Life Style
2020.08.14

知花くららの“日日ことり”
たはむれて眠る子のうへ泣く蟬の鎧のごとき漆黒の腹

昼寝どき、うつらうつらしつつも何やら指を指して、おしゃべりする娘っ子。その先には、みんみん蟬が。漆黒に光る小さなお腹を、きゅうっと縮ませたり緩めたりして鳴いている。小さな体からこんなに逞しい声が出るなんて。短い夏を生きる命の声、まだ幼い娘っ子にもきっと届いた。