Life Style
2019.09.15

「人の温かさを感じられる仕事に出会えてよかった」
北川景子 さん(女優)

(スタイリスト:NIMU(まきうらオフィス)/ヘアメイク:青山理恵(nude.)/文:宮本恵理子/撮影:宮本直孝)

10月4日(金)から全国ロードショーがスタートする映画『ヒキタさん! ご懐妊ですよ』で、松重豊さんと〝年の差夫婦〟を演じている北川景子さん。2003年の女優デビューから16年。輝きを増す北川景子さんに10の質問。

Q1 映画『ヒキタさん! ご懐妊ですよ』はどんな作品? どんな役?

年の差夫婦の「妊活」をテーマにした、どんな方でも笑って楽しんでいただける映画です。私が演じたのは妻のサチさん。夫が年上で、共働きという点は、私の境遇とも似ているなって。夫婦で笑ってスイカを食べたり、クラゲを育てたりと、ささやかな日常を楽しむ微笑ましい二人であることも共感できました。サチさんは悩みを表に出さない強い女性。私もそうありたいなと思いました。

Q2 先月33歳に。心境の変化は?

デビューして16年、あっという間でした。特に30代になってからの3年はとても早いです(笑)。それだけ充実した仕事をいただけているし、楽しめる自分になってきたことが嬉しいです。いろんな経験を積んで、公私共に余裕も出てきたのかなと思います。

Q3 演じるモチベーションは?

これしかやってこなかったから、「私にはこの仕事しかできない」と思っているのかも。演じる難しさや苦しさももちろんあるけれど、作品を観た方が喜んでくださることで、私自身の存在意義を見つけられるんです。ファンの皆さんが楽しみに待ってくださっている思いに応えて演じて、またパワーをいただけて。その繰り返しで、「人の温かさを感じられる仕事に出会えてよかった」と思います。共感していただくためには、私生活で「普通の暮らしの感覚」を磨くこともきっと大切。普段からできるだけいろんな人とのお付き合いを大事にしています。特に今回は自然体で演じられる役だったので、いつもより素の私を楽しんでいただけると思います。作品を通じて、「男性不妊」が夫婦にもたらす困難や課題も、お伝えしたいです。

Q4 夫婦円満のためのルールは?

特に「こうしましょう」と2人で決めているようなルールはありません。でも、お互いの仕事や目標を、自然と尊重し合えている気がしますね。干渉し過ぎず、お互いに高め合えるような存在でいられているから、とても心地いいです。

Q5 趣味が読書。最近ハマった本は?

好きな本は読み始めると止まらなくて、ナポリを舞台にした少女の成長を追う長編『リラとわたし』は1日で読み切りました。美術が好きなので、原田マハさんの作品も大好き。最近読んだのは『ゴッホのあしあと』。

Q6 お休みが取れたら何したい?

旅をしたいですね。行き先はヨーロッパ。10代の頃から美術館巡りが大好きなんです。絵を観ると心に静けさを取り戻せてリセットできるから、今も月に1、2回は話題の展覧会に足を運んでいます。ヨーロッパの中でも惹かれるのはウフィツィ美術館。スペインも大好き!ドキュメンタリーのお仕事、お待ちしてます(笑)。

Q7 自分の性格を一言で表すと?

細かくて完璧主義。適当に流すのが苦手で、気になるところがあると、つい口に出しちゃう性格です。でも、だんだん肩の力が抜けるようになってきたかも。

Q8 美容や健康のために欠かさない習慣は?

最近増やしているのは運動量。週2、3回は走ったり、歩いたり。こまめに汗をかいて内側から代謝を高めるようにしています。

Q9 好きな家事は料理派? 掃除派?

掃除派です。整理整頓することが好き。ペットを飼っているので、かなりまめに掃除しています。持ち物はできるだけ増やしたくないミニマム主義。服を買う時も、クローゼットの収納量を意識して、処分する服も考えながら買っています。

Q10 10年後のなりたい姿は?

この仕事を元気に続けていられたら幸せです。誰かに憧れるというより、憧れられる存在になっていくのが目標です。そうなるためには体力維持が大事だし、皆さんに「こうなりたい」と思ってもらえる存在になれるよう、自分自身を磨き続けないといけないですね。誰かの模倣ではなく、唯一無二の女性になれるよう、これからも自分らしさを追求していきたいと思います。

きたがわ・けいこ
1986年兵庫県生まれ。明治大学商学部卒業。高校在学中にスカウトされ、モデル活動を開始。雑誌『SEVENTEEN』専属モデルなどを経て、2003年に女優デビュー。ドラマ『謎解きはディナーのあとで』『家売るオンナ』、映画『パラダイス・キス』『HERO』など主演作多数。16年にミュージシャンのDAIGOさんとの結婚を発表する。

インタビュー後記

ふいの質問にも、自然体で明快に答えてくださる爽やかな人。本が好き、美術館巡りが好き、自らの一眼レフカメラで撮影するのが好きという好奇心旺盛な人でもあるとお見受けした。仕事が大好きだから休みはあまり要らないと語る率直さに脱帽。