なごんで、癒やされて、感動する。
今、見たことのない景色に出会いに、宮崎へ行こう!
©YOSHITERU TAKAHASHI/SEBUN PHOTO/amanaimages
快晴日数や平均気温、日照時間が全国トップクラスの宮崎県。1年中温暖で、スポーツチームが冬季キャンプに利用し、チキン南蛮やマンゴーが有名……。それだけではありません!宮崎では、見たことのない美しい景色と触れたことのない深い文化、そして美味が待っています。
(取材・文:安藤菜穂子)
Point1
断崖絶壁の都井岬でのんびり草を食む
野生馬を眺めてなごむ
草原を自由に動き回る野生の馬たち、その向こうに広がる海……。初めて見た誰もが、日本にこんな場所があったなんて! と感動を覚える景色が、宮崎県の南端、都井(とい)岬で見られます。のんびりと草を食(は)んでいるのは、日本に8種存在する在来馬のうちの一種、「御崎(みさき)馬」。肩までの高さが130cm前後と小さく、首が太くて全体的にずんぐりした印象で、国の天然記念物に指定されています。都井岬は海に突き出ているため、馬の姿を探しながら丘や山の上に辿(たど)り着くと、雄大な風景が眼前に広がり、まさに眼福! 動物に人間の食べ物を与えない、草木や生物を採取しない、ゴミを持ち帰るといった、自然のままの生態系を守るための「ナチュラリスト憲章」が制定され、絶滅危惧種の植物や野生の猿も生息しています。
Point2
高千穂峡 真名井の滝の
マイナスイオンに癒やされる
高千穂峡がある高千穂町は、宮崎県の最北端、大分県と熊本県との県境に位置します。古事記や日本書紀に天孫降臨の地として記された神話の地で、神社やパワースポットも多い町ですが、いちばんの癒やされスポットは、なんといっても高千穂峡を流れる五ヶ瀬川の風景。約12万年前と約9万年前に起きた阿蘇の火山活動による火砕流が冷えて固まってできたという、高さ80〜100mの断崖が約7kmにわたって続きます。遊歩道からは、周辺の緑を映した水の流れと、落差17mの真名井の滝(写真中)の美しい景色が。ボートに乗れば、この滝の滝壺近くまで接近することが可能。高い崖に挟まれた川面では、日光が降り注ぐように感じられ、真名井の滝も、まるで天から水が降ってくるかのよう。キラキラと光る滝を見上げながら、全身にマイナスイオンを浴びることができます。
©imagewerks RF/amanaimages
Point3
11月中旬からスタート!
夜を徹して行われる“夜神楽”を体験
高千穂町でもうひとつ全国的に有名なのが「夜神楽」(写真右下)。神楽宿と呼ばれる民家や公民館などに氏神様を招き、一晩かけて三十三番の神楽を奉納するという昔からの神事で、秋の実りへの感謝と翌年の豊穣を祈願し、集落ごとに行われています。その数は、11月17日(土)から2月9日(土)の間に全18回。集落によって少しずつ題目の順番や舞が異なるといいます。集落によって会場は個人宅のこともあり、そこにお邪魔して村の人々による神楽を徹夜で鑑賞するというのは、ここでしか得られない貴重な体験。日程が合わない場合は、高千穂神社へ。夜8時から毎晩(11月22、23日を除く)約1時間の神楽の奉納を見学することができます。「手力雄(たぢからお)の舞」など、代表的な4番が公開されています。詳しくは、高千穂観光協会のサイトで。
高千穂観光協会のサイト
TSUTAE ICHIKAWA/SEBUN PHOTO/amanaimages
Point4
実は、美味食材の宝庫だった
宮崎県の食材といえば、まずは牛肉。宮崎牛は、全国和牛能力共進会で日本一を獲得しているブランド牛。実は肉用牛の子牛の生産が盛んで、松阪や佐賀などの有名銘柄牛の出身地でもあるのです。意外なところでは、鰻の三大産地のうちのひとつでもあります。さらに温暖な気候と豊かな自然を背景に、有機農法などに意欲的に取り組んでいる生産農家が多いため、野菜がおいしい! 日本の棚田百選に選ばれた「坂元棚田」をはじめ、米どころでもあります。ブランド米「ヒノヒカリ」を開発、コシヒカリの超早場米の産地としても有名。もちろん海産物も豊富。また、最近、県民に人気上昇中のワインと日本酒の里、綾町。ここは温泉と紅葉の景勝地でもあります。宮崎は豊かな自然から生まれる、全方位的に食材の宝庫です。
©HIDEKI NAWATE/SEBUN PHOTO/amanaimages
住みたい人が増えてます
移住先としての宮崎
晴れの日が多く、全国でも有数の温暖な気候。自然が豊かで、食材が豊富。そしてなんと、物価の安さでも全国のトップクラスにランクインする宮崎県。住宅建設費用も全国平均で最も安い水準だといわれています。つまり、とっても暮らしやすい県といえます。県内の子どもたちは道ですれ違う大人全員に元気に挨拶をする、とは地元住民の声。子どもをほがらかに育てる環境にも優れています。そのため、移住する人も年々増えているそう。旅先にも、生活拠点としても魅力がいっぱい!
©HIDEKI NAWATE/SEBUN PHOTO/amanaimages
illustration by Akira Sorimachi
