Beauty
2023.04.26

齋藤薫の美しい歳の重ね方
痩せたい人に教えたい「二者択一の心理的ダイエット」という気づき!?

「趣味、ダイエット」みたいな人がいる。健康のためにも、常にダイエットを気にかけているのに、なかなか痩せないと訴える人もいる。現状維持が続くから、ある種の膠着状態。もちろんそれでベスト体重を保てているならいいが、痩せたいと思う人にはストレスだろう。じつは私自身も、5kg痩せたいのにどうしても2kgしか痩せないままがずっと続いていた。

そんな自分が行き着いたのが、二者択一ダイエット。まず膠着状態を抜け出すには何かドラスティックなことをしなければと悟ったのだが、甘いものを断つとか、揚げ物をやめるとか? どちらも大好物だけに辛すぎる。

実はここで気づくのが、両方だから辛すぎるのであって、どちらかを禁止する代わりにどちらかを許す、二者択一にすると驚くほど上手くいくということだった。つまりは、自分に対してのアメとムチ。正直ここは悩んだが、甘いものを食べ続けると疲労感にもつながると言うし、思い切って油ものを選択。常に口にしていた甘いものを最小限に抑える代わりに、揚げ物は躊躇なく食べる。そんなふうにこれを我慢すれば、あれが食べられるというふうに、自分にご褒美をあげるスタイルを取ったのだ。

不思議なことに、自分を納得させての禁止である上に、人間の体はすぐ慣れるから、甘いものを食べ続けないことは3日で慣れた。気がつけばムチがなくなり、いつの間にかアメだらけ。油ものを食べられる喜びだらけになった。その結果5kg痩せに成功した。

この二者択一は、自分に喜びを与えることで成功に導く、心理的なダイエット。辛い方法は無理と、いつの間にか緩い方法にどっぷりつかって結果が出ない人に。ぜひぜひ試してほしい。

齋藤 薫 さん
美容ジャーナリスト/エッセイスト

さいとう・かおる 女性誌編集者を経て美容ジャーナリスト/エッセイスト。多数の連載エッセーを持つ他、美容記事の企画、化粧品開発・アドバイザーなど幅広く活躍中。最新刊『“一生美人”力セカンドステージ──63の気づき』(朝日新聞出版)ほか著書多数。