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2022年12月20日

企画制作:朝日新聞社メディアビジネス局 広告特集

PR:株式会社テムコジャパン

骨伝導の力で、誰もが音楽を楽しめ、
高齢者が生き生きと会話を楽しめる社会へ

今、音楽業界や医療介護施設などで、骨伝導への注目が集まっている。骨伝導とは、鼓膜ではなく骨を通じて耳の奥の蝸牛(かぎゅう)に振動を伝え、音を聞くための技術だ。「メリー・ジェーン」などのヒット曲でおなじみの音楽家、つのだ☆ひろさんはこの骨伝導に長年、注目してきた。骨伝導などを活用し、「障がい者や高齢者を含め、誰もが存分に音楽を楽しめる社会をつくりたい」と考えているのだ。そんなつのださんが介護施設での骨伝導の活用を自ら取材し、その可能性への思いを語った。

骨伝導技術を活用して、あらゆる人に本物の音楽を届けたい

つのださんは17年前から東京で音楽塾を運営し、障がいをもつ子どもたちにも指導を行ってきた。現在は骨伝導の技術を使うことで、障がいをもつ子どもや高齢者にも良質な音楽を存分に楽しんでもらうプロジェクトに、精力的に取り組んでいる。

「音楽は人に生きる希望と勇気、活力を与えてくれます。本来、あらゆる人が存分に楽しめるものでなくてはなりません。音楽が大好きで、音楽に何度も救われてきた僕の一番の夢が、骨伝導の技術を使ってあらゆる人に本物の音楽を届けることなんです」

一方音楽の分野とともに、骨伝導の活用が期待されているのが医療介護の世界だ。今、日本各地の医療介護施設では、小さい音が聞こえにくい利用者へのサポートが大きな課題となっている。その課題解決のために、注目されているのがテムコジャパンの「きくちゃん」だ。振動を音に変え聴覚器官に直接伝えることで、音を大きく、かつ明瞭に伝える装置である。

骨伝導に詳しく、その可能性に大きな期待を寄せているつのださんは、「きくちゃん」を自分で試したこともあり、高く評価している。そして実際に医療介護施設ではどのように使われているのか。どのような効果が出ているのか。自ら介護施設を訪れ、話を伺うことにした。

一人静かにだまっていた女性に「きくちゃん」で話しかけると突然、おしゃべりに

今回、つのださんが訪れたのは、大阪府守口市にあるパナソニック健康保険組合松下介護老人保健施設「はーとぴあ」。ここでは入所者は100名で、2階、3階、4階に1台ずつ、リハビリテーションのために通う通所リハビリ利用者(定数80名)用に1台と合計4台の「きくちゃん」を用意。問診やケアをする際、また利用者が家族と面会をする時など、必要に応じて使用し、利用者とのコミュニケーションの活性化、サービス向上につなげているという。

まずは実際に小さな音が聞こえづらく、普段は静かにだまっていることが多いという女性に、つのださんが「きくちゃん」を使って話しかけてみた。

「こんにちは。つのだと申します。ご機嫌いかがですか?」

つのださんの張りのある声を「きくちゃん」を通じて聞いた女性の目が突然輝く。「おかげ様で元気です。きれいに聞こえますよ!」と笑顔で返事が返ってきた。その後、女性は自身の若い頃の話を、うれしそうにつのださんに語ってくれた。

「最初はこちらが聞き取れない小さな声で話をされていて、あまり人との会話はお好きではないのかと思ったのですが、『きくちゃん』で語りかけると、どんどん自分の話をしてくださいました。『わたし、本当はおしゃべりが大好きなんです』と言われた時は、本当にうれしかったですね。人は相手の言っていることが聞こえなければ当然、会話も減ります。僕自身、大のおしゃべり好きですが、人との会話は生きる活力となり、脳の活性化にもつながります。『きくちゃん』を使って、日本全国の高齢者がもっともっと人との会話を楽しむようになればうれしいですね」(つのださん)

幅広い人が使えるため、利用者のQOLを高めることができると導入を決定

左から:つのださん/小山田さん/新堂さん/松浦さん

その後、つのださんは会議室へと移動し、施設長で医師の小山田裕一さん、ヘルスケアサービス部課長の松浦和孝さん、介護福祉士の新堂真央さんから話を聞くことにした。まずは「きくちゃん」を導入する以前、「はーとぴあ」が抱えていた課題から聞いた。

「私は週に1回、入所者の健康状態に変化はないか、回診しています。多くの人は年をとれば小さな音が聞こえにくくなりますが、利用者さんのなかには相手の言っていることが聞こえなくても、聞こえているふりをして曖昧な返事をされる方がたまにおられます。それをうのみにしてしまうと、体調の変化などを見逃してしまうことになりかねません。またこちらの声かけに反応がないと、認知症だと誤認してしまうリスクもありました」(小山田さん)

「コロナ禍の中で、ご家族との面会は透明なカーテン越しに行っています。そのため家族の言っていることが聞きとりにくく、せっかくの面会で会話が弾まないケースがありました。また私どもと家族、利用者さんが一緒にミーティングをする時など、利用者さんだけが話の内容についていけず、置いてきぼりにされてしまうこともありました。人は相手の言っていることがわからないと自然と会話が減り、脳を使わなくなるため、認知症のリスクが高まるとも言われています」(松浦さん)

「私は日々、利用者さんと接していますが、小さな音を聞き取りにくい利用者さんに対しては、筆談をしたり、耳元で大きな声を出し、何度も確認したりしています。その中で怖いなと思うことは、小山田先生が言われるように聞こえていないのに曖昧な返事をされる利用者がおられることです。お薬を配る際に名前確認しながら配薬をしていますが、曖昧な返事をされると誤薬に繋がるリスクも高いため、常に神経を使うことになります」(新堂さん)

3人の話に耳を傾けていたつのださんは、「そのような課題は日本全国、どこの介護施設でも抱えていることでしょうね。ところで『きくちゃん』のことはどうやって知ったのですか」と尋ねる。

「入所者とのコミュニケーションをもっと円滑にできないかと考えていた時、福祉関係の機器を紹介する展示会で『きくちゃん』のことを知りました。これなら幅広い人が使え、長時間使っても疲れにくい。テレビに接続して使うことができるのもいい。価格もリーズナブルだし、利用者さんのQOLを高める上で最適だと考え、導入を決めたんです」(松浦さん)

利用者とのコミュニケーションが円滑になり、介護スタッフの労力も軽減

続いて、つのださんは「きくちゃん」の活用で利用者とのコミュニケーションはどのように変わったのか。利用者や家族、介護スタッフや施設全体にどのような影響を与えたのかを聞いた。

「今まで、小さな音を聞き取りづらかった利用者さんとの会話が一気に増えました。今までふさぎこんでいた方が明るくなり、笑顔が増えました。会話も増え、リハビリテーションに前向きになった方も多いですね。『きくちゃん』を気に入ってご家族が購入された方もいますし、『早く家に帰ってお孫さんと話をしたいから』と、リハビリテーションを今まで以上に頑張るようになった方もいます」(新堂さん)

「会話が増えたことで利用者さんのことがより深く理解できるようになり、手厚いケアへとつながっています。透明なカーテン越しの面会でも『きくちゃん』を使えばスムーズに会話できるので、家族にも利用者さんにもとても喜ばれています。薬の確認などもスムーズになったので、スタッフの労力や負担も減りました」(松浦さん)

「『きくちゃん』を導入してから、施設全体の雰囲気もよくなりましたね。利用者さんが明るく前向きになり、私どもとのコミュニケーションが円滑になったからだと思います。コミュニケーション不足からくる行き違いやトラブルが減り、私どもの仕事もやりやすくなり、施設全体のサービス向上につながっています」(小山田さん)

「はーとぴあ」では今後、レクリエーションやカラオケの場などで、同時に複数の人に「きくちゃん」を使ってもらうことも考えているという。今まで小さく不明瞭な音を聞きづらく、お互い会話をすることが少なかった利用者同士のコミュニケーションも活発になることだろう。

子どもから高齢者まで、みんなで生の音楽の感動をわかちあえる社会をつくりたい

「はーとぴあ」で話を伺い、「きくちゃん」が利用者のQOLや家族の満足度、サービス向上に大きくつながっていることを実感したつのださん。骨伝導への期待はさらに高まり、日頃から接する機会の多い高齢者への思いを口にした。

「今後、『きくちゃん』の活用が全国の医療介護施設で広がり、高齢者の笑顔がもっともっと増えるといいなと思っています。僕は常々思うのですが、長い人生を生き、様々な経験をされてきた高齢者は知恵の塊です。そのような方が、耳が聞こえづらくなったことが原因で、自身のことを話さなくなってしまうことはあまりにももったいない。僕らはもっともっと高齢者の声に耳を傾け、その経験や知恵をよりよい未来へ生かすべきです」(つのださん)

また今回、介護施設での有用性を垣間見たつのださんは、「すべての人に良質な音楽を届けたい」との夢への思いも、さらに強めたようだ。

「ここ数年、コロナ禍によってコンサートなどで生の音楽を大勢で楽しむことが難しい状況が続きました。でも僕はやはり音楽は、生で聴いてもらい、大勢の方と一緒に感動をわかちあいたいと思っています。音楽を楽しむ権利は全ての方にあるはずです。そんな誰もが心ゆくまで音楽を楽しめる社会を、骨伝導なども活用しながらつくりたい。そんな夢に向かって、僕自身も挑戦を続けていきます」(つのださん)

つのだ☆ひろ プロフィール

中学生でドラムを始める。高2の時、ジャズドラムとリズム理論を富樫雅彦に師事。高3で鈴木弘とハッピー・キャッツでプロデビュー。石川順三グループやジャックスなどを経て、1968年、渡辺貞夫カルテットに参加。スイスのモントルー、アメリカのニューポートのジャズ祭など、各国のジャズイベントに出演。同カルテット退団後も、数多くのミュージシャンたちと音楽活動を重ね、ゲイリー・バートン、ロイ・エアーズ、ピンク・フロイドなど、世界のアーティテストたちとも共演を果たす。1972年「メリージェーン」が大ヒット。72年の発売以来7年を経て50万枚を突破し、日本フォノグラムよりゴールデン・ミューズ賞を受賞するなど、超ロングセラーとして親しまれる。ジャズ、ロック、ソウルなど幅広い音楽領域をこなす実力派アーティストとして人気が高く、ソングライターとしても数多くのヒットを飛ばす。ドラムスクール、ヴォーカルスクールなどを主宰し次世代のミュージャン育成にも力を注ぐ。