Life Style
2020.01.14

板谷由夏の“今日から、もっと。アップデート”
映画プロデューサーの牛山朋子さんと語る
子育て奮闘中のママたちと考えたい“育児のリアル”

(撮影:ミズカイケイコ/構成:宮本恵理子)

『ママをやめてもいいですか!?』ちょっとドキッとするタイトルのドキュメンタリー映画をプロデュースした女性がいると聞き、会いに行きました。

会社員を経て映像の世界に転じたという牛山朋子さんは、笑顔が素敵な明るいオーラのある女性で、9歳の女の子の母でもあります。

公私のパートナーである豪田トモ監督と共に、妊娠・出産・育児をテーマに制作した『うまれる』が公開されたのが2010年。映画館での上映だけでなく、地域主催の自主上映会が口コミで広がって、観客数は90万人超! 実は私も地元で上映会に参加した1人でした。

今回の作品(略して『ママやめ』)は「ママの子育て」がテーマ。「『ママをやめたい』と本気で思うわけではないけれど、すべてを投げ出したくなるほど不安やイライラを抱えることは誰でもある。そんな育児のリアルを2年がかりで取材する中で、夫婦や親子の関係を修復していくプロセスにも立ち会えました。孤独な子育てに煮詰まるママたちに、『悩んでいるのはあなただけじゃないよ』と伝えていけたら」と熱く語る牛山さん。

わかるなぁ。私も子どもたちが小さい頃はいっぱいいっぱいでした。キャスターとしてお母さんたちを取材した時も、話を聞いただけで泣き出す人もたくさんいて。胸の中にため込んだものを吐き出せる時間って、とても大切だと思う。子どもは大切で愛おしい。でも、ほんのちょっと休みたいときがあるのも本音だと思うから……。

すごくいいなと思ったのは、牛山さんが託児付きや「赤ちゃんが泣いてもオーケー」の上映会を積極的に企画していること。

「『産後うつ』などシリアスなテーマですが、音楽や演出はポップ。映画を観る2時間弱に、笑って泣いて、ほんの少しの“ママやめタイム”になってリフレッシュしてもらえたらうれしいです」と牛山さん。「次は、思春期の男子たちと格闘する母たちをテーマにして!」と思わずリクエストしちゃいました。

映画『ママをやめてもいいですか!?』は、2月29日(土)・新宿シネマカリテ他にて順次公開。

@takarajimasha

いたや・ゆか
女優、ファッションブランド「SINME」のディレクターなど多彩に活躍中。