お客様の「満足のその先」へ
商品が主役の映画をプロデュースする感覚
藤永さん
僕は入社21年目で、ずっとバイヤーとして働いてきました。家具、家電、寝具、食品、雑貨など、扱う商品は多岐に亘ります。
当社における僕らバイヤーの仕事は、商品を「採用する」だけではなく、「プロデュースする」という表現の方が近い気がします。商品を採用したら、売り方まで考え、放送する番組の進行、紹介する人の話し方まで考えるからです。例えるなら、商品が主役の映画をプロデュースしているような感覚でしょうか。映画の共演者は、ゲスト(商品の作り手の代表)ですね。
僕らが商品を買い付けたら、貝塚のいる商品情報審査部と相談し、お客様に喜んでいただける商品かどうか調査してもらいます。

貝塚さん
藤永らバイヤーが買い付けてきたモノの審査をするのが私の仕事です。担当しているのは洋服以外のほとんどの分野で、家電、雑貨、化粧品など、毎日多くの商品をチェックします。
例えば化粧品なら、まず表と裏の表示を見て、全成分の法定表示が正しく、法令を遵守しているものかを確認します。実際に蓋を開けて中身を出し、通販ならではの輸送に耐えうるパッケージか、漏れないかどうかなども試します。
毎日多くの商品を放送、販売していますが、当部署でチェックをしていない商品が放送に出ることはありません。その意味では当部署のメンバーは、一つの商品に対して、バイヤーが買い付けてきて物流の倉庫から出荷するまで、一番長い時間関わっていると言えます。

藤永さん
マーチャンダイジング(MD)部には商品を採用する権限がありますが、同時に、各部署に採用したい理由の説明責任もあります。貝塚とは協力という名のケンカ(笑)をよくします。僕が、「この商品をどうしても売りたい」とアクセルを踏むと、貝塚が「慎重に審査してからね」と、ブレーキをかける。どちらか一方だけでは成立しない車みたいなもので、貝塚は適切なスピードになるよう制御してくれるんですね。
お互いに真剣だから、ぶつかることも多いですが、ぶつかる数だけ議論がある。
貝塚さん
藤永が「これを売りたい」と持って来た商品について、時には行政に確認することもありますし、放送でできる表現、できない表現などをサポートすることもあります。
藤永さん
僕らが採用するのは「いいモノ」というだけでは足りません。「伝わるモノ」を採用するのです。いいモノでもメッセージが難し過ぎれば売れないし、逆に、普通の店では売れなかったモノが、当社で方法を考えたメッセージが伝わって売れるモノもあります。
商品を世に出すまで丁寧に手間を掛ける
貝塚さん
当社は他社のTVショッピングと比べ、一つの商品サイクルが長いのも特長です。それだけリピーターのお客様がいらっしゃるということで、取引先の会社様からも「ショップチャンネルさんだと商品を長く大切に販売してくれる」と言われます。一つ一つの商品をお届けするまでに、丁寧に長い時間と手を掛けているので、ロングセラーとして愛され続けるものが多いのだと思います。

藤永さん
他社TVショッピングとの違いはまだあります。当社は僕らバイヤーが、採用した一つ一つの商品に対して、オンエアまで一貫して関わり、見届けます。ゲストさんがどう話して放送するかなどにも手間を掛けて関わるので、買い付けた僕らの思いが最後の放送まで続くことになります。
「売れた」という結果は、僕らの思いがお客様に伝わり、納得された証明だと思っています。便利な商品は「なぜ便利か」ではなく、使ったお客様がどう便利になり、楽しくなるのかを伝えます。使った先の喜び、幸せまでお伝えする。お客様の満足のその先へ。常にそれを考え、挑戦しています。
貝塚さん
私は入社して17年になりますが、社員はみんな「商品に真面目」ですね。真面目だけれど、TV放送は楽しくないと見ていただけない。お客様が喜んでくださるよう、常に新しいワクワク感をお届けしたいという活気が当社にはあると思います。
社員がワクワクしながら作る放送だから、お客様にもワクワクが届く。25周年を誇りに思い、ベースにしながら、その長さと実績にあぐらをかかず、新しいトライを続けていくと思います。
藤永さん
僕が入社してからの20年間で、会社は規模を含め大きく変わりましたが、変わらないのは僕自身かな。商品を見て「これは売れそうだ」とワクワクする気持ちが変わらないのです。いまだに商品を探す好奇心が続いていて、提案を面白がれるし、面倒くさいと思ったことがありません。他部署の社員も巻き込んで、面白さをお客様に伝えることに手間暇を惜しまずにきた20年だった気がします。
コロナ禍を経てこの1年で、お客様の通販に関するスキルが上がり、目が肥えたと感じています。これまで通販を使わなかった方も使うようになった。僕らバイヤーには、商品を見る目をワンランク上げる新たなステージへのチャレンジが課されたと感じます。お客様がなかなか見つけられない、期待を超える商品を、これから更に深く探して見つけ、価値と魅力を伝えたいと思います。



新森 健之
代表取締役社長
個々のお客様の好みに
柔軟に対応できる企業へ
当社が日本初のショッピング専門チャンネルとして事業を開始してから、今年で25年になります。節目の今年は4月から「25周年イヤー」と銘打ち、これまでにない新しい商品をお届けするべく、さまざまな施策を考えています。
この20余年はほぼ右肩上がりの好調な業績を続けてこられましたが、企業として成長するためには、変わらずに持ち続ける部分と、変えなければいけない部分があると思います。
変わらないのは、お客様に心おどる瞬間をお届けするために、社員それぞれがプロフェッショナルとして高品質な仕事をしていく点。
一方、新たに身に付けるべきは、ますます多様化するお客様の個々の満足、ニーズへの対応力です。例えば、今までは全国一律で同じ放送、番組をお届けしてきましたが、今後はそれも変える必要があるかもしれない。時代の変化を先読みし、どれだけ柔軟に変わっていけるかに、企業としての成否がかかっていると思います。
また、これからは「モノ」だけでなく、「コト」「サービス」の販売も増やしていきたい。例えば昨年は、コロナ禍で全国で中止になった物産展を放送で提供しました。全国から10の生産者にスタジオに集まっていただき、商品を販売したところ、2時間の生放送で多くが売り切れ、売り上げも計画の3倍になりました。お客様には地場の産地を回ったかのような楽しさを味わっていただき、生産者の皆様にも喜んでいただいた。あるいは、オンライン学習やフィットネス講座など、生涯学習や趣味、健康に関するサービスをお届けするようなことも考えています。
当社のお客様は50代以上の女性が多いのですが、今の50代以上は昔と大きく違って若々しく、まだまだ健康でこの先の長い人生を楽しみたいと考え、実際にそうされている方が増えていると思います。そんなお客様に喜んでいただくために、これからも全員で緊張感を持って邁進していきます。





