感動のガーデン街道と絶景の高山植物
北海道&東北で、花と自然を満喫
(左)人気ガーデナー、上野砂由紀さんがデザインした「上野ファーム」に2016年新たにオープンした「ノームの庭」。(右)ニッコウキスゲの群生が広がる秋田駒ケ岳。山頂付近一帯は、雲上の花園ともいわれている。
北の大地で、個性的なガーデナーたちが育む花いっぱいの“北海道ガーデン巡り”。自然が作り上げた花と新緑の絶景を歩いて訪ねる“みちのくハイキング”。初夏からベストシーズンを迎える北海道と東北の花と自然に触れる旅。あなたはどっち派?
(写真協力:クラブツーリズム/文:安藤菜穂子)
[北海道]
広々とした庭で花と緑に包まれる北海道ガーデン巡り
北海道には、美しい庭を自由に見学できる“観光庭園”が数多くあります。そのうちの、旭川から帯広までの8つのガーデンをつなげた“北海道ガーデン街道”が、今年で10周年を迎えました。人気ガーデンデザイナーの上野砂由紀さんがデザインし、ドラマの舞台となった「風のガーデン」や、「上野ファーム」、「大雪 森のガーデン」をはじめ、“紫竹おばあちゃん”と親しまれる紫竹昭葉さんが育てた花いっぱいの「紫竹ガーデン」、1000年後の未来に森を残すことを目指す「十勝千年の森」、農と食のオアシスをコンセプトにした「十勝ヒルズ」、日本初のコニファーガーデン「真鍋庭園」などが連なります。
上野砂由紀さん。アパレル勤務後、イギリスで園芸を学び、帰国後、旭川の実家で庭づくりを開始した。
そこから少し離れた紋別郡滝上町にあるのが、高橋武市さんがひとりで育てた「陽殖園」です。60年以上、完全無農薬、化学肥料不使用で育てられた広大な庭に咲く花々の美しさは、感動のひとことです。
「陽殖園」の高橋武市さん。ツアーでは、開園前の早朝に見学が可能。緯度が高い北海道では、斜めの光を受ける朝夕が庭の見頃。
[東北]
みちのくの大自然にたっぷり触れながら自分の足で歩いて野に咲く花に出会う
「山の案内人」
代表 小野信也ガイド
秋田エリアを中心に山の魅力を広める活動を行っています。自身もガイド暦20年を誇るベテランガイド。
※「山の案内人」所属の別のガイドがご案内する場合があります。
都会では蒸し暑い季節がスタートする6月の下旬から8月初旬にかけて、爽やかなベストシーズンを迎える東北の山々。新緑が輝き、たくさんの高山植物が咲き誇ります。1993年に世界自然遺産に登録され、ブナの天然林が広がる白神山地、美しい水の流れが印象的で、渓流沿いに咲く花も楽しみな奥入瀬、日本百名山のひとつに数えられ、さまざまな種類の稀少な花々に出会える八幡平。東北随一といわれる数百種の高山植物の宝庫、秋田駒ケ岳と、花畑が広がる森吉山は、ともに花の百名山に選出されています。自分の足で歩き、野に咲く花に出会えば、疲れも吹き飛ぶことでしょう。今人気なのは、1名参加でも同一料金のハイキングツアー。温泉つきの宿に連泊し、上記の花の名所を、現地ガイド同行で歩くことができる長期滞在ツアーもあります。7日間のうち、1日3〜5時間のハイキングが5回。ハイカー憧れの名所を、一度の旅で最大5カ所踏破することができます。滞在中1日は温泉宿でゆったりと休むことができる自由行動日も設けられているほか、天候や体調によっては、ハイキングツアーに参加せず、自由行動も可能です。大自然に包まれながら、思う存分歩いて過ごす1週間。9月下旬からは紅葉の絶景も見られます。
青森県と秋田県にまたがる白神山地の日本海側に位置する青池。水深9mの池の底まで見える。周辺には33の大小の湖が。
初夏の東北・北海道ではこんな服装がおすすめ!
ファッション業界勤務の山岳愛好家、本城たかこさんのオススメは、速乾性の高い下着と防水性の高いフード付きアウターを基本とした重ね着。下着は汗をかいてもひんやりせず、旅先で洗濯してもすぐ乾く。アウターは、雨の日はもちろん、首回りが寒いときにフードを被ると温かいので、ストールを持ち歩く手間を省略。その中間に化繊のTシャツや小さく畳める薄手のダウンを重ねて調節しよう。山歩きの際は、足元はトレッキング専用シューズなどの用意が必要。
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illustration by Akira Sorimachi
