佐々木 葵希さん[5年]
中川 仁さん[6年]
横山 菜乃さん[6年]
髙橋 亨さん[6年]
木村 柚音さん[6年]
横井 理壱さん[6年]
宮西 真帆さん[5年]
授業の冒頭、「コアラのマーチ」や「ガーナチョコレート」などの製品がスクリーンに映し出されると、「食べたことある!」「あれ知ってる」とうれしそうに声を上げた上板町立高志小学校(徳島)の子どもたち。
まず、チョコレートの歴史や原料について学んだ。チョコレートの原料は主に、カカオ豆、砂糖、乳製品、油脂類、香料。「チョコレートの大事な原料の一つであるカカオ豆は、主にガーナという国から日本に輸入されています」と赤塚先生。
その後、先生が取り出したのは、なんと本物のカカオの実。堅い実を割ってみると、中にはカカオ豆がぎっしり。初めてカカオ豆を見た子どもたちは「ネバネバしていて納豆みたいだね」と意外な姿に驚いた様子。また、すりつぶした後のカカオ豆も順番に観察。
「おいしそうな匂いがする!」と興味津々だった。
授業は続いて、「コアラのマーチ」の話題へ。製品が誕生したのは、コアラが日本の動物園に初めて来た1984年のこと。特徴的な六角柱のパッケージは、コアラが食べるユーカリの木をイメージして作られている。
この「コアラのマーチ」の製造や封入・出荷の工程には、様々なエコの工夫がちりばめられているという。例えば、製品をまとめて梱包するトレー。「紙トレーの高さを11ミリ低くする工夫をしたことで、年間でなんと東京ドーム約1.3個分もの面積に相当する紙を削減することができました」と金田先生。ほかに、パッケージの9割以上に古紙を配合したコートボール紙を使用していること、段ボールを約4%軽量化し、エコな物流に貢献していることなども紹介された。
また、「コアラのマーチ」の“主役”であるコアラの保護活動にも取り組んでいる。「野生のコアラは、オーストラリアの中でも東海岸沿いの森林の一部の地域にしか生息していません。しかし近年、その森林が住宅や商業施設の開発に伴い減少しています。さらに、2019年に発生した森林火災の影響もあり、コアラが絶滅してしまう危険性が高まっているのです」
ロッテでは、コアラの保護と研究に取り組む「オーストラリア・コアラ基金」の活動に賛同し、約30年にわたって支援を続けているという。「コアラのマーチを通して、私たちは世界中のみんなに『野生のコアラを守る』というメッセージを発信したいと思っています」と金田先生。コアラの深刻な現状とそれを守るための懸命な取り組みに、子どもたちは真剣な表情で耳を傾けていた。
ロッテ浦和工場の見学施設「おかしの学校」を訪れたのは、新座市立栄小学校(埼玉)の子どもたち。まずは、SDGsの取り組みについて学習。ロッテは、二酸化炭素排出量を2028年までに23%以上削減(対19年比)し、50年までにカーボンニュートラルを達成することなどを目指しているという。
さらに、ロッテが独自に取り組んでいるのが「フェアカカオプロジェクト」だ。「カカオ豆の生産地は、貧困や児童労働など、様々な課題を抱えています。私たちは課題解決のための支援を通じ、持続可能なカカオ産業の実現に貢献しています」
最後に、お待ちかねの「ガーナチョコレート」の製造ラインの見学へ。おいしくなめらかな口溶けの秘密についても、楽しく学ぶことができた。
身近なお菓子を題材に、様々な環境問題や社会課題に触れたロッテの出張授業。地球の未来を「自分ごと化」して考える、貴重な機会となった。
上板町立高志小学校では、日頃から総合学習の授業で、エシカル消費や地産地消などSDGsに関連したテーマについて学んでいます。その成果もあり、今日の出張授業も楽しく参加できていたようで安心しました。吸収した知識を起点に、興味が広がっていけばいいなと思います。
事前に地球教室のテキストを使って環境問題について調べていたこともあり、みんな積極的な姿勢で授業に取り組んでいました。地球環境について考えるときはもちろん、自身の将来について考えるうえでも、今回の学びをどんどん生かしていってほしいです。
左は、「オーストラリア・コアラ基金」のロゴマーク。世界20カ国以上で販売されている「コアラのマーチ」のパッケージ全てに印刷されている。右は、絵柄の一つ「SAVE THE EARTH コアラ」。環境保護やエコを呼びかけるのが目的。このほかにも「節電コアラ」や「残さず食べようコアラ」など、サステナブルを訴える絵柄も登場している。



似内裕一さん