Life Style
2022.11.24

価値観の違いに悩まないで。すべて前向きにとらえて
美容家 IKKOさん、日々の質を高める10の"気づき"

人はそれぞれ、大なり小なりの悩みを抱えて生きています。だからといって、いつも曇った心で暮らしたくはありません。そんな自分を励まし、背中を押してくれる言葉が欲しい! 編集部もたくさんの気づきをいただいたIKKOさんの生き方指南をご紹介。 

(取材・文:浅野祐子/構成:ボンマルシェ編集部)

IKKO さん
美容家・タレント

イッコー 美容師を経て、ヘアメイクアップアーティストに。美容家、タレントとして活躍し、コスメの商品開発や執筆、公演、書家など幅広く活動中。

心も肌も日々磨き続けてこそ輝ける

「リモートでの仕事やオンラインでの会話の日常が定着しつつあります。AIの存在もますます大きくなっています。でも、AIに優れた仕事はできても人間の情や心の部分はカバーできません。だからこそ、これからの時代は、豊かな感情と人間味あふれる心をしっかり持てる人が生き残っていけると私は信じています。心と頭を柔軟にして、いいと思うことをどんどん取り入れて。そして柔軟に、ということでは、お肌もうるおわせて柔らかくすることが大切。硬くなった肌は乾いた畑と同じで養分が浸透しません。気持ちがすさむ日もあります。でも、翌日はまた立ち上がって!」(IKKOさん)

最低でも1日1回は手のひらで「お手当て」を

心が晴れないとき、手のひらで顔を包み込むようにそっと当てて、手の温もりを感じてみて。人に手を握ってもらったり、背中を触ってもらったりすると落ち着きますが、これが「お手当て」です。手の温もりは、人を楽にしてくれます。手を当てながら「気楽に、気楽に」「大丈夫、大丈夫」と自分に言い聞かせていると、メンタルケアにもなりますよ。私は、朝、このお手当をして、心を落ち着かせながら、肌の状態も確かめます。肌は正直。内面にある問題がすぐ現れますから、あわてず善処を!

すてきと思う人の所作を真似て品格を高める

遠くから見ても、きれいだなと思える人っていますよね。それは、近距離で見た細かな部分より、全体像からかもし出される品位が佇(たたず)まいとして感じられるからでしょうか。そんなまぶしい人を見て、「もともと品格とは無縁だから」とあきらめないで。品格も、日頃の努力でやがては自分の身につくと私は信じています。お手本にしたい人をよく観察して、所作を真似て、取り入れていくと、少しずつ自分のものになっていきますよ。

笑顔は宝!美容効果も幸せ運もアップする

人は、自分を明るくしてくれるもの、エネルギーの感じられるものに引き寄せられます。それは、つねに日の差す方向を向いて咲くひまわりのように。私はどんなときでも笑顔を忘れないで生きてきました。笑顔はナチュラルキラー細胞という免疫細胞に影響を与えて、免疫力を高めてくれるといわれます。たとえ最初はつくり笑顔でも、口角を上げていると脳に伝達されます。笑門来福。つらいときこそ笑顔で。

マスク生活でも表情筋は意識的に動かして

マスク生活でいちばんツライのは、顔の筋肉である表情筋が衰えていくこと。表情豊かに表情筋を動かして笑ったり、話したりすることが減ると、表情筋が凝りかたまってしまいます。表情が豊かな人は表情筋の動きがスムーズな人ともいえます。キホンのスキンケアと同時に、1日に1回は表情筋をもみほぐすマッサージを。

受け流す力を養って人の感情の渦に巻き込まれないで

人の感情は、山の天気のように変わります。ときには、さまざまな事情で人付き合いどころではなく、気持ちが離れていくこともあります。大事なのは、人の感情で自分が振り回されないこと。相手の心を思いやる度量と、さらりと受け流す力を身につけて。人の心の移り変わりを冷静に受け止め、「去る者は追わず」と割り切ることもときには必要です。

体も家も人間関係も滞らせずに風通しよく

外の世界で心が乱されても、家がきれいに整っていれば心身が癒やされ、気持ちの立て直しができます。居心地のよい家は、やさしい心を養う拠点です。風水では、家の「気」は滞らせず、いつも循環させておくと良い「気運」がくるといわれますが、循環は健やかな体と肌には肝心なもの。腸内環境を整えるのも大切。人間関係も、自分の周りの景色をきれいにするという意味では大切な要素。昔から「きれいなところに汚いものは入ってこない」といわれることを忘れないで。

生きる力になる自信は80%くらいがちょうどいい

近頃は、自己肯定感の低い若い方が多いようなので、私は「自分に自信をもつことが生きる力になる」とアドバイスしています。でも逆に、自信があり過ぎるのも問題で、揺るぎない自信で柔軟性が失われ、人の言葉に耳を傾けないまま突っ走る危険性も。自信はパワーになりますが、過剰な自信は人との協力関係がうまく結べなくなることも。人は一人では生きていけません。困ったときは人の助けが必要です。おごらず、高ぶらず、自信は80%くらいで。

対人関係のキホンは相手の動線を乱さない

自分ががんばっていると、人にも同じようながんばりを求めてしまいがち。「私がここまでやるのだから、あなたもね」と、人の心の機微が見えなくなりがちに。例えば、一心不乱に歩いていると、前後に大きく振る自分の肘(ひじ)が人に当たっていても気づかないもの。でも相手は痛い思いをしています。そうならないよう、つねに周りの人を意識して、フォローする気遣いを。人には人のやり方があり、それが乱されると不安と不快な思いをさせてしまいます。

小さな感動に目を向けて、その日のストレスはその日のうちに浄化

どういうわけか、ツライ出来事は立て続けに起きることがあります。その流れを早く断ち切りたいときは、心のスイッチングを。「ツライ、大変、イヤ」とばかり思っていると、また嫌なことを引き寄せてしまいます。そのために有効なのは、小さな幸せや喜び、感動に目を向けること。私はウォーキングして気分転換しています。街の情景を見たり、道端に咲いている花に心を寄せたり、心がふっと軽くなることだけを考えるようにします。要は、頭の中で「自分騙(だま)し」をするのです。

「顔は心の写し鏡」元気カラーで気分を上げる

私は以前、仕事で行き詰まっていたときに、「今、あなたの頭の中は何色?」と聞かれたことがあります。そのとき、ピンクじゃないことは確かだわと思いました。ピンクは私が幸せを感じる色。心が晴れていると脳も幸せ色を想(おも)い、沈んでいるとくすんだ色を感じるようです。もしも自分に元気が足りないと思ったら、ビタミンカラーを身に着けてみて。色には力があります。目から脳に元気信号が送られて、心のエネルギーアップになります。