朝日新聞デジタル
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「うた・こえ・トーク」も健やかに のどを守り、声の文化を伝えていくために

株式会社浅田飴 代表取締役社長堀内邦彦さん

対談

シンガー・ソングライターさだまさしさん

創業130年を超える医薬品の老舗・浅田飴と、さだまさしさんをつなぐ縁には、浅田飴のCMを長く務めた故・永六輔さんの存在がありました。「まさしがのど飴をなめている。あ、さだ飴」という笑い話をつくった永さんとさださんは、40年以上の付き合い。9月6日の浅田飴の日を記念して、マルチな活躍が永さんをほうふつさせるさださんと、浅田飴代表取締役社長・堀内邦彦さんとの対談が実現しました。

被災地支援の気配りに、
老舗のモットーあり

堀内 さださんの曲はメロディーがいいですよね。個人的には『無縁坂』ですとか、最近では『都会暮らしの小さな恋に与える狂詩曲』が好きです。

さだ ありがとうございます。コンサートでもバラードが受けるんです。バラード以外も歌ってはいるんですけどね……。今日は、僕もお会いできるのを楽しみにしていました。浅田飴さんには、僕が設立した「風に立つライオン基金」で西日本豪雨の被災地支援活動をしているときに、製品の提供をお願いしたんですよね。現地で頑張っているボランティアの人たちを支援するために何が必要か聞いたら、物資は届いていると。ではほこりっぽい現地に飴があるといいだろうと考えて、お願いしたら、すぐに用意してくださった。あの時は本当にお世話になりました。

堀内 被災されたかたのお役に少しでも立てて、我々こそ感謝しています。

〝良薬にして口に甘し〟今に伝わる言葉が私たちのDNAです

さだ その時に担当のかたが、「浅田飴」は医薬品で用法・用量も決められているので、お子さんでもなめられるものがいいのでは?と5歳から服用できる「ガードドロップ」を用意してくださったんです。その気配りには感心しました。実際に現地で「お子さんにもどうぞ」というとみんな喜んでポケットに入れてボランティアに出かけていきました。なにかお願いした時、こちらの要求通りのものをくれるだけでなく、使い方や状況を思いやって提案してくれるというのは、なかなかないですよ。

堀内 当社は130年前の創業時から、薬が苦手な人にも受け入れられる家庭薬を、と考えてきた会社ですから、お子さんやお年寄りの服用しやすさを考える発想は、自然なことなんです。「良薬にして口に甘し」というのは明治時代につくったキャッチフレーズなのですが、その頃からの考え方が今に続いているんでしょうね。

さだ 創業以来の姿勢なんですね。それが社員に浸透しているというのがいいです。たくさんいただいたので、これから岡山、広島のほうにも持って行きます。(8月6日に岡山県総社市と倉敷市、同9日に広島県三原市、坂町を訪問)

シャレの利いた遊び心で
「あ、さだ飴」を実現

さだ 僕のコンサート会場だけで発売するグッズ、「あ、さだ飴」の製品化にも快くご協力いただいて。

堀内 「あ、さだ飴」、あちらこちらで広めていただき、うれしいです。

さだ 笑い話から「本当に製品化してみたらどうかな?」と思いつき、だめもとでうちのスタッフを浅田飴さんに交渉に行かせたらOKと。

堀内 それが、ちょうど社内でも、永六輔さんの追悼イベントにさださんが出ているのを見ていて、「うちのCMをずっとやってくれた永さんの後継者として、永さんと長いお付き合いのあるさださんと何かできたらいいね」と話していたんです。その次の日ですよ、さださんの会社から「あ、さだ飴」の製品化について電話が来たのは。これは運命かなと。社内会議では全員一致で賛成でした。

さだ 本当ですか! いや〜老舗の会社にあんなパロディー、断られるかもしれないと思っていたんですよ。僕は歌手になってからのどの具合を気にするようになったんです。楽屋に浅田飴が置いてあったのを永六輔さんが見たのか、作ったネタが「まさしがのど飴をなめている。あ、さだ飴」。ずっと前のその笑い話を最近ファンの人が探し出して、うちわを作っていたのをたまたま見たんです。「永さんがつくったネタだけど、デビュー45周年だし、製品化できないかな」と思いついたんです。

楽しいこと、面白いアイデア 言葉遊びが好きなんです

堀内 ただのパロディーではなく、今回の企画は永さんをはじめ色々なご縁がつながって生まれたもの、当社にとって大切な製品です。

さだ うれしいなあ。これがコンサート会場でよく売れまして。箱ごと「オトナ買い」する人がいたので、急遽(きゅうきょ)、僕がデザインした「オトナ買い用袋」を作りました。僕はよくコンサートグッズを考えるんですけど、長崎弁の「ばってん」をもじった「BUT-AND」と書かれた「ばってんTシャツ」以来のヒットになりました。

堀内 (笑)当初、1年分の予定ということで用意した「あ、さだ飴」が1カ月で完売したと聞いています。私も欲しかったのですが、社内にはなくて、買いました。

さだ 買ったぁ? ご本家なのに! 持って来ればよかったですね。コンサート会場にきてくれたみんなを見ていると、すごく喜んでくれていますよ。ラジオ番組などでほかの歌手の人に会うと「あ、さだ飴ちょうだい」とよく言われます。

堀内 「せき・こえ・のどに」ならぬ「うた・こえ・トークに」。さださんの作ったキャッチコピーもシャレが利いています。「良薬にして口に甘し」もそうですが、浅田飴初代社長の堀内伊太郎も「すきはらにめし、たんせきに浅田飴」など、うまいフレーズを考える人でした。

さだ 面白いことを言いながら真面目なメッセージを発信する、浅田飴のDNAなんですね。そういう企業だから永さんが気に入っていたのかな。

プロフィル

ほりうち・くにひこ/1887(明治20)年、東京都神田に堀内伊三郎が「御薬さらし水飴」(後に浅田飴と改称)を創製発売したことから始まる、株式会社浅田飴の代表取締役社長。同社の6代目として2003年に就任した。

さだ・まさし/長崎市出身。シンガー・ソングライター、小説家。'73年フォークデュオ・グレープとしてデビュー。'76年ソロ・シンガーとして活動を開始。「関白宣言」「北の国から」など数々のヒット曲を生み出す。ソロデビュー以来、通算4400回を超えるコンサートのかたわら、小説家としても「解夏」「風に立つライオン」などを発表。多くの作品が映画化、テレビドラマ化されている。またNHK「今夜も生でさだまさし」のパーソナリティとしても人気を博している。2015年8月、風に立つライオン基金を設立(2017年7月、公益法人として認定)。様々な助成事業や被災地支援事業を行っている。2020年は新型コロナウイルス感染拡大に対し、医療従事者や介護・福祉従事者への支援としてマスクや医療用ガウンなどの物資支援、及び介護・福祉従事者への感染防止対策の人的支援を行う。
2020年5月20日、オリジナルアルバム『存在理由〜Raison d’être』をリリース。