
「学生がみんなで描いたイラストを楽しんで」―。街づくりがテーマの商学部・渡辺達朗ゼミが、小田急線向ケ丘遊園駅北口の商店街と協力し、商店街のガイドマップを完成した。
ゼミ生が取材を重ね、全編手描きイラストの力作だ。カラー刷りA3サイズで4000部。各店や多摩区役所などで無料配布している。


マップを作ったのは渡辺ゼミの現4年次生(制作当時3年次生)を中心とする約20人と、区役所通り登栄会商店街振興組合の青年部。
「ぐ~るぐるmap ままさんぶらり編」と名付け、夫、男児と暮らす34歳の主婦が商店街を歩くという想定で、北口の約70店の中から23店を紹介。生花店、美容院、そば店、パン店などのほか保育園や医院の紹介も。店主さんは似顔絵で紹介、「ダンディな店主のお花屋さん」「生音楽と触れ合う音楽バー」など店の魅力を添えた。2015年夏に各店舗を回って取材した。
マップ作りのきっかけは14年10月、区役所通り登栄会商店街主催の「ハロウィーンイベント」に渡辺ゼミが協力したこと。来場者にアンケートしたところ住民の中でも30~40代の主婦層が地元商店街をあまり利用していないことが分かった。また「向ケ丘遊園駅を乗降するのに北口の商店街を知らない専大生が多い」(佐俣里紗さん・商4)という声も上がり、マップを作ってPRすることになった。
塩海加奈江さん( 商4)は「似顔絵に苦労したが『似ている』と言われた時はうれしかった」。平野水稀さん(同)は「手描きの温かみを出そうと努力した」。佐俣さんは「取材を通じて商店街を再認識し愛着がわいた」と話す。
区役所通り登栄会商店街の三平雅美理事長は「マップは親しみやすいと好評。店が気付かない魅力を引き出してくれた」と語る。
「ターゲットを変えてマップ第2弾、3弾を考えている」と渡辺教授。次は「祖父母と孫編」に着手する予定だ。
(2016年7月掲載)