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2023年度 かんきょう新聞

出張授業

チョコレートの歴史と、
ロッテの環境保護活動

株式会社ロッテ
授業の内容
  • ・チョコレートの歴史と作り方
  • ・ロッテのサステナビリティへの取り組み
  • ・「コアラのマーチ」の梱包、包装、輸送時の工夫
  • ・野生のコアラを守る取り組み
  • ・ロッテ浦和工場見学(新座市立栄小学校のみ)
講 師
金田真里恵先生
マーケティング本部
ブランド戦略部
焼き菓子企画課
金田真里恵先生
赤塚万紀先生
中央研究所
チョコ・ビス研究部
チョコレート研究二課
赤塚万紀先生
出張授業:株式会社ロッテの様子1
ロッテのSDGsの取り組みをモニターで学習

チョコレートの原料 カカオの実を観察

授業の冒頭、「コアラのマーチ」や「ガーナチョコレート」などの製品がスクリーンに映し出されると、「食べたことある!」「あれ知ってる」とうれしそうに声を上げた上板町立高志小学校(徳島)の子どもたち。
まず、チョコレートの歴史や原料について学んだ。チョコレートの原料は主に、カカオ豆、砂糖、乳製品、油脂類、香料。「チョコレートの大事な原料の一つであるカカオ豆は、主にガーナという国から日本に輸入されています」と赤塚先生。
その後、先生が取り出したのは、なんと本物のカカオの実。堅い実を割ってみると、中にはカカオ豆がぎっしり。初めてカカオ豆を見た子どもたちは「ネバネバしていて納豆みたいだね」と意外な姿に驚いた様子。また、すりつぶした後のカカオ豆も順番に観察。
「おいしそうな匂いがする!」と興味津々だった。

エコ物流の工夫やコアラの保護活動も

授業は続いて、「コアラのマーチ」の話題へ。製品が誕生したのは、コアラが日本の動物園に初めて来た1984年のこと。特徴的な六角柱のパッケージは、コアラが食べるユーカリの木をイメージして作られている。
この「コアラのマーチ」の製造や封入・出荷の工程には、様々なエコの工夫がちりばめられているという。例えば、製品をまとめて梱包するトレー。「紙トレーの高さを11ミリ低くする工夫をしたことで、年間でなんと東京ドーム約1.3個分もの面積に相当する紙を削減することができました」と金田先生。ほかに、パッケージの9割以上に古紙を配合したコートボール紙を使用していること、段ボールを約4%軽量化し、エコな物流に貢献していることなども紹介された。

また、「コアラのマーチ」の“主役”であるコアラの保護活動にも取り組んでいる。「野生のコアラは、オーストラリアの中でも東海岸沿いの森林の一部の地域にしか生息していません。しかし近年、その森林が住宅や商業施設の開発に伴い減少しています。さらに、2019年に発生した森林火災の影響もあり、コアラが絶滅してしまう危険性が高まっているのです」
ロッテでは、コアラの保護と研究に取り組む「オーストラリア・コアラ基金」の活動に賛同し、約30年にわたって支援を続けているという。「コアラのマーチを通して、私たちは世界中のみんなに『野生のコアラを守る』というメッセージを発信したいと思っています」と金田先生。コアラの深刻な現状とそれを守るための懸命な取り組みに、子どもたちは真剣な表情で耳を傾けていた。

「オーストラリア・コアラ基金」は
野生のコアラの長期的な保護を目的とした国際的機関
環境保護の大切さを伝える「SAVE THE EARTH」絵柄のコアラ。
コアラのマーチを食べながら探してみよう

ワクワクの工場見学 SDGs活動にも感心

ロッテ浦和工場の見学施設「おかしの学校」を訪れたのは、新座市立栄小学校(埼玉)の子どもたち。まずは、SDGsの取り組みについて学習。ロッテは、二酸化炭素排出量を2028年までに23%以上削減(対19年比)し、50年までにカーボンニュートラルを達成することなどを目指しているという。
さらに、ロッテが独自に取り組んでいるのが「フェアカカオプロジェクト」だ。「カカオ豆の生産地は、貧困や児童労働など、様々な課題を抱えています。私たちは課題解決のための支援を通じ、持続可能なカカオ産業の実現に貢献しています」
最後に、お待ちかねの「ガーナチョコレート」の製造ラインの見学へ。おいしくなめらかな口溶けの秘密についても、楽しく学ぶことができた。
身近なお菓子を題材に、様々な環境問題や社会課題に触れたロッテの出張授業。地球の未来を「自分ごと化」して考える、貴重な機会となった。

クイズコーナーではみんな元気に挙手
「パイの実」帽子をかぶって見学へ
「コアラのマーチ」の絵柄は365種類もあるのだそう
気になることは積極的に質問
浦和工場の見学コースには、映像に手をかざすと「おいしさの秘密」が表示される楽しい仕掛けも

出張授業を終えて

上板町立高志小学校 (徳島県/2023年11月28日)
上板町立高志小学校の出張授業
和泉陽祐教諭
和泉陽祐教諭

上板町立高志小学校では、日頃から総合学習の授業で、エシカル消費や地産地消などSDGsに関連したテーマについて学んでいます。その成果もあり、今日の出張授業も楽しく参加できていたようで安心しました。吸収した知識を起点に、興味が広がっていけばいいなと思います。

新座市立栄小学校 (埼玉県/2023年12月1日)
新座市立栄小学校の出張授業
杉山晴生教諭
杉山晴生教諭

事前に地球教室のテキストを使って環境問題について調べていたこともあり、みんな積極的な姿勢で授業に取り組んでいました。地球環境について考えるときはもちろん、自身の将来について考えるうえでも、今回の学びをどんどん生かしていってほしいです。

かんきょう1日学校

講 師
金田真里恵先生
金田真里恵先生
マーケティング本部
ブランド戦略部
かんきょう1日学校:株式会社ロッテの様子1
ロッテからは「コアラのマーチ」の洋服を着た金田先生が授業を行いました。

「コアラのマーチ」では、①商品を載せるトレーの高さを11㎜低くし、年間約6万㎡の紙を削減②パッケージに9割以上古紙を使用③ダンボールの重量を4%ダウンするなど、今までもエコ活動を行ってきました。今年からさらに④紙製容器包装のリサイクル箱の設置⑤商品を輸送したあとのトラックや鉄道コンテナに、別の会社の商品を載せて、輸送の効率化を図る「ラウンドマッチング輸送」を始めました。この「ラウンドマッチング輸送」は、二酸化炭素の排出量を年間約56.8t削減できます。また、⑥空き箱を利用した工作企画や、⑦ビスケットに印刷されたコアラのサステナブル絵柄の開発など、エコの大切さを広める活動もしています。

一方でオーストラリアでは、コアラが近年の土地開発や森林火災などによりすむ場所を奪われ、絶滅の危機に瀕(ひん)しています。「コアラのマーチ」では1994年から「オーストラリア・コアラ基金」のゴールドスポンサーになり、野生のコアラを守る活動をしています。先生は、「コアラのマーチの願いは、野生のコアラを守ること」だと言い、世界中のみんなに発信していきたいと話しました。
「オーストラリア・コアラ基金」のロゴ/savetheearthコアラ 左は、「オーストラリア・コアラ基金」のロゴマーク。世界20カ国以上で販売されている「コアラのマーチ」のパッケージ全てに印刷されている。右は、絵柄の一つ「SAVE THE EARTH コアラ」。環境保護やエコを呼びかけるのが目的。このほかにも「節電コアラ」や「残さず食べようコアラ」など、サステナブルを訴える絵柄も登場している。
  • かんきょう1日学校:株式会社ロッテの様子2
  • かんきょう1日学校:株式会社ロッテの様子3
  • かんきょう1日学校:株式会社ロッテの様子4

豊かな地球環境と子どもたちの
未来を守るために

似内裕一さん
環境への関心を広げるきっかけに
株式会社ロッテ コーポレートコミュニケーション部 部長

似内裕一さん

私たちは、ロッテグループミッションで掲げる「世界中の人々の豊かな暮らしに貢献」を実現するため、ロッテらしい様々なサステナビリティー活動に取り組んでいます。

毎年参加している「地球教室®︎」は、ロングセラー商品「コアラのマーチ」を通じてロッテが環境にやさしい取り組みをしていることを、多くの子どもたちに知ってもらえる貴重な場であると考えています。絶滅が危惧される野生のコアラを救うために、ロッテは1994年から「オーストラリア・コアラ基金」に協力しています。親しみのあるお菓子を通じて環境への関心が高まり、地球環境や社会に良いアクションへと繫(つな)がっていくように、私たちはこれからも活動を続けてまいります。(談)

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