特徴ある教育・就職特集 「インタビューは難しいけれど楽しい」人間科学部社会学科1年次生が「まちあるき」

 人間科学部社会学科に4月に入学した1年次生が、社会学を学ぶイントロダクションとして企画されたフレッシュマン・セミナーの「まちあるき」に参加した。学生たちは小田急線・千代田線沿線の地域を歩きながら、社会学的な“まなざし”をもって見慣れた日常をとらえなおしてみる体験をした。

「裏道で知った新宿の意外な顔」―後藤基礎ゼミ生

 「まちあるき」は、2回にわたって行われた。学生137人は、「基礎ゼミナール」(以下、基礎ゼミ)のクラスごとに分かれ、担当教員とともに、それぞれの地域を歩いた。
後藤吉彦准教授が担当する基礎ゼミの学生11人の行き先は、東京・新宿。本クラスには、宇都榮子同学部長も同行した。

 渋谷、池袋と並ぶ副都心で、日本有数の繁華街であり、オフィス街としてにぎわう新宿は、裏道に入ると意外な顔を持つ店やスポットがある。
午前10時過ぎ、まず訪れた歌舞伎町かいわいで、同町誕生時(1948年)から開業する小売り茶店を訪ね、さらに、ホストクラブ前でホストに突撃インタビュー。新宿駅前では、雑誌『ビッグイシュー』の販売員から話を聞いた。
その後、新宿2丁目周辺に移動し、自主流通出版物を扱う書店「模索舎」、インフォショップ「イレギュラー・リズム・アサイラム」と「カフェ・ラバンデリア」を訪れた。
訪問先は後藤准教授が「自分の好きなこと、やりたいこと、『自由』を大切にしつつ、生きる可能性や、人と人との思いがけない出会いの面白さを、学生に感じてもらえるような魅力的な人や場所」を選んだ。
参加した学生の一人は「新宿は大学受験の時に訪ねて以来で、その時はこの街の迫力にただただ圧倒された。今回の訪問で型にはまった仕事に背を向け、個性的な活動をする店や人々を知り、新宿の見方が変わった。
インタビューは、本音を聞き出す難しさと共に、インターネットなどでは知りえないたくさんの発見があった」と語った。

(2013年12月掲載)