Recipe
2018.12.08
コウケンテツの“アジアの台所から”
[ラオス]神バランス
ラオスの名物バゲットサンド「カオチーパテ」
名画『ベスト・キッド』にて、パット・モリタ演じるMiyagiさんはこう言った。「空手も人生もバランスが大事」だと。ラオスの首都ヴィエンチャンにて。名物のサンド、カオチーパテの屋台のヤングなメンズの店員さんもこういった。「パンと具のバランスが大事」だと。そしておもむろにバゲットを持ち上げ、なんと炭火で炙りだした。「うちの自家製の手ごねバゲットを炙って使うことで最高のサンドが完成するんだよ」と。そう、カオチーとはバゲットの意味。自家製、手ごね、炙る……このキーワードを聞くだけで本物との出会いを予感させた。ヤング店員は早業でオリジナルの具を次々にはさんでいく。完成したずっしりと重みのあるカオチーにかぶりつく。パリっとした皮の食感に中はもちもち。これがフランスを上回ると言われるラオスのバゲットだ。
レバーパテ、チャーシューの旨み、チリソースの辛みをきゅうりの食感と紅白なますの酸味がさっぱりさせてくれる。パクチーの清涼感もたまらない。そしてラオス産のコーヒー豆を使ったカフェとともに。そのすべてのバランスは完全無欠の完璧さ。ヴィエンチャンで僕が出会ったカオチーパテはまさに“ベストサンド”なお味だった。
カオチーパテ
材料(2人分)
- バゲット…1/2本
- 鶏レバー…200g
- クリームチーズ…60g
- ハム…4枚ほど
- チャーシュー…4枚ほど
- 薄切りのきゅうり(パンのサイズに合わせて)…4枚ほど
- マヨネーズ、スイートチリソース…各適宜
- 香菜…たっぷり
- 刺身しょう油…少々
<紅白なます>
- 大根、にんじん、きゅうり…各100g
- 砂糖…大さじ1
- 酢…大さじ2
- 塩…適宜
作り方
- 紅白なますを作る。大根、にんじんは皮をむいて細切りにする。塩もみをしてしばらくおき、水気をしっかり絞る。砂糖、酢を加えて混ぜてしばらくなじませる。
- 鶏レバーは白い部分を切り落とし、半分に切って血あいを取る。冷水にしばらくつけて血抜きする。5分ほど塩ゆでしてすり鉢でクリームチーズと混ぜ合わせる。
- バゲットは切り込みを入れ、炭火で炙る。2のレバーパテをパン塗る。
- 細切りにしたきゅうりを3にのせる。マヨネーズをたっぷりかけてハムをのせる。チリソースをかけてチャーシューをのせる。1のなますをのせる。たっぷりのパクチーをのせ、刺身しょう油をほんの少しかけていただく。
(料理:コウケンテツ/撮影:キッチンミノル)

コウケンテツ
大阪府出身。テレビ、雑誌、講演会など多方面で活躍中。3児の父でもあり、親子の食育、男性の家事・育児参加、食を通してのコミュニケーションを広げる活動に尽力。
