Recipe
2022.06.17

山脇りこ
旬の完熟梅で「自家製梅干し」に挑戦を!
レシピ

ポリ袋で漬ける! 梅干し、カンタンバージョン

塩でもんで「漬け置く」、梅酢があがるのを「待つ」、天日に「干す」。この3ステップでおいしい梅干しが完成する!? しかもポリ袋が3枚あればいい!こんなうれしいレシピがあるんです。四季折々のお台所仕事は自然が近しく感じられ、日々の暮らしがより愛(いと)おしく思えます。

完熟梅が手に入る今の時季、むずかしいとか手間がかかるという先入観を捨てて、山脇りこさん流の「へえ、それでいいんだ~」とワクワクする気づきがいくつもあるレシピに挑戦してみませんか?

(料理:山脇りこ/撮影:伊藤徹也/スタイリスト:茂本雅代)

材料(1回に作りやすい分量)

  • 梅(南高梅などの完熟)…1kg
  • 塩…160g
  • 砂糖…40g
  • ポリ袋…3枚(漏れ防止に3枚重ねて使う)

※塩と砂糖は、不純物のないものがおすすめ。自然塩はまれにカビの原因に。

作り方

  1. 梅は洗って、竹串などでヘタ(なり口)を取り、キッチンペーパーに並べてしばらく置き、表面を乾かす。
  2. 塩と砂糖は分量を正確に量ってポリ袋に入れ、混ぜ合わせたら1を加えて、全体に塩と砂糖がまわるように袋の外側からしゃかしゃかと軽くもむようにする。

    ※砂糖は、減塩として、また、梅からの水分(梅酢)を上がりやすくするために加えるもので、この量なら甘くはならない。

    Step1 塩でもんで漬け置く

  3. 2の袋の口を緩(ゆる)く閉じ、ボウルやバットなどを受け皿にして置き(左下写真/直射日光があたる場所や高温多湿の場所は避ける)、梅酢が上がってくるのを待つ。1週間から10日すると梅酢が上がってくる(下写真)。

    Step2 待つ

  4. 3の梅をざるに広げて天日に干す。この時ざるの下からも空気が通るようにするとよい。また、やわらかいタオルの上にクッキングシートをしいて干してもよい(右下写真)。※1日目はいきなり強い日差しに当てずに6時間ほど干し、梅をそっと裏返す。夜は室内に入れる。2日目からは連続して1日8時間くらい干す。夜は雨が心配なので室内へ。終始室内の陽(ひ)のあたる所でも良い。雨に当てない。※干し上がりの目安は触ってみて果肉が耳たぶくらいの硬さで、目指す梅干し(市販の梅干)のような状態になっていればOK。

    Step3 干す

    ざるの下からも空気が通るようにするといい。
    干し終えた梅干しは保存容器へ。すぐにでも食べられるが1カ月後くらいからがおいしくなる。保存容器に入れた状態で清潔に出し入れすれば2年は保存可能。常温で保存できるが、高温で湿気の多いところや直射日光が当たるところは避ける。
    上がった梅酢は小鍋に入れて一度沸騰させ、冷ましてから保存を。料理に重宝に使える。
    気分がすっきりしない朝は梅干し1粒と、いい香りのほうじ茶を。

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  1. 梅干し2粒は手で5、6切れにちぎり、種も一緒にピッチャーに入れる。よく洗ったレモン1/2個を3、4等分に切り、果汁はしぼってピッチャーに入れ、皮も入れる。
  2. 黒砂糖(粉末)小さじ4を熱湯1カップで溶かして1に加え混ぜる。
  3. ひと肌まで冷めたら水1カップと氷適宜を加える。

※水でなく炭酸水で割ってもおいしい。ウイスキーや焼酎で、梅レモンハイボールにするのもオススメ。

山脇 りこ さん
料理家

やまわき・りこ 実家は長崎の観光旅館で、幼少期から季節の行事食や折々の自家製に親しみ、いちばん好きな場所は板場だった。料理学校を経てフードコーディネーター、フードアナリスト、食育インストラクターに。米・NYで暮らした後、2010年、東京・代官山で料理教室をスタート。TV、ラジオ、雑誌、WEBなど多方面で作りやすく親しみやすいレシピを発信中。13年にグルマン世界料理大賞を受賞した『昆布レシピ95』ほか著書多数。