齋藤薫の美しい歳の重ね方
好奇心が強い人は、歳をとらない……
それが精神論ではなく、ついに科学的に証明された!
世界中を旅する人、世界中旅したいという計画を持っている人は、そのモチベーションのありかについて、皆同じ説明をする。「知らない国があることは嫌だから」「知らないことがあるのは嫌だから」……何と言う力強い言葉だろう。言葉自体がキラキラしている。そこにもう生命力が煌(きら)めいて見える。そういう感情こそが、明日を生きる糧になるからなのだろう。
実際に、“いろんなことを知りたい人”は目立って元気で行動的、あちこちに足を運んでは様々なことを自ら体験している。いつもうらやましく思っていた。好奇心が強いと、それだけで人生が充実すると気づかせてくれたから。それこそ常に本人がキラキラして見えたから。つまりある種の“精神論”として、「好奇心が強いと、人はいつまでも若々しい」という法則は、既に私たちの中にも何となく息づいていたのだ。
ところがここへ来て、その法則が“精神論”ではなく、あくまでも「脳と肌の関係性」の研究成果として科学的に明らかにされたのである。好奇心を感じると肌に弾力が生まれる。しかもその弾力肌に手で触れると、それだけでまた新たな好奇心が生まれるという、思いもよらなかった素晴らしい良循環までが解明されたのだ。発見したのは、今や未知なるエイジングケアの扉を次々と開いているポーラ。だから当然これに対応する化粧品も誕生する。ただ、好奇心が肌の弾力を高めると知るだけで、なんだかワクワクしてくるはずだ。
そもそもが、知りたいことがあるだけで胸が躍る。知れば知るほどもっと知りたくなる。知識欲が“読むこと”や“調べること”を楽しくし、知的好奇心が“出かけていくこと”、“体感すること”を喜びにする。もちろんそれだけで、細胞が活性化して単純に若さが目覚める事は容易に想像できるけれど、でもさらに深いところで脳と肌がつながっている証しとして、好奇心を感じるたびに肌がピンと張り、押し返す肌になっていくわけで、なんだか体中が煌めく生命力で溢れかえるよう。こんなにポジティブなエイジングケアってなかったのではないか。生涯好奇心を持ち続ければ、運命は変わる。今はっきりそう言い切りたい。

さいとう・かおる
女性誌編集者を経て美容ジャーナリスト/エッセイスト。多数の連載エッセーを持つ他、美容記事の企画、化粧品開発・アドバイザーなど幅広く活躍中。『“一生美人”力』ほか著書多数。Yahoo!ニュース「個人」でコラム執筆中。
