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2017.01.18

フィレンツェ、ローマ、ベネチア+バチカン&カプリ島を巡る― 本物の芸術と息をのむ絶景に出会う

水中の穴から入る光で洞窟内の海水が青く光る「青の洞窟」。©MASAMI GOTO/SEBUN PHOTO/amanaimages

外国人訪問者数ランキングで、常に世界のトップ5にランクインするイタリア。訪れれば必ず、息をのむような“美”に出会うことができるこの国の魅力を、あらためてひも解きます。

(構成・文:安藤菜穂子/写真:鍋島徳恭(一部除く))

Point 1 本場の美術館で巨匠の作品を体感する

15世紀に花開いたルネサンス文化と、続く16~17世紀のバロック文化は、ともにイタリアで生まれ、ヨーロッパ各地に広まりました。この時代のヨーロッパの芸術・文化をリードした本場のイタリアで、たっぷり美術鑑賞を楽しみましょう。

ベルニーニの作品。《聖テレジアの法悦》(サンタ・マリア・デッラ・ヴィットリア教会)

フィレンツェは、ボッティチェッリ、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロなどの巨匠たちが活躍し、イタリア随一の所蔵作品量と質を誇るウフィツィ美術館のある場所。昨年ボッティチェッリの展示室がリニューアルされ、より見やすくなったと評判です。また、フィレンツェ共和国の庁舎として建てられ、メディチ家の住まいにもなったヴェッキオ宮殿にも注目。イタリア文化庁によってダ・ヴィンチの幻の壁画が裏に隠されていると発表されたヴァザーリの大作壁画がある五百人広間は、映画でも有名になりました。

映画の舞台として有名になった「ヴェッキオ宮殿」の「五百人広間」。
©SANJIRO MINAMIKAWA/SEBUN PHOTO/amanaimages

ローマとバチカンでは、ルネサンスとバロックの世界的な彫刻作品をまとめて鑑賞することができます。さまざまな角度から間近に眺める時間は、足を運んだ人だけに与えられる至福のひととき。とくにバロックを代表する彫刻家にして建築家、画家のジャン・ロレンツォ・ベルニーニの多くの作品に触れる絶好のチャンスです。ローマではサンタ・マリア・デッラ・ヴィットリア教会の《聖テレジアの法悦》、スペイン広場中央の『バルカッチャの噴水』、バチカン市国には、サン・ピエトロ大聖堂のブロンズ製の天蓋(てんがい)が。“ベルニーニはローマのために生まれ、ローマはベルニーニのためにつくられた”と讃えられる傑作を堪能して。

サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂。通称「ドゥオーモ」。
©Mike Randolph/Masterfile/amanaimages

バチカン市国サン・ピエトロ広場。設計はジャン・ロレンツォ・ベルニーニ。楕円(だえん)形の広場の中央にオベリスクが立ち、140体の聖人像が並ぶ。
©Ingolf Pompe/LOOK-foto/amanaimages

Point 2 これからの季節に最適! 神秘的な“青”に包まれる

暖かくなるこれからの時期、海に囲まれたイタリアを旅するなら、美しい水辺の風景を大いに楽しみましょう。とくにおすすめしたいのが、ナポリの南約30㎞に浮かぶカプリ島。古代ローマ帝国の皇帝アウグストゥスやティベリウスが愛したと伝えられる、なんと2000年以上もの歴史を持つリゾート島です。現在も高級リゾートとして名高く、美しい景色に魅せられた多くのセレブリティが別荘を構えているそう。ここで外せないのは、有名な「青の洞窟」。自分の体まで青く染まりそうな神秘的で幻想的な風景に包まれる体験は、まさに一生の思い出となるでしょう。これからの季節は比較的天気が安定するため、洞窟内に入れる確率が上がるそう。ぜひトライしたい唯一無二の絶景です。

また、歴史ある建造物の間に運河が張り巡らされたベネチアも、一生に一度はこの目で見ておきたい場所。春から夏の間は雨が少ないため、散策も快適です。太陽の光が運河や海の水面に反射してキラキラと輝き、いっそう美しい風景に出会えるでしょう。

ベネチアの美しい水辺の風景。サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂が見える。

illustration by Akira Sorimachi