャルプロモーションについて理解を深めることがゼミ活動の狙い。その意味では本プロジェクトは緒に就いたばかり。今後はほかの環境配慮商品も交え、カフェやイベントでのより実践的な活動につなげていってほしい」と語った。

展示会場で配布されたチラシと商品カード

(2020年11月掲載)