Travel
2019.07.09

見たい!買いたい!
いま、いちばん行きたい国モロッコの魅力

細い路地が連なる迷路のような町と、果てしない砂漠。見たことのない景色に圧倒された後は、混沌とした市場で雑貨探し。“旅でしたいこと”が詰まったモロッコの魅力をご紹介!

(写真:小野祐次(シャウエンを除く)/構成・文:安藤菜穂子)

お話を伺ったのは

安藤桃代 さん
あんどう・ももよ

ユナイテッドアローズのバイヤー・ディレクターを経て、神楽坂のla kaguの立ち上げに関わり、レディースファッションとインテリア雑貨のバイヤーを務める。現在はフリーランスとしてセレクトショップなどの輸入小物のアドバイザーとして活躍中。仕事とプライベートで何度も訪れたモロッコを深く愛する。

アフリカ大陸の西北に位置し、西は大西洋、北は地中海に面しているモロッコは、ヨーロッパ・アフリカ・アラブの文化が交錯するエキゾチックな国。雑貨のバイイングの仕事でモロッコに通い、プライベートでも訪れるという安藤桃代さんは「見るもの食べるものすべてが、今まで経験してきたアジアや欧米とは違う異文化です」といいます。旅の醍醐味が詰まっている半面、あまり英語が通じず、「人に道を尋ねると、聞く人ごとに言うことが違う(笑)!」ということも。現地に精通した信頼のおけるガイドが案内するツアーで、モロッコを存分に楽しみましょう。

Shopping
広大なマーケットで大好きな雑貨探し

マラケシュの旧市街にあるジャマ・エル・フナ広場は、11世紀後半から街の中心。世界遺産にも登録されています。スーク(市場)には大好きな雑貨の店が立ち並び、夜になると食べ物の屋台からいい香りが。「雑貨店は、カゴ、革小物、陶器など、同じジャンルのお店が集まっているので、いくつか見比べてから価格交渉を。ここでもガイドさんが一緒だと心強いですね」(安藤さん)。自分だけのお気に入りがきっと見つかるはず。

バブーシュなどの革小物、陶器、カゴ……。さまざまな雑貨が並ぶ市場。「どのお店でも同じようなものが並んでいるように思えても、よく見ると、そこにしかないものが見つかることも」。時間が許す限り見て回りたい。美しいランタンは、電球タイプは日本では使用できないため、キャンドル式のものを選ぼう。

ジャマ・エル・フナ広場

夕方から屋台が並び、ケバブなどを焼く香りが漂うマラケシュ最大の広場。曲芸師や蛇使いなどの大道芸人も現れ、エネルギッシュで幻想的な雰囲気を盛り上げる。2009年世界遺産に登録。

歩き疲れたら…

緑茶とミントを組み合わせたミントティーは、モロッコの国民的飲料。「最初からお砂糖が入っていて甘いのですが、フレッシュミントが爽やかで、とてもおいしいですよ」。

Sightseeing
見たことのない景色を目撃する

大都市カサブランカ、首都ラバト、古代のカスバ(城塞都市)が広がるアイト・ベン・ハッドゥ、一帯が青く染まったシャウエン、そして憧れのサハラ砂漠! これらをすべて見て回るためには、アトラス山脈を越える必要が。ツアーなら、安心して周遊することができます。安藤さんのおすすめは、アイト・ベン・ハッドゥ。「まだ住んでいる人もいるカスバのいちばん上から見下ろした景色が忘れられません。一度は見て欲しい!」。

青一色の路地に迷い込む シャウエン

モロッコ北部のリフ山脈の奥にある小さな街。細い路地にひしめく建物の外壁だけでなく、場所によっては路地の地面までが青く染められている。

©Neil Farrin/awl images/amanaimages

一度は見たい、本物の“砂漠” サハラ砂漠

太陽の角度によって刻々と表情が変わるサハラ砂漠。「360度見渡しても砂しか見えない景色に感激。また行きたいです」。

古代邸宅カスバ最古の集落 アイト・ベン・ハッドゥ

アトラス山脈の麓に広がる集落は、外敵から守るため入り口が一つしかない。『アラビアのロレンス』をはじめ、映画のロケ地としても有名。

迷宮都市に現る巨大パレット フェズ

世界有数の迷宮都市といわれる旧市街を歩くだけでも圧倒されますが、突如現れる皮なめし工場「タンネリ」にはビックリ!

illustration by Akira Sorimachi