Life Style
2019.11.18

板谷由夏の“今日から、もっと。アップデート”
ケニアのバラで社会貢献を進める萩生田愛さんと語る
「大地のエネルギーを湛えたバラが人生を変えた」

(撮影:ミズカイケイコ/構成:宮本恵理子)

お店に入った瞬間、色彩のパワーに圧倒されました。訪ねたのは、東京・広尾のバラ専門店「アフリカローズ」。はるばるアフリカ大陸から海を渡ってやってきたケニア産のバラが売られています。バラって繊細なイメージがあるけれど、ケニアのバラは野性的で茎がすごく太く、エネルギッシュ!

冬は1カ月ほど長持ちします」と、輸入と販売を手がける萩生田愛さん。もともと国際援助に興味があった萩生田さんは、製薬会社勤務を経て8年前にケニアへ。半年ほど小学校設立の支援に携わる中で、“与えるだけの援助の限界”に直面。「そんな時に、出会ったのが現地で咲くバラたちでした。力強く、美しい花を日本に輸出すれば、ケニアに雇用も生まれるんじゃないか。そう考えて税関のルールを調べることから始めました」。

新たにスタートした「ローズハウスプロジェクト」では、月2,500円から現地農園を直接支援でき、年3回、好きなタイミングでバラを受け取れる。(撮影:桜井奈央子)

その夢は着実に花開いて、契約農園の働き手は150人から2000人に!ケニアの農園は、今ではヨーロッパやロシアにも卸先を広げているのだそう。農園を支援できるサービスもスタート。美しいものを通じて社会貢献できるって素敵。

逞しいバラに囲まれて蘇ったのは、21歳で旅したケニアの思い出。空の青、木々の緑、キリンやフラミンゴの濃厚な色彩! 感性を刺激するケニアにまた行きたい!

@takarajimasha

いたや・ゆか
女優、ファッションブランド「SINME」のディレクターなど多彩に活躍中。