Travel
2017.05.16

今度の沖縄は― 隠れ家ビーチで“美ら海”を堪能!

早いところでは3月半ばに海開きが行われる沖縄のビーチ。

白い砂浜と、澄み渡るエメラルドグリーンの海。お馴染(なじ)みの観光地から一歩足を延ばしたとっておきの隠れ家ビーチを楽しむ沖縄本島と八重山(やえやま)諸島の旅をご紹介します。

(写真:垂見健吾(コラム内は別)/文:安藤菜穂子)

写真家プロフィール

たるみ・けんご
沖縄を拠点に池澤夏樹、椎名誠ら、作家との共著も多く、沖縄の風景や人々を記録している。最新写真集に30年にわたり大判カメラで撮った『琉球人の肖像』(switch Publishing)

point 1
本島ならではの観光とリゾートライフに隠れ家的ビーチをプラス

沖縄は、友人同士から家族連れまで、幅広い層の観光客がリピートしても楽しめるリゾート地。充実した施設のリゾートホテルも多く、のんびりとリゾートライフを過ごすことができるのも魅力です。また、琉球王国の歴史を物語る首里城をはじめ古民家や琉球音楽、シーサー作りなど沖縄文化全般に触れることができる琉球村や、美(ちゅ)ら海水族館などの観光施設も充実しています。

またドライブしながら眺めるだけでもため息がでるほど美しいのが沖縄の海ですが、さらにそこから一歩足を延ばして、沖縄本来の自然に囲まれた隠れ家ビーチで海水浴やマリンレジャーをプラスしてはいかがでしょう。

青い空と白い砂浜、そしてエメラルドグリーンに輝く海。沖縄の海の美しさを支えているのは、世界約800種のうち約200種が生息しているという豊富なサンゴと、プランクトンの少ない黒潮が直接流れ込むことによる、透明度の高い海水。不純物が少ないため太陽光の乱反射が抑えられ、白砂の海底に反射した光の青と緑の光線が目に届いてエメラルドグリーンに見えるそう。海中にいても足元が見えるため、泳ぎが苦手な人もリラックスして海水浴やシュノーケリングが楽しめます。遠浅で波が穏やかな海は、小さなお子さんがいるご家族も安心です。

海水の透明度が高いため、魚が泳ぐ姿がはっきり見える。

人気のクマノミ。シュノーケリングで、カラフルな魚を観察しよう。

point 2
石垣島から離島へ!アイランドホッピングで私だけのビーチに出合う

八重山諸島の玄関口・石垣島へは、那覇から飛行機で約60分。羽田空港、関西国際空港からは直行便もあります。合計10の有人島と多くの無人島からなる八重山諸島では、ぜひアイランドホッピングを楽しんで。島をつなぐ定期船には、3~5日間の乗り放題フリーパスも用意されています。三つほどの島を巡るコースもあるので、石垣島を拠点に日帰りで立ち寄って個性の違う島の環境を楽しむのもよし、好みの島に宿泊するのもおすすめです。沖縄の歴史的な家並みが続く竹富島(たけとみじま)、東洋のガラパゴスと呼ばれる八重山諸島最大の西表島(いりおもてじま)、サトウキビ畑とコバルトブルーの海が広がる小浜島(こはまじま)、ハテルマブルーと呼ばれる青い海が広がる日本最南端の有人島、波照間島(はてるまじま)、断崖絶壁に囲まれた日本最西端の与那国島(よなぐにじま)など、島の個性はさまざま。宿泊すれば、最終の定期便出航後の静けさや、ビーチの夕景、そして満天の星空といった、島にとどまった人だけが味わうことのできる貴重な体験が待っています。また、干潮時のみ姿を現す無人島、浜島のような特別な島も。

西表島と鳩間島の間にあるバラス島。サンゴのかけらが堆積した、満潮でも沈まない無人島。

夕暮れ時のビーチは、宿泊者だけのもの。

Column

おすすめの隠れ家ビーチ

沖縄本島や石垣島を拠点に、一歩足を延ばせばアクセスできる隠れ家ビーチをご紹介。とっておきの美ら海を楽しもう!

新原(みーばる)ビーチ

ⓒYOSHIO SHINKAI/SEBUN PHOTO/amanaimages

那覇空港から車で40分の南部東海岸にあり、人工ビーチとは異なる沖縄本来の海が楽しめる。遠浅のビーチには干潮時に磯溜(た)まりができ、ビーチ近くには手頃な岩場もあるため、さまざまな海の生き物の観察ができる。船底に窓があるグラスボートに乗って、海中を覗(のぞ)くのも楽しい。

浜島(はまじま)

ⓒKIYOTAKA KITAJIMA/SEBUN PHOTO/amanaimages

干潮時のみ小浜島と竹富島の間に姿を見せる、幻の島と呼ばれる無人島。エメラルドグリーンの海に白いビーチのみがぽっかりと浮かび、360度視界が広がる。子供でも足が届く遠浅のビーチが続くため、家族連れや初心者でも安心してシュノーケリングなどのマリンレジャーが体験できる。

水納島(みんなじま)

ⓒHiroshi Takeuchi/MarinepressJapan/amanaimages

本島北部、美ら海水族館がある本部町の渡久地港(とぐちこう)から、夏休みシーズンは朝から夕方まで1日12往復する高速船で約15分。三日月のような形をした小さな島で、人口は約40人。海の美しさは、高速船の客席から歓声が上がるほど。港のすぐ隣にビーチがあり、さまざまなアクティビティーも揃(そろ)う。

illustration by Akira Sorimachi