Recipe
2021.03.22
岸本恵理子
簡単サルシッチャと芽キャベツのパスタ レシピ

〝旅して、修業して“見つけたレシピ
サルシッチャはイタリア語で腸詰めの意味ですが、腸に詰めずに、焼くだけでもおいしいので、気軽に作って! 焼いた豚肉の脂の旨(うま)みと旬の芽キャベツのやさしい甘みが好相性。
サルシッチャは岸本さんが修業時代に学んだレシピ。「イタリアで最初に修業したレストランは豚も飼育していて、生ハムや腸詰めなどを作っていました。一頭の豚は皮、脂まで余すことなく全て使われます。余った端肉は集めてミンチにしてスパイスと塩を加えておきます。初めて体験する豚の解体からの全ての作業工程を終えた後、シェフが作ってくれたのがミンチをフライパンで焼いたパスタです。その、出来立てのサルシッチャのおいしさだけでなく、余すことなく生命をいただくことの素晴らしさまでかみ締める想(おも)いでした」(岸本さん)
(撮影:sono(bean)/スタイリスト:岩﨑牧子)
材料(2人分)
- 豚ひき肉(できれば粗びき)…200g
- 芽キャベツ…4個(縦2等分に切る)
- 白ワイン…50cc
- オリーブオイル…大さじ1
- ショートパスタ…150g
- パルミジャーノチーズ…少々
〈A〉
- 塩…2g(小さじ約1/2〜肉の重量の1%程度)
- にんにく(みじん切り)…小指の先程度(お好みで増減を)
- フェンネルシード…小さじ1
- 白ワイン…大さじ1/2
- 黒こしょう…少々
作り方
- 豚ひき肉と〈A〉の全てをボウルに入れ、粘りが出るまでしっかりと混ぜ合わせたら、空気が入らないようにポリ袋に入れて冷蔵庫で2時間ほど寝かせる。(できれば一晩。チルドスペースなら1週間程度保存可能)
- 大きめの鍋でパスタをゆで始める。
- フライパンにオリーブオイルを入れて強火で熱し、芽キャベツの断面を下にして入れ、焦げ目がしっかりつくまで焼き付ける。裏返して同様に焼き付ける。一つまみの塩(分量外)をふる。
- 3の芽キャベツをフライパンの脇に寄せ、空いた部分に1を入れ、平らに広げて焼く。崩さずに焼き目がつくまで焼いたら、そのまま裏返し、もう片面も焼き付ける。
- 4の両面に焼き目がついたら中火にし、木べらで崩し、白ワインを回し入れてアルコール分を飛ばし、芽キャベツも一緒に炒め合わせ、水50cc程度(分量外)加え、煮立たせて火を止めておく。(サルシッチャは平らにして両面を焼き付けることで肉汁が外に出過ぎるのを防ぐ。木べらで崩すとき、均一にする必要はなく、ゴロゴロとまばらな感じでいい)
- 2がゆで上がる直前に5のフライパンを再度温め、パスタを入れ、パスタのゆで湯とオリーブオイル(分量外)各少々加えて、パスタにソースをからませるようにあえる。
- 皿に盛り、好みでパルミジャーノチーズをかけ、黒こしょうをふる。
ここがポイント!
芽キャベツは少し焦げるくらいがおいしい。サルシッチャを焼く際に、そのままフライパンの脇に残しておくとより焦げ目がつき、中まで火が通る。

岸本 恵理子 さん
出張料理人/イタリアスローフード協会スローフードマスター

きしもと・えりこ 広告会社に勤務後、イタリアにて約3年間、各地方の料理を学ぶ。帰国後は、個人宅での出張料理から映画のフードスタイリングまで、食にまつわるさまざまな場で活躍中。
