Life Style
2022.12.21

ホリデーシーズン、「音声メディア」に耳を傾けてみませんか?
"耳活"で始まること、広がること

ワンピース/ミュラー オブ ヨシオクボ TEL:03-3794-4037

"耳活"って? ラジオやポッドキャストなど、音声で配信されるコンテンツを楽しく聴きながら、さまざまな情報を耳からインプットして、自分をアップデートする新しい"学び"のスタイルです。ながらで聴いても、スイッチを入れた瞬間、時空を超えて、自分と番組がスーッとつながる楽しい感覚。ぜひ、自分に合った番組を探してみて! 

(撮影:深山徳幸〈浜島さん〉/ヘアメイク:横谷百栄〈FIX-UP 浜島さん〉/スタイリスト:福田麻琴〈浜島さん〉/取材・文:酒井亜希子〈スタッフ・オン〉/構成:ボンマルシェ編集部)

人気パーソナリティーが想(おも)うこと
"目"のメディアから"耳"メディアの世界に飛び込んで……

「"耳メディア"は暮らしに寄り添ってくれる、ささやかなエンターテインメントです」

浜島 直子 さん
モデル

はまじま・なおこ 1976年北海道生まれ。ファッション誌『mc Sister』『MORE』などで活躍後、テレビ番組「世界ふしぎ発見!」ミステリーハンターとして50カ国以上を訪問。2020年には初の随筆集『蝶の粉』(mille books)を出版。

実家の父が運転する車では昔から地元のラジオが流れていて、今でも帰省して耳にするとホッとします。東京では撮影のロケバスの中で。ラジオは私にとって無意識に慣れ親しんできた、日常の景色のような存在です。そんな私がラジオのパーソナリティーを務めるようになって12年。リスナーの方から「毎週、掃除をしながら聴いています」「はまじ(浜島さんの愛称)の声を聴くと、その日の自分の体調までわかるような気になります」といったメッセージをいただくうちに、ラジオはリスナーが自分の生活に"引き寄せて"聴けるメディアなんだと気づきました。刺激の強い情報が次々と飛びこんできて目を奪われる映像メディアと異なり、自分のライフスタイルに合わせて、何かをしながらでも楽しめるものなんだと。それからは以前にも増して、"耳心地"がよく、聴いていて疲れない放送を心がけています。日常の一部として、"耳活"を取り入れてもらえたらうれしいです。

浜島さんの担当番組はこちら!

CURIOUS HAMAJI
bayfm78 土曜11:00~11:48

含蓄のあるゲストトークのほか、浜島さん自身のプライベートも紹介。「親戚のおばちゃんのおしゃべり感覚で、リラックスして聴いてもらいたいです」(浜島さん)bayfm:周波数78.0MHz※関東エリア以外ではradikoアプリの有料サービスで聴取可能。

人気パーソナリティーが想うこと
ラジオDJ歴25年以上!

「スイッチを入れればそこに"いつもの人"がいる。ホッとできる、行きつけのお店のような場所」

秀島 史香 さん
ラジオDJ・ナレーター

ひでしま・ふみか 1975年神奈川県生まれ。大学在学中にラジオDJデビュー。ラジオ番組のほか、テレビ、映画などのナレーション、美術館の音声ガイドなどでも活動。最新刊『なぜか聴きたくなる人の話し方』(朝日新聞出版)が好評発売中。

街やイベントでリスナーの方にお会いすると、「秀島ーっ!」と呼ばれることがあるんです。「呼び捨て(笑)?」なんて思いつつ、実はラジオDJ冥利(みょうり)に尽きると言いますか……。親しみを込めて呼んでくださるのは、"声"のメディアならでは、なんですよね。たとえばテレビでアナウンサーの方の個人的なお話を聴ける時間はほとんどありませんが、ラジオDJは3時間、4時間の番組をひとりで回すことも少なくありません。リスナーとして聴いていても、「クリスマスケーキを予約したんですけどね……」なんて、日々の暮らしや考えていることが意図せず伝わって、「お友達になれるかも?」という錯覚を起こしてしまうほど、"距離"が近いんです。

私がラジオを聴き始めたのは、家族でアメリカに引っ越した小学校6年生のとき。英語がまったくわからず友達もできず、夜も寝付けないときに励まされたのがラジオでした。話の内容はわからなくても、「今この時間に、誰かが一緒に過ごしている」と感じられて、人の声がとても近く温かく聴こえたんです。英語が少しずつ聴き取れるようになってくると、明日の天気や野球の試合結果を教えてくれるラジオは、外の世界とつながれる場所でもありました。

スマホの指先ひとつでなんでも情報が得られ、AIアナウンサーがテレビでニュースを読むようになったこの時代に、生身の人間であるパーソナリティーには何ができるんだろう、とも考えます。でも、誰かの他愛のないおしゃべりにホッとしたり、元気づけられたり……。「スイッチを入れると、そこに親しい人がいる」と感じてもらえる関係性に、私はすごく惹かれるんです。コロナ禍で音声メディアが注目を集めたのも、同じ理由なのではないでしょうか。

この数年は、ラジオ番組がインターネットで配信されるサービス「radiko」や、録音された音声が「Spotify」や「Apple Podcast」といったサービスで配信される「ポッドキャスト」も人気です。どちらも好きな時間に好きなように聴けて、とてもありがたい。ポッドキャストはラジオよりさらに個人的だったり専門的だったり、ある意味とがった多様性のある話が聴けて、まるで図書館みたい! 気になる人や話題で番組を検索すると、思いがけない世界が広がっていきます。私も"耳活"で広がる世界の面白さを、楽しんでいます。

秀島さんの担当番組はこちら!

SHONAN by the Sea
FMヨコハマ 日曜6:00~9:13

茅ヶ崎出身の秀島さんが、湘南の四季折々の自然の変化や休日の過ごし方、そこに住む魅力的な人々のライフスタイルなども紹介。心地よい音楽とともに潮風が感じられる。FMヨコハマ:周波数84.7MHz※関東エリア以外ではradikoアプリの有料サービスで聴取可能。

秀島さんもポッドキャストで"耳活"

©TBSラジオ

ジェーン・スーと堀井美香の「OVER THE SUN」

「生きてりゃいろいろあるよね、みんなお疲れさん! と元気になれる番組。友達にもおいそれとはできない話題もあって、圧倒的な面白さです!」(秀島さん・以下同)

氷川きよし kiiのおかえりごはん ※アーカイブ配信中

「氷川さんが食材を洗ったりお鍋でグツグツ煮込んだり、料理をしながらおしゃべり。国民的スターの素の姿が浮かびます。私もキッチンで夕飯を作りながら聴くことも」

Temple Morning Radio 

「僧侶の松本紹圭さんがほかのお坊さんを招いてトークする前半と、全国のお坊さんのお経を聴ける後半からなる番組。朝の満員電車でも、心がザワザワする夜にも」

"紙文化"から"声文化"へ
本の編集者がポッドキャストを面白いと思うワケ

「"聴く読書"は新しい形の学びになるんです」

若林 恵 さん
編集者

わかばやし・けい 1971年生まれ。平凡社を経てフリー編集者に。2018年黒鳥社を設立しコンテンツ・ディレクターに。雑誌、書籍、展覧会図録などの編集を数多く手がける。

3年ほど前から、ポッドキャスト番組を企画・制作、出演もしています。僕はもともと人文社会学系の出版社出身なんですが、これまで本で読まれてきたような社会問題や学問に関するコンテンツも、"耳"で聴いてみると、また違う体験になるんじゃないかな、って。たとえば文化人類学の先生がどこかの国の遊牧民について話すとき、"目"からの情報がないと、聴いている人はそれぞれ自分の想像力で補って、自分なりのリアリティーを作り出すことができる。それが面白いんです。
政治・経済から料理、サッカーといった趣味まで、膨大なポッドキャスト番組がある中で、「何を聴いたらいいかわからない」という人もいるかもしれません。でも現実世界でも「この人の話し方が好きだな」「ちょっとこの人はうさんくさいかも」って感じることはあるじゃないですか(笑)。"声"はごまかしがきかないからこそ、自分の感覚を信じて、好きな番組を見つけてみてください。

若林さんが手がける番組はこちら!

こんにちは未来

若林さんとN.Y.在住のジャーナリスト・佐久間裕美子さんが、時事を絡めて音楽、アート、政治、ビジネスなどカテゴリーを問わず語り尽くすトークセッション。

blkswn radio

若林さんが代表を務める黒鳥社の音声コンテンツレーベル。若林さんが気になった書籍の一部を音読する「音読ブラックスワン」は配信100回を超える。

自分に合う番組、どう選べばいいの?
ポッドキャストのキュレーションサイト

「NEW RADIO NINE」編集部山内 涼さんと佐藤我聞さんが"耳活ビギナー"にオススメするのは?

"好奇心"と"探求心"をくすぐる番組をピックアップしていただきました!

©TBSラジオ

安住紳一郎の日曜天国 

「大人気のラジオ番組から、特に面白い部分が切り出されています。安住さんのトークもリスナーからのおたよりも、だれが聴いても面白い! まずはメッセージコーナーの回からどうぞ」

今日のおいしい

「パリ在住の川村明子さんが食べたものの話。クリームシチューかけごはんや見た目がパッとしないタルトなど、気取っていないのにおしゃれ。パリに行った気分になれます」

ベジフル大百科 The CROPS 

「私たちがふだん食べている農作物を育てている農家さんたちが、その思いや苦労を語る番組。この野菜でこんな料理を作ろうかな? といったヒントにもなります」

おしゃれの呪いを解くラジオ 

「パーソナルスタイリストで公認心理師の久野梨沙さんが、"そんな考え方が!"という視点を授けてくれ、おしゃれがもっと楽しくなります。これまでの服装がしっくりこなくなってきた人に」

日本一の洗濯屋が教える 間違いだらけの洗濯術 

「毎日の洗濯をハッピーにするプロ集団・洗濯ブラザーズが洗濯術をレクチャー。洗剤の適量、ネットの正しい使い方etc. 知っていますか? 気になるテーマを選んで聴いても」

新聞1面じゃなくても大事なこと。−SDGsを話そう− 

「朝日新聞の記者らが、通常のニュースなら5分も報じられないようなトピックについて30分も1時間も語る番組。多様性から環境、平和まで、社会課題について幅広く学べます」

NEW RADIO NINE とは

急増するポッドキャスト番組の中でも、本当に面白い番組にスポットを当てるべく、昨年12月にスタート。世界中の多種多様な音声コンテンツをセレクトして紹介している。https://nr9.jp/

ここでご紹介した「ポッドキャスト」番組が無料で聴けます!

"耳活"スタートにオススメの「ポッドキャスト」番組はこちらから!

痛快に笑える話、安らぎをくれる言葉、暮らしの知恵、アカデミックな話題……人気パーソナリティーやポッドキャストのプロがオススメする音声番組をまとめました。おおいに共感できる新たな気づきを"耳"からチャージ!

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