
サステナブルでおいしくなければ!私たちの食卓の"未来"
コウケンテツさんが注目するパルシステム「ポークウインナー」

「パルシステム」は互いに支え合い、心豊かな暮らしの実現を目指す生活協同組合の一つです。産直産地の環境保全型農業を推進するなど、人にも環境にも安全・安心な共生社会を地域に広げています。
「パルシステム」の「ポークウインナー」は長く愛され、大きな支持を得ている人気商品。料理研究家のコウケンテツさんが、製造工場の(株)パル・ミート山形事業所長の阿部富子さんと、原料となる豚の飼育を手がける土屋ファームの土屋武志さんに、おいしさと安全・安心の秘密をうかがいました。コウさんならではの、「ポークウインナー」のおいしさをより引き出す料理も必見です。
(取材・料理:コウケンテツ/撮影:在本彌生〈料理〉、福岡 拓/文:角田奈穂子/構成:ボンマルシェ編集部)
東京と山形を結んでごちそうトーク

国産豚肉を使用した無塩せきの「ポークウインナー」を作りたいという熱い想いから始まった!
コウさん:「ポークウインナー」をいただいて驚いたのが、豚肉そのものを食べているようなうまみとフレッシュさでした。雑味がないんです。かんだときのプリッとした食感も楽しくて。このやさしい味と食感は、誰もが「おいしい」と感じるでしょうし、豚肉が苦手なお子さんでも食べやすいと思います。
阿部さん:そう言っていただけて、うれしいです。「ポークウインナー」は「パルシステム」のオリジナル商品で、発売から来年で40年になります。「国産豚肉使用の無塩せきのウインナーが食べたい」という組合員さんの声に応え、製造が始まりました。でも、当時の業界では、添加物を使わずに、国産豚肉で作ったウインナーはほとんどありませんでした。

コウさん:え? そうなんですか。
阿部さん:ウインナーなどの畜産加工品は冷凍の輸入豚肉を使うのが一般的でした。冷凍肉の加工には結着を補強するリン酸塩が必要でしたし、発色剤などの添加物も使われていたんです。
最初は製造を食品メーカーに依頼したのですが、「そんな非常識なものは作れない」と断られてしまって。「それなら自分たちで作ろう」と。でも、まったくの素人集団でしたから、生地が分離してボソボソになったり、塩味が薄すぎたり、試行錯誤の連続でした。今と変わらないものができたのが1999年。以来、大きな味の変化はありません。
コウさん:確かに「パルシステム」の「ポークウインナー」は、肉本来の美しい色をしてます。20年以上もほぼ味が変わらないのは、それだけ組合員さんに愛されている商品なんですね。

消費者、パルシステム、生産者が一つの円で
つながり、絆を深めるサステナブルな関係
阿部さん:山形県村山市に工場があるのも、じつは養豚農家を探した結果なんです。循環型農業を行っている養豚場を探しに探して出会ったのが、山形の養豚農家でした。
土屋さん:僕たちは今、五つの養豚農家が力を合わせ、「山形コープ豚産直協議会」という組織を作っています。できる限り薬剤を使わず、豚の健康を優先して飼育し、豚のふんは堆肥化して、地域や自家栽培の畑に還元する有畜複合農業にも取り組んでいます。

コウさん:サステナブルな豚の飼育ですね。
阿部さん:生産者さんの生活を守ることも大切ですから、出荷量の安定のため、産直産地からは部位ではなく、一頭買いしています。私たちは、消費者である組合員さんと生産者さんの絆を深める存在でもあるんです。そのために、組合員さんと生産者さんが交流できる場も設けています。
土屋さん:組合員さんとの交流会で、直接、「おいしい」と言っていただけると、豚たちがさらに愛しくなり、「もっと頑張ろう」と励みになります。
コウさん:組合員さんと「パルシステム」さん、生産者さんは顔の見える関係として、一つの円を形作っているんですね。「SDGs」を先取りし、生産地も大切にする「パルシステム」さんは本当に素晴らしい。日本のモノ作りの原点を感じて、ぐっときました。

炒めたポークウインナーの香ばしさと肉のうまみが具に染みこんだ、コウさんの自信作
ポークウインナーのゴーヤーチャンプルー

作り方
- 木綿豆腐1丁はペーパータオル2枚に包んで耐熱皿にのせ、レンジ(600W)で3分ほど加熱。
- ゴーヤー1/2本はワタと種を取り、薄切りにする。
- フライパンにサラダ油大さじ1を中火で熱し、豆腐を入れて木べらなどで八つくらいに分ける。塩少々をふり全体をこんがりと焼きつけて取り出す。
- 続けてサラダ油大さじ1を熱し、ポークウインナー1袋、ゴーヤーを加え炒める。ウインナーにこんがり焼き目がついたら、豆腐を戻し入れてさっと混ぜる。しょうゆ小さじ2を回しかけて全体を混ぜ、溶き卵1個分に塩少々を加え、具材の上から回し入れて大きく混ぜる。削り節ひとつかみを加えてさっと和(あ)え、器に盛る。(2人分)
ポークウインナーのプリッとした食感が楽しめる、夏のヘルシーなトマト煮です
ポークウインナーとパプリカのトマト煮

作り方
- 玉ねぎ1/2個は縦に薄切り。パプリカ1/2個は縦に細切り。
- フライパンにオリーブオイル大さじ2を熱し、玉ねぎ、パプリカを炒める。しんなりしたらにんにく(薄切り)1片、ポークウインナー1袋、ローリエ1枚を加えて炒め、酒1/4カップを加えてアルコールをとばす。
- つぶしたホールトマト缶1/2缶、砂糖大さじ1/2、塩小さじ1/2を加えてふたをして弱めの中火で10分ほど煮る。
- 塩適宜で味を調え、粗びき黒コショウ適宜ふり、パセリのみじん切り適宜をちらす。(2人分)



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加入受付:0120-53-4400
(月〜金/9:00〜20:00、祝日は18:00まで)通話料無料
※パルシステムは1都11県約160万世帯が利用する生活協同組合です。
※一部対象外地域もあります。
提供:パルシステム生活協同組合連合会