
発表用スライドはアドビのソフトで作成した 経営学部の見山謙一郎特任教授が担当する「ビジネスデザイン特講(SB)」では、世界的なソフトウェア企業のアドビやヨーロッパで活動するデザイン思考の研究者などと連携し、「社会課題×ビジネス×クリエイティブ」をテーマにしたユニークな授業を行っている。
ビジネスデザイン学科を中心とした3、4年次生18人は、ビジネスの最前線で使われているクリエイティブツール「Adobe XD」を活用し、SDGsとデザイン思考の視点からバングラデシュの社会課題解決のためのビジネスプランづくりに挑戦。チームごとに3カ月かけて練り上げたプランの最終発表会が7月20日、生田キャンパスで開かれた。
安藤所長からの質問に答える学生たち 学生たちは3チームに分かれ、発表を行った。栄養チームは、バングラデシュの偏った食生活に着目。「見て、食べて、学んで、楽しめるカレー」とそのレシピ、健康に関する情報などの提供を通じて、健康と教育の好循環を生み出すプランを提案した。
コミュニケーションチームは、学生主体で企業も参加できるコミュニティ「MEE TOO!!」を提案。日本とバングラデシュ、学生と企業が垣根を超えて交流することで、社会課題を解決するための多様なマッチングが生まれると強調した。
講評を述べる見山特任教授 「未来を創造するのは私たちの世代」と話したのは、リバースイノベーションチーム。「LAB.VENTURE」と名付けたプラットフォームのなかで、両国の若者がさまざまなことにチャレンジすることで社会課題の解決につなげていく未来を構想した。
オンラインで参加したジェトロ・ダッカ事務所の安藤裕二所長は、「すぐにでもビジネスとして始められそうだ」「両国の関係性を深めるプラットフォームとして期待される」などとコメント。見山特任教授は、「バングラデシュの社会課題を自分事化したうえで、拡張性、発展性のある提案と、等身大のプレゼンができていた」と講評を述べた。
(2022年9月掲載)