春、歩く、撮る、飾る
スマートフォンで写真を撮ることは、今や日常茶飯事。機能もますます進化しているから、ちょっとしたアーティスト気分も味わえて、もっと良い写真が撮りたいとか、上手になりたい、と前向きな欲も湧いてきます。季節は春。自然は美しく輝き、アクティブに行動したくなるとき。おのずと撮影の機会も増えます。そこで、今よりもっと撮影の腕を上げるポイントをプロに聞いてみました。さらに、撮った写真をスマートフォンに残したままではもったいないから、「飾る」アイデアもご紹介。
(取材:山口さとえ、編集部)
“撮る”に自信をつける!
写真家・前康輔さんにスマートフォンで撮るポイントを聞いてみました

まえ・こうすけ
1979年、広島市生まれ。主に雑誌や広告媒体で、ポートレートや旅の撮影をするほか、個展を定期的に開催。2000年キヤノン写真新世紀佳作、2003年清里ヤングポートフォリオ入選。2007年富士フォトサロン新人賞を受賞。写真集「倶会一処」。
Point1 できるだけ自然光で撮る
真っ暗でなければ、電気の灯りはできるだけ消して自然光で撮るようにします。もし夜に撮影する場合は、LEDや蛍光灯ではなく、白熱灯が太陽の光に近くてベターです。白熱灯であれば、ホワイトバランスの調整で自然光に近づけることができます。
Before
After
Point2 垂直・平行をしっかりとり、正対させる
スマートフォンは広角レンズのため、パースに歪みが出ます。ですから、まずは被写体に対して真正面に立つことを意識して、垂直・平行をしっかりとるようにします。これだけで、写真の印象は大きく変わります。
Before
After
Point3 余計なもの&いらないものは除く
写真を撮るときは「何を撮るか」よりも、いらないものを「いかに排除するか」が大切です。写真に入れる情報は2つくらいにとどめるのがベスト。例えば“5W1H”なら、「どこに」「誰といる」かで十分。これ以上の情報を写真に入れると主役がぼけてしまいます。
Before
After
見栄え効果が上がる
Point4 加工アプリは「vsco」がおススメ
加工アプリはたくさんあれど、一押しは無料アプリ「vsco」(https://vsco.co/store/app)。多彩なフィルターをかけるだけで、簡単に雰囲気のある加工ができます。なかでも、一番使いやすいフィルターと評判の「C1」を使うと色味が鮮やかなフィルム風の写真に。細かい加工も可能で、たとえば「フェード」(くすみをかける加工)を調整すると優しい雰囲気になります。加工で大切なのは「自分の心を通して見た風景」に近づけること。夕日が綺麗(きれい)でシャッターを切ったのに、スマートフォンの画面を見て「あれっ?なにか違う!」と思った経験はありませんか? スマートフォンで人のココロまでは写せません。自分の心を通してどう映ったのか、それを加工で表現します。
Point5 一番大切なことは、最初に「心が動いた」瞬間を撮ること
何かを見た時に心が動く。それを誰かに伝えたいと思い、シャッターを切る。それこそが結果的に心に残る写真を撮るポイント。逆に、「ほめられたい」「おしゃれに見せたい」といった気持ちが先行すると、それは写真にも表れてしまいます。「心が動く」その針の揺れはほんの少しでいい。心の針が揺れやすいように、普段からいろいろなものを見て、ほんの小さな揺れに気づける自分でいること。それこそが何より大切です。
プリントしたら「飾る」
教えてださったのは
インテリアスタイリスト 茂木雅代 さん
もてぎ・まさよ
日立デザイン研究所のプロダクトデザイナー、サザビーを経て、1992年にスタイリストとして独立。雑誌、広告媒体でインテリアスタイリングを担当するほか、展示会会場構成、ショッププランニング、ブランディングなど幅広く活躍中。
ノートの表紙に貼って、花と一緒にテーブルにさりげなく置く演出。季節を表現するインテリア小物として存在感を発揮してくれる。
プリントした写真をコラージュ風に壁に両面テープで貼り、大き目の額縁を置いて、ギャラリー風に。
イス/TITLES
TEL:03-6434-0616
(スタイリング:茂木雅代)
その場で即プリントしたいなら
タカラトミー「Printoss(プリントス)」
「後で写真を送るね」と言ったまま渡せなかったこと、ありませんか?“スマートフォンで撮影した写真をすぐに渡すことで、印象的な思い出になる”という発想から誕生。電池とアプリは不要で、簡単操作が魅力(希望小売価格3,700円/税別)
www.takaratomy.co.jp/products/printoss/
富士フイルム「スマホdeチェキ」instax SHARE SP-3
チェキならではの“撮ってすぐ出てくる”を、スマートフォンの写真でも可能に!画像を「スマホdeチェキ」に転送してからプリントまで、わずかに10数秒!「スマホdeチェキ」 instax SHARE SP-3(参考価格25,650円/税込)。チェキ独特の風合いは残しながら、高解像度の写真に!
http://instax.jp/share/
※上記のPoint1〜5の写真はSP-3でプリントしました。
“撮る”に自信がついたら、カメラを!
Sony「α5100」
より高画質・高性能のカメラが欲しい!と思った方にオススメは、デジタル一眼カメラ「α5100」のパワーズームレンズキット(ILCE-5100L)。軽量・コンパクトで持ち運びに便利。液晶画面に触れるだけで初心者でも簡単に撮影できます。自分撮りやスマートフォンへの転送もでき、その場でSNSのアップも可能!(オープン価格)
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