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CKDセミナーオンライン Report 2024.2.24 慢性腎臓病(CKD)を知っていますか?慢性腎臓病(CKD)についてよく知ろう! CKDセミナーオンライン Report 2024.2.24 慢性腎臓病(CKD)を知っていますか?慢性腎臓病(CKD)についてよく知ろう!

Reportオンライン採録

第1部 講演2

CKD予防とCKD食事療法のポイント

徳丸 季聡 先生

金沢大学附属病院 栄養管理部 栄養管理室長

CKDを予防する食生活

CKD予防で気を付けることは、①塩分を減らす②カリウムをたくさん摂(と)る③メタボリックシンドローム(以下メタボ)を予防する④節度ある飲酒の四つです。

厚生労働省の調査によると、塩分の7割は調味料から摂取されています。従って、塩分が多いしょう油や味噌(みそ)を減らし、酢や香辛料など塩分が少ない調味料に置き換えていくことが減塩の近道です。

カリウムは利尿作用を高め、体内の塩分を排出する働きがあります。このカリウムを多く含む食材はイモ類や野菜、果物で、野菜ジュースでも摂取できます。

メタボ対策としては、ランチョンマット法を紹介します(図)。図のようなルールを守ることで自然と食事が適量になります。

食事の適量を知ろう~ランチョンマット法~

飲酒の適量は、純アルコールに換算して1日20gとされます。日本酒なら1合、ビールなら500mLです。また、糖質の量にも注意が必要で、焼酎やウイスキーには糖質は含まれません。さらに、お酒との上手な付き合い方として、3杯目からは惰性で飲まず、炭酸水やお茶に切り替える、お酒の合間に酔いを和らげる「和らぎ水」をはさむことを提案しています。

CKD患者さんの食事療法のポイント

食事療法のポイントは、①減塩②蛋白質制限③エネルギー補給④カリウム・リン制限の四つです。

減塩は食事療法の基本で、蛋白質制限はカリウム・リン制限を兼ねています。蛋白質は肉や魚に多く含まれますが、食品によってその量は異なり、低蛋白質に調整された米やパンの利用も有効です。なお、蛋白質制限とエネルギー補給はセットで行うことが大切で、脂を多く含む魚や肉を選ぶことによって効率よく蛋白質制限とエネルギー補給ができます。さらにエネルギー補給には、トーストにバターとジャムをぬる、ゆで卵にマヨネーズをつけるなど、油分や糖分を上手に取り入れましょう。

徳丸季聡先生

続いて、カリウムは水に溶けやすいため、野菜などは水にさらす、ゆでこぼすなどの調理の工夫で減らすことができますが、炒める、蒸す、電子レンジ調理では減らすことができないため、注意が必要です

また、リンも蛋白質を含む食品に多く含まれています。リンには、自然由来の有機リンと添加物由来の無機リンがあり、有機リンは肉や魚に、無機リンはハムやかまぼこなどの加工食品や練り製品に多く含まれています。リンもゆでると減らすことができますが、無機リンは吸収率も高いため、摂り過ぎないよう注意しましょう。

共催
アストラゼネカ株式会社、協和キリン株式会社、公益財団法人 日本腎臓財団
協力
朝日新聞社メディア事業本部
後援
東京都、日本医師会、東京都医師会、日本腎臓学会、日本透析医学会、日本臨床工学技士会、日本腎不全看護学会、全国腎臓病協議会、東京腎臓病協議会、日本栄養士会、日本薬剤師会、日本腎臓病薬物療法学会、日本腎臓病協会、腎臓サポート協会、多発性嚢胞腎協会(順不同)