朝日新聞DIGITAL

広告特集 企画・制作 朝日新聞社メディア事業本部

CKDセミナーオンライン Report 2024.2.24 慢性腎臓病(CKD)を知っていますか?慢性腎臓病(CKD)についてよく知ろう! CKDセミナーオンライン Report 2024.2.24 慢性腎臓病(CKD)を知っていますか?慢性腎臓病(CKD)についてよく知ろう!

Reportオンライン採録

第1部 講演1

知っておきたい!腎臓を守るために大切なこと

田中 元子 先生

医療法人社団松下会 あけぼのクリニック 副院長

腎臓には、血液中の「必要なもの」と「不要なもの」を選別する働きがあり、必要なものは血液として体内に残し、不要なものは尿として体外に排出します。その他にも、老廃物(主に蛋白質(たんぱくしつ)の燃えかす)の除去、体内の水分調節、電解質濃度やpH濃度の調節、血液をつくる指示を出すエリスロポエチンの分泌、骨を強くするビタミンDの活性化などの働きがあります。

慢性腎臓病(CKD)は、腎機能が低下して腎臓本来の働きが徐々にできなくなる状態で、尿の異常(蛋白尿、血尿)、あるいはeGFR60未満のいずれかが3カ月以上続く場合にCKDと診断されます。このeGFRは血清クレアチニン値と年齢、性別から算出される腎機能の指標で、CKDのステージは、eGFRによって1~5期に分類されます。また、重症度は蛋白尿とeGFRで定義され、腎機能が悪く、蛋白尿が多いほど重症度は高くなります。

田中元子先生

近年、CKDの原因として糖尿病や高血圧、肥満などの生活習慣病が増えています。CKDでは腎機能が5分の1(eGFRが20)になるまで自覚症状はほとんどありませんが、進行するとむくみや高血圧、貧血、骨が弱るなどの症状が出てきます。また、腎機能がさらに悪化して末期腎不全になると透析や腎移植が必要になることがあります。

透析導入の原因疾患の1位は糖尿病性腎症、2位は高血圧性腎硬化症です。糖尿病の方は糖尿病性腎症予防・早期診断のため、尿中アルブミン検査を受けることが大切です。また、CKDになると心血管疾患(心筋梗塞や脳卒中)のリスクが高くなることが報告されています(心腎連関)。

CKD治療の目的は、①末期腎不全に至らないようにする②末期腎不全へ至る時間を遅らせる③心血管疾患の新規発症や進展を防ぐことです。そのためCKDの治療の基本は、血圧管理、血糖管理、食事療法、肥満解消、禁煙の五つで、治療方針はステージ別に示されています(図)。ステージ1と2は生活習慣の改善が基本、ステージ3と4では蛋白質制限や薬物療法、貧血管理なども必要になります。

CKDステージ別の治療法

以前、熊本市は他の政令指定都市より透析実施件数が多い(平成22年国勢調査)ことから、かかりつけ医と腎臓専門医の2人主治医制で患者さんを診るCKD対策病診連携医システムを構築した結果、透析実施件数は徐々に減少しています。

もし腎臓病になっても、さまざまな職種のスタッフが連携し、患者さんをサポートしますので、まずは早期発見のため健診を受けましょう。

共催
アストラゼネカ株式会社、協和キリン株式会社、公益財団法人 日本腎臓財団
協力
朝日新聞社メディア事業本部
後援
東京都、日本医師会、東京都医師会、日本腎臓学会、日本透析医学会、日本臨床工学技士会、日本腎不全看護学会、全国腎臓病協議会、東京腎臓病協議会、日本栄養士会、日本薬剤師会、日本腎臓病薬物療法学会、日本腎臓病協会、腎臓サポート協会、多発性嚢胞腎協会(順不同)