Life Style
2019.10.17

ボンマルシェ10周年記念イベント
「トーク&ミュージック 今日から、もっと。」開催!

来春3月に迎えるボンマルシェ創刊10周年を記念して、10月9日(木)に開催されたトーク&ミュージックイベント「今日から、もっと。」。会場となった東京・築地の浜離宮朝日ホールには、招待された読者約350名が集い、心うるおすクラシックギターの調べ、そして、豪華ゲストによる暮らしを豊かに彩るヒント満載の語らいを楽しむ時間となりました。

(撮影:河内彩/取材・文:宮本恵理子)

第1部

第1部のトークに登場したのは、本紙連載「今日から、もっと。アップデート」が好評の俳優・板谷由夏さん。映画・ドラマ・舞台と活躍する傍ら、ファッションブランド『SINME』のディレクターを務めるなど、多彩な顔を持つ女性です。

「いくつになっても“新芽”は出せる」と参加者にメッセージする板谷由夏さん

連載では、板谷さんが気になる女性たちに実際に会いに行ってインタビュー。器の金継ぎやエシカルジュエリー、産後ケアなど、様々な分野でチャレンジする女性たちに触れる時間が、自身にとっても大きな刺激になっているのだそう。「私の素直な興味や好奇心を大切に、話を聞かせてもらっています」と板谷さん。

そのインタビュー力には、毎回の取材に立ち会うボンマルシェ編集部も、「日頃から器を大切にしていたり、新たにジュエリーブランドを立ち上げたり。板谷さん自身が日常を丁寧に暮らし、感度高くアンテナを張っているからこその視点があります」と太鼓判を押します。

「どっしりと地に足をつけ、自分の思いに忠実に困難に立ち向かう女性たちのエネルギーを、読者の皆さんに伝えたい」。そう話す板谷さんもまた、「ボンマルシェ」に初登場した2013年のインタビューでこう語っています。

「できないとは言いたくない。チャレンジすると、きっとその先に楽しいことが待っている」

当時は、ニュース番組でキャスターにも挑戦し、取材で感じた問題意識と自らの家族の体験から介護ヘルパーの資格まで取ったそう。6年が経ち、40代となった今も、内側から湧き出るチャレンジ精神のままに前へ前へと進んでいます。

「新しいことを始めるのに躊躇したくはないんです。36歳の時にファッションブランド『SINME』を始めたのも、何かをゼロから生み出す経験をしたかったから。名前に込めたのは『いくつになっても新芽は出せる』という思いです。年齢を重ねるとついラクなほうを選びたくなるけれど、私はもっと新しい自分に出会いたいから、あえて難しいほうを選んでいきたい。そのための体力と気力をこれからも磨いていきたいですね」

今興味があるのは華道や茶道といった和の文化だという板谷さん。きっと近々の連載で、新たな“アップデート”の瞬間をお届けできそうです。

第2部

第2部に登場したのは、同じく連載陣の美容ジャーナリスト・齋藤薫さん。ライブトークに出演するのはなんと10年ぶりという齋藤さんがステージに立つと、会場は拍手に包まれました。

ライブトークの登壇は約10年ぶりという齋藤薫さんが登場!

創刊間もない頃から執筆するコラム「美しい歳の重ね方」は、なんとこの10月号で112回目を迎える超ロングラン連載に。10年前、「インテリジェンスのある美容記事を」というボンマルシェ編集部の熱烈オファーを受け、「お金をかけずに、若さの代わりに獲得できる美容術を届けたい」という思いで毎回執筆しているそう。初回のテーマは「笑顔の美容効果」でした。

「今は情報もモノもあふれる時代ですが、たとえ何もなくても女性は美容を求めるもの。グルッと周りを見渡せば、きっと今日からすぐできる工夫に気づくはず。360度、女性の人生はすべて美容なのです。尽きないテーマだと感じています」と齋藤さん。

毎回誰よりも先に原稿を受け取るのを楽しみにしているという編集部員が特に印象に残っている一節は…?

「『“いつか”と“お化け”は出たことがない。40歳を過ぎたら、いつかは“今日”である』。前向きに背中を押してくれるこの言葉にビビッと来ました。そこから発想を得たのが、『ボンマルシェ』の現在のキャッチコピー、『今日から、もっと。』だったんです」。

会場から熱い視線が注がれた齋藤薫さんの貴重なトーク

会場から寄せられた「これだけは続けている美容習慣は?」という質問にも、齋藤さんは3つのアドバイスを。

一つは、20年続けているという朝型生活。「ちょっと早過ぎるかもしれませんが、2〜4時に起きて朝のうちに仕事を済ませています。夜は心が閉じ、朝は心が開く。同じ4時間でも朝のほうが集中できるし、気持ちも前向きに。お通じもよくなって、痩せました」。

二つ目は、姿勢美人を心がけること。「ずっと猫背が悩みでしたが、バレエをやっている友人に教わって、『椅子の背もたれに背中をつけずに座る』という癖をつけました。何度も意識すると、いつの間にか筋肉も変わっていきます」。普段から「上へ上へ、1ミリでも身長を伸ばす意識」で、口角を上げ、胸を張る心がけを保っているそう。

三つ目のおすすめは、コラーゲンの摂取。「美容にいい成分はいろいろありますが、女性にはやっぱりコラーゲン。肌、髪、筋肉、骨、内臓と、すべての材料になるので、全身の若々しさを保ってくれます。私はパウダーをコーヒーに入れて毎日飲んでいます」。

第3部

第3部には板谷さん、齋藤さんが再登場してのミュージックトーク。板谷さんが出演した最新作、映画『マチネの終わりに』で音楽監修を務めたクラシックギタリスト・福田進一さんもステージに。映画では主演の福山雅治さんの演奏を指導されたほか、原作の小説の誕生にも深く関わったエピソードが語られました。

クラシックギターの魅力について聞かれると、「演奏家と一体となって奏でられる柔らかな音の変化が魅力」と答えた福田さん。「クラシック音楽の世界をすべて理解するのは、プロでも難しいこと。頭で考え過ぎず、ただ感じるままに音に身を委ねてほしい」と、親しみのある語り口で音楽の世界へと誘います。自身も普段からジャズなど多ジャンルの音楽を楽しんでいるそう。

話題は、日常を彩る音楽ライフに。板谷さんは小学生の息子さんのピアノの演奏会で連弾にトライしたばかり。「久しぶりに弾いたら指が全然動かなくて(笑)。40代から始める習い事として、ピアノの練習も再開したいな」と、ここでもチャレンジ精神をのぞかせます。

齋藤さんも、若手音楽家を応援するミニコンサートを主宰するほどのクラシック音楽ファン。「心の潤いに音楽はなくてはならないもの」と熱っぽく語りました。

福田さんの奏でる音楽もたっぷり味わえる映画『マチネの終わりに』は、11月1日公開。「しっとりと、情熱的に。大人の女性が没頭できる映画です」と板谷さん。

最後にはスペシャルミニコンサートとして、福田さんが映画の挿入曲から3曲を演奏。
映画に音楽に、“芸術の秋”を始めたくなる。そんなひと時となりました。

演奏はもちろん軽快なトークで会場を盛り上げる福田進一さん

当日の様子

ボンマルシェの創刊秘話!

イベント冒頭では、ボンマルシェ創刊時からの編集部員である土井美志と岡本くみこ二人の掛け合いで創刊当時のエピソードが語られました。

2009年の秋、土井をはじめ企画営業職の女性社員6名が、社内で進行していた女性プロジェクト推進の一貫として「内容は問わないから、君たちの自由な発想で女性目線の新企画を立ち上げよ!」との命を受けます。6人は短期集中・侃々諤々の会議を重ねて「女性読者が自分事として読んでくださる女性誌的企画を立ち上げようと決めました」と土井は当時を語ります。ですが、6人とも女性誌編集経験はゼロ。そこで、白羽の矢が当たったのが長い女性誌編集経験を持つ岡本くみこでした。

当時を振り返って岡本は「私は新聞紙面編集の経験ゼロでかなりとまどいましたが、それを打ち消すような6人の強い熱量に押されて、新聞のリアルな情報に女性誌の半歩先の生活情報を掛け合わせた新機軸の企画紙面が作れたらおもしろい!」と、不安と同時にワクワクしたと語ります。「我々もそうですが、アートディレクターを引き受けてくださった白石良一さんはじめ、かかわってくださったスタッフのみなさまも新機軸のものをと強い熱量で創刊にご尽力くださいましたね」と土井。

創刊当時のエピソードを語る土井(左)と岡本(右)

どこよりも早く旬を身近に感じられる情報の“マルシェ”でありたい、という願いを込めた創刊当初のキャッチフレーズは「暮らしの今がある、ステキ情報マーケット」でしたが、ボンマルシェをともに育んでくださる「ボンマルシェアンバサダー」の導入をはじめ読者のみなさまとの双方向の交流が深まった2017年9月号からは、「今日から、もっと。」に進化。「これは、齋藤薫さんの連載エッセーの言葉が大きなヒントになりました」と岡本。(※第2部にて前述)。

「創刊10周年はまだ道半ば。未来志向でボンマルシェは進化し続けます」という土井の言葉でトークは結ばれました。

おまけ

「ウーマンズトーク」2019年8月号に登場の前田有紀さんが届けてくださった、「今日から、もっと。」をイメージしたフラワーアレンジメント

10年間で「ウーマンズトーク」にご登場いただいた方々の記事を一堂に

参加のみなさまに、大塚製薬の「SOY JOY(ソイジョイ)」をプレゼント