驚異の自然と美しい街をゆったり味わう
パースに行きたい!5つの理由

オーストラリア大陸の西端に位置し、インド洋に面するパース。同国第4の都市でありながら、自然と調和する街のスタイルは、世界中の憧れ!昨年から全日空の直行便も就航し、ますます訪れやすくなったパースの魅力をご紹介します。
(文:安藤菜穂子/写真提供:西オーストラリア州政府観光局、阪急交通社)
パースってこんなところ
オーストラリア第4の都市で、西オーストラリア州の州都。19世紀のヨーロッパからの入植を皮切りに世界中から移民が集まり、オセアニア有数のグローバル都市に。街の中心にスワン川が流れ、インド洋へは市街から車で約15分。内陸部には大自然が広がる。晴天率が高く、治安がよく、清潔で、空気もきれい。”住みたい街”として憧れを集める。
1 砂漠から岩が生えているみたい!? ピナクルズの絶景
パースの市街地から車で約2時間半のナンバン国立公園。園内の砂漠にニョキニョキと突き出しているのは、尖塔という意味を持つ「ピナクルズ」と呼ばれる、不思議な形の石灰岩群です。成り立ちは諸説ありますが、石灰岩の岩盤が、長い年月をかけて風雨に浸食され、残ったものであることは確かなようです。大きなもので高さは約4mにもなり、“荒野の墓標”と呼ばれています。岩の周辺は自由に散策することができ、カンガルーやエミューなどの野生動物が見られることも。砂漠の向こうには、インド洋が広がります。
石灰岩が浸食されて残った奇岩の数々。
2 なんと可愛らしい! クオッカに会いに行く
ロットネスト島へのアクセスは、パース市街から車で約30分の港町フリーマントルから出航するフェリーで約30分。ニコッと笑っているような表情と人懐っこさから“世界一幸せそうな動物”と呼ばれるクオッカが暮らしています。人間への警戒心がなく、むしろ好奇心いっぱいで、ベンチに座っていてふと足元を見るとつぶらな瞳でこちらを見上げていた、などということも。有袋類で、サイズは子猫ほど。カンガルーのように跳ねて移動する姿も愛らしく、「クオッカに会うためだけにでも、またパースを訪れたい!」という熱烈なファンが急増中!
可愛いポーズを決めるクオッカ。
3 ここは、別の惑星? 真っ白なランセリン砂丘
パースからピナクルズに向かう途中の海沿いにある、ランセリン砂丘。幻想的な風景を生み出す真っ白な砂は石灰岩が風化したもので、その白さは“オーストラリアの雪”と呼ばれるほど。どこか別の惑星にいるような浮遊感が味わえます。空と海の深い青と、風紋を描く砂丘とのコントラストが美しく、さらに砂がレフ板代わりとなるため、どんなスナップ写真もキレイに撮れると評判。サングラスは必須ですね。サンドボードに乗って砂丘を滑り降りたり、バギーや四輪駆動車に乗ってジェットコースターのように走ったりとアクティビティも充実。
風紋が美しい白い砂丘。時間帯によって刻々と変化する幻想的な風景を楽しみたい。
4 パース市街から車で約30分! 歴史あるワイン産地へ
オーストラリアワインの一大産地である、西オーストラリア州。なかでもパース市街から北へ車で30分ほどの郊外にあるスワンバレーは、西オーストラリア州でトップクラスの長い歴史を誇ります。創業170年を超える老舗を含む約40軒のワイナリーが点在し、スワン川沿いにブドウ畑が広がる風景も息をのむ美しさ。各ワイナリーでは、見学やテイスティングはもちろん、併設されたレストランやカフェで料理とのマリアージュを楽しむことができます。ワインが育まれる様子を見学した後、ブドウ畑を眺めながらグラスを傾ける時間は格別です。
美しいブドウ畑を眺めながら、おいしいワインを味わいたい。
5 近代的な市街地と大自然が見事に調和
西オーストラリア州の州都であり、オーストラリア屈指のインターナショナル・シティでもあるパース。暮らしやすい街として世界中の注目を集めています。その理由は、豊かな自然と都市が理想的な形で共存し、調和していること。世界最大級の都市内公園の一つ、キングスパークからは、そんなパースの街と優美なスワン川の流れが一望できます。400ヘクタールを超える広大な敷地に足を運ぶと、広々と視界が開ける丘から、ユーカリやバオバブなどを含む木々がうっそうと繁る森まであり、都市と自然のハーモニーを体感することができるでしょう。
高層ビル群を眺めながらのんびりできるキングスパークの丘。
illustration by Akira Sorimachi
