ハワイ渡航100回以上!のトラベルライター赤澤かおりさんに聞きました― ハワイ島でしたいこと
今年9月にJALの直行便が再開されて便利になり、人気上昇中のハワイ島。ハワイ諸島の中でいちばん大きく、別名ビッグアイランドと呼ばれるこの島は、今も噴火が続く火山や驚くほど美しい海、富士山よりも高い山、まるで町ひとつ分のような広い敷地を持つリゾートホテルなど、スケールの大きな魅力に溢れています。そんなハワイ島を自分らしく楽しむためのヒントをハワイのエキスパート、トラベルライターの赤澤かおりさんに聞きました。次の休暇は、パートナーや友達と一緒にハワイ島を訪れたくなりますよ!
(写真:赤澤かおり/構成・文:安藤菜穂子)
ハワイ島ってこんなところ
火山の噴火と太平洋プレートの移動によって島が生まれたハワイ諸島は、北西のカウアイ島から南東に向かって順番に形成され、現在も噴火中のハワイ島はいちばん新しい島。キラウェア火山が噴火する様子が体感できる国立公園や溶岩が砕けてできた黒い砂のビーチ、両サイドに冷えて固まった溶岩が広がる一本道など、地球の営みを直に感じることができる。また、世界各国の天文台が集まる標高4,205mのマウナケア山も有名。大自然と、日系移民が多く暮らし、のんびりとした空気が漂うヒロの町、コーヒーの産地としても有名なコナ、広大な敷地を持つリゾートホテルなど、地域によってさまざまな顔があるのも魅力のひとつ。
お話を伺った人

あかざわ・かおり(フリーライター+フリー編集者)
出版社にて雑誌編集を経てフリーに。料理と旅、暮らしまわりを中心に執筆・編集をおこなう。ハワイをこよなく愛し、ハワイにまつわる著書を多数出版。ハワイ特有のプリント柄を紹介する『ハワイアン・プリント・ブック』(ちくま文庫)と、赤澤さんがセレクトしたハワイアンミュージックのコンピレーションアルバム『Da Aloha Music Mele Through HAWAIIAN PRINT BOOK』をリリースしたばかり。
Point1
サンセット&サンライズタイムを大切に
高い建物が少なく、常にどーんと抜けた空と海の景色に囲まれるハワイ島。空全体の色が刻々と変わる朝日と夕日の存在感は圧倒的です。赤澤さんはハワイを訪れるといつも以上にサンセットの時間を大切にするそう。夕方にはホテルに戻り、日没前後の時間帯は敷地内をゆったり散歩したり、部屋で食前酒片手にまったりしながら、大自然が繰り広げるショーを楽しもう。
スケールの大きな夕焼けを前にすると、その美しさに圧倒され悩みも吹き飛びそう。溶岩が流れ込んで冷えたままの形を残す海岸はハワイ島ならでは。
Point2
ハワイらしい色合いの服を着よう
日本では、白、黒、茶、グレーといった無彩色中心のコーディネートが多い人も、ハワイに行ったら明るいカラフルな色の服にチャレンジしよう! 断然、気分が変わります。赤澤さんのおすすめは、地元のスリフトショップ(慈善団体が運営する中古品店)を覗いて、気軽な値段でワンピースや短パンなどを手に入れること。日本からの荷物も少なくて済むので一石二鳥。
コナやヒロの町で見かけるスリフトショップで、ハワイアンプリントのムームーやシャツ、短パンなどを物色しよう。「向こうで買おう」と思えば、荷造りも気が楽に。
Point3
ファーマーズマーケットやスーパーへGO!
ハチミツやコナコーヒー、リリコイバター、マカダミアナッツなど、お土産物屋さんに置いてある名産品も、ファーマーズマーケットではより安く、品質のいいものを見つけることができると赤澤さん。地元で採れた元気なフルーツや野菜が並べられている様子を見て歩くだけでもウキウキ。スーパーに立ち寄ってハワイアンビールを買って飲むだけでも気分が上がります。
フルーツや野菜をはじめ、地元のクラフト作家のアクセサリーや海藻を使った瓶詰めのディップなども。作り手から直接買うことができるのが魅力
Point4
歴史と文化を感じられる場所へ
今も噴火が続くハワイ島のキラウェア火山。その周辺の国立公園を訪れると、地球の営みを肌で感じることができます。噴火によってつくられたハワイ諸島成り立ちの歴史や火の神ペレにまつわる神話も、ぐっと身近に。また、さまざまな場所で行われているフラダンスのショーを見たり、歴史的な博物館を訪れたりすることで、ハワイ島の楽しみがぐっと深まるはず。
真っ赤な溶岩が噴き出すキラウェア火山は世界でもっとも活動的な火山。ほかにもワイピオ渓谷やフリヘエ宮殿など、見どころがいっぱい。
©TAKAHIRO KUROTSU/SEBUN PHOTO/amanaimages
Point5
何もしない日を作ろう
外に出かけてしっかり遊んだり体験したりすることも楽しい。でも、美しく広々とした空と海を眺めながら、ホテルの部屋やラナイ(テラス)、ビーチで1日をのんびり過ごすことも最高の贅沢。何も予定を入れず、何もせずにハワイ島のゆったりした空気に包まれているだけで、日本での忙しい日々のストレスから解放され、気分がすっきりリセットされます。これぞ、ハワイ島マジック。
ビーチを散歩して、あとは部屋で過ごす。決めるのは「今日は何を食べようか」ということだけ。そんな1日に幸せを感じることができるのが、ハワイ島だ。
Point6
JAL直行便を活用しよう
ハワイ島への直行便が再開された現在では、都会的なオアフ島を経由せず、日本からハワイ島の大自然にダイレクトで飛び込むことができます。この、ひとっ飛びで環境をがらりと変えられるところが素晴らしいと赤澤さん。また、まず直行便でハワイ島に飛び、帰りはオアフ島を経由して少しお買い物などを楽しんでから帰国というパターンもお気に入りだそう。
JALの成田−ハワイ島コナ便は、毎日運航。夜出発して朝到着するので、到着後すぐに行動できる。資生堂パーラーとコラボレーションした機内食も評判。
illustration by Akira Sorimachi
