冷えて眠れないことありませんか?
"熟睡"のヒントは"冷やさないこと"にある!

秋が深まると「手足が冷えて眠れない」という声をよく聞きます……健康で元気な体は熟睡から!睡眠と体の冷えには大きな関係があります。大人の質の良い眠りについて知っておきたいことを、中医師でアンチエイジングプロデューサーの小泉陽咲枝さんに聞きました。
(撮影:川上輝明/イラスト:朝倉めぐみ/取材・文:園田郁子)
教えてくださったのは

小泉 陽咲枝 さん
こいずみ・ひさえ●中医学Dr修士、黒龍江中医学大学客員教授、中国鍼灸学会兪穴分会名誉理事、中国鍼灸学会針法灸法分会名誉理事。エイジングプロデューサー。著書「簡単 ポジティブスムージー」。エイジングビューティのスペシャリストを目指し、30年にわたり鍼灸やリンパドレナージュをはじめ多くの美容学を学び、「中医学」に基づき、「身体の内から外から美しさを極めていく」美容プログラムを提案。
1 質のよい眠りのために手足をポカポカ温かく!
~睡眠のメカニズムを知ろう~
手や足先が冷えている方は、寝つきが悪くなる傾向があります。体が冷えていると、眠りに入るメカニズムがうまく働かないからです。人間の体には本来、活動する日中には体温を高く保ち、夜間には体の内部の温度(深部体温)を約1℃下げて眠りにつき、脳と体を休める機能が備わっています。手足がポカポカして温かい人は血行がよく末梢血管が広がり、体内の熱を効率よく逃がして、「深部体温」を上手に下げることができます。ところが冷え症の方は、体内の熱を手足の先からうまく放出できず、余分な熱が体の中にこもるため「深部体温」をうまく下げられず、なかなか入眠することができません。手足の先が冷え、ふとんの中でモヤモヤ、モゾモゾしている方は、まずは冷えを改善する生活習慣を取り入れてみましょう。

[体温のリズムと眠りの関係]眠りに入る前は、手足の皮膚温が上昇した後に深部体温が低下し、眠気が訪れる。
2 熟睡のためにしたいこと
~体をリラックスさせて、深部体温を下げるためのハウツー~
まずは、「40~41度のお湯に、額にうっすら汗が出るくらい、ゆっくり浸かりましょう。血行がよくなりリラックスします。熱すぎるお湯やサウナは体に負担がかかるのでNG」(小泉さん)。とくにおすすめのセルフケアは、「毎日寝る前に3回、ゆっくり前屈運動。ヒザの裏側を伸ばすイメージで。腹式呼吸もおすすめ。また、冷えや安眠のツボ押しを!」(小泉さん)。そして、「冷えにてっとり早いのは生姜。薄切りにし、乾煎りしてホットドリンクに加えて。生薬(しょうやく)が溶け込んだ薬酒(やくしゅ)のお湯割りもおすすめです」(小泉さん)。寒い冬は体の内側からじんわり温め、心地よい眠りを楽しみましょう。
冷えを防いで睡眠に導く「ツボ押し」&「軽いストレッチ」!
[前屈]視線を爪先におき、鼻から息を吐きながらゆっくり前屈。普通に鼻呼吸しながら、5秒間、前屈姿勢をキープ。その後ゆっくり体を戻す。
[内関(ないかん)] |
[神門(しんもん)] |
[湧泉(ゆうせん)] |
ホットドリンクで体を温めリラックス!
ほうじ茶に乾煎りした生姜を入れる。 |
薬酒をお湯で割ると香り豊かに。 |
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