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2018.12.08

ここは地球?どこかの惑星?
不思議 アメリカ西部の絶景5

Photo/Getty Images

アメリカの西部、カリフォルニア州、アリゾナ州近辺には、むき出しの地球の表面ともいえる不思議な絶景が広がっています。高層ビルが建ち並び、新しい文化が生まれる世界有数の大都市と、どこか別の惑星のような手つかずの大地が共存するのが、アメリカの面白いところ。移動に長時間を要する広大な北米大陸の絶景巡りは、ビジネスクラスのツアーに参加するのが正解かも!

(取材・文:安藤菜穂子)

1 アンテロープキャニオン
映画ロケ&写真撮影率高し!

波のようにうねりながら続く岩壁は、文句なしの絶景! SF映画から人気アーティストのPVまで、さまざまなロケに登場します。鉄砲水が砂岩を浸食して作り上げた自然の通路は、光の当たり方によって表情がさまざまに変化。地表と同じ高さで、全長約7.5㎞のアッパーと、高低差のある約12.5㎞のロウワーに分かれます。現在も時おり鉄砲水が発生するため、ガイド付きツアーが必須。

渓谷の開口部から自然光が直接注ぐ真昼の時間帯に訪れると、光が柱のように射し込む美しい写真が撮影できる。Photo/Getty Images

2 モニュメントバレー
自然が作り上げた大地の記念碑

雨と風が2億7000万年ほどかけて削り出した地層。今も風化・浸食が進んでいるため、現在進行形で形が変わっています。名監督ジョン・フォードが「駅馬車」などの西部劇の舞台として好んで使用し、SF映画の金字塔「2001年宇宙の旅」にも登場。古くから先住民が暮らした原風景であり、SFの舞台でもあるというところがいかにもアメリカ!な絶景です。

ビュートと呼ばれる、浸食が進んだ台地。左からレフトミトン、ライトミトン、メリックビュートと名付けられている。Photo/Getty Images

3 デスバレー国立公園
まさに“死の谷”の砂漠

荒涼という言葉がぴったりな、砂漠と奇岩群が広がる国立公園。かつて迷い込んだ金鉱採掘団が数日後に脱出した際「さらば、死の谷」と言ったことから名付けられたと伝えられています。敷地内には、世界有数、北米では最も低い、海抜マイナス86mに位置する真っ白な塩湖もあります。こんなバラエティに富んだ不思議な絶景が、ラスベガスのような人工的な都市から車で2時間ほどの距離にあるなんて! このギャップも、アメリカ絶景ツアーの魅力のひとつです。

ウネウネとした奇岩が広がる「ザブリスキー・ポイント」。白い岩肌が、夕暮れ時にはピンク色に染まる。Photo/Getty Images

4 セドナ
世界有数のパワースポット

ネイティブ・アメリカンが聖地とあがめている地。地中の鉄分が酸化することで生まれた赤い大地が夕陽に染まる光景は、圧巻のひと言。とくに大地のエネルギーが集中する場所はボルテックスと呼ばれ、パワースポットとして大人気。トレイルロードが整備されているので、トレッキングやハイキングが楽しめます。

レッドロック州立公園から眺める、4大ボルテックスのひとつ、カセドラルロックが夕陽に赤く染まっている。女性的な優しいエネルギーを発するといわれる。Photo/Getty Images

5 グランドキャニオン国立公園
アメリカ一、有名な絶景

1901年に早くも観光客向けの鉄道が完成し、1919年にアメリカの国立公園に指定。1979年には世界遺産に登録されたグランドキャニオン国立公園。2019年には、国立公園指定100周年を迎えます。長さ446㎞、最大幅29㎞、広大な大地が地殻変動と浸食を繰り返して、深さが1600mにも達する渓谷を生み出しました。

サウスリムの東側のイーストリムにある、デザートビューポイントという人気のビューポイントからの眺め。中央はコロラド川。Photo/Getty Images

illustration by Akira Sorimachi