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2025年度 かんきょう新聞

出張授業

暮らしと地球を
カイテキにする技術を学ぼう

三機工業株式会社
授業の内容
  • ● 社会インフラのカイテキとは
  • ● 水のカイテキって何だろう
  • ● 空気のカイテキって何だろう
  • ● 電気のカイテキって何だろう
  • ● 省エネルギーと創エネルギー
講 師
山下植也先生
R&Dセンター
副センター長
山下植也先生
小林雅明先生
R&Dセンター
建設設備開発部
建築DX開発課
小林雅明先生
前田光瑠先生
R&Dセンター
環境システム
開発部
前田光瑠先生
出張授業:三機工業株式会社の様子1
「温かくなった!」。エコカイロで蓄熱材の効果を実感する子どもたち

水、空気、電気をカイテキにする技術

私たちのまわりには水や空気、そして電気が当たり前のように存在している。実はその裏側では多くの技術が発揮され、暮らしの「カイテキ」を支えているのだ。授業では、水、空気、電気を無駄なく使う工夫が子どもたちに説明された。

まず先生から「歯みがきの際に蛇口を30秒出しっぱなしにすると無駄になる水の量は?」とクイズが出された。正解は「約6リットル」。その多さに驚きの声が出た。

続けて先生は、三機工業の散気装置「エアロウイング」を紹介。これは下水処理で、汚れを分解する微生物に必要な酸素を、少ない電力で効率よく送り込むしくみだ。子どもたちは水を大切に使うだけでなく、きれいな水に戻す過程にも省エネの工夫があることを学んだ。

空気については、体育館ほどの広い空間をカイテキに保つ技術「ペリループ」が紹介された。冷たい空気や暖かい空気は偏りやすいが、空気の流れをつくることで、効率よくカイテキな空調が実現できるという。子どもたちは、教室の窓やドアの開け方によって変化する、空気の流れを予想するワークに取り組んだ。身近な空間でも工夫次第で、省エネにつながることを確認した。

さらに先生から、部屋の照明をつけっぱなしにした場合の電気代が示された。「年間約1万円」という金額に衝撃を受ける子どもたち。日常の行動がエネルギー消費に直結すると実感したようだ。

蓄熱材による熱の再利用で「省エネ」を実感

後半では、熱の再利用の工夫も示された。加熱によって固体から液体へ変化して熱を蓄え、液体から固体へ変化する際に熱を放出する“蓄熱材”を活用することで、工場やごみ焼却施設から出る熱を無駄にせず再利用するしくみである。子どもたちには蓄熱材を使ったエコカイロが配布され、内部の金属片に刺激を加えることで液体に蓄えられた熱が放出されて温かくなる様子を体験してもらった。

目に見えないエネルギーが「熱」として感じられた瞬間、子どもたちは「温かい!」と歓声をあげ、場の雰囲気が一気に和らいだ。エネルギーは消費するだけでなく、工夫によって無駄なく活用・再利用することができる。それを目の当たりにし、子どもたちの理解もさらに深まったようだ。

限られた資源を大切に使い、地球のカイテキを次世代へつなぐ。今回の授業では、それを支える三機工業の技術の他に、一人ひとりの行動も確かな一歩となることを学んだ。

先生の問いかけに一斉に手が挙がる
教室の空気の流れを予想するワークに挑戦
放熱前のエコカイロに興味津々
先生の話に熱心に耳を傾ける子どもたち
下水処理にかかる時間や家庭の消費電力に関する質問があった

出張授業を終えて

大分市立南大分小学校 (大分県/2025年12月5日)
大分市立南大分小学校の出張授業
波多野美代子教諭
波多野美代子
教諭

大分市の小学校では、環境教育の一環で「やってみよう!エコチャレンジ!」に取り組んでいます。こまめな消灯やごみの分別など、まさに今回の授業で紹介されたことを実践しているのです。授業を通じて、子どもたちがその背景を学べたのは大きな収穫ですね。

広島市立美鈴が丘小学校 (広島県/2025年12月17日)
広島市立美鈴が丘小学校の出張授業
竹島園子教諭
竹島園子教諭

本校では今回の学びを日々の行動につなげるだけでなく、「伝える」ことも重視しています。内容を新聞にまとめて下級生に伝えたり、ポスターを作って地域の公民館に掲示したりする予定です。未来の地球を自分たちが支えるという、意識づけにつながるといいですね。

かんきょう1日学校

講 師
小林雅明先生
小林雅明先生
R&Dセンター 建築設備開発部
建築DX開発課
前田光瑠先生
前田光瑠先生
R&Dセンター
環境システム開発部
かんきょう1日学校:三機工業株式会社の様子1
社会インフラを技術で支え、カイテキな生活とともに省エネルギーにも積極的に取り組む三機工業からは、小林先生と前田先生が授業を行いました。

「私たちの生活を支える仕組みを社会インフラと言います」と先生は説明を続けます。「蛇口からきれいな水が出たり、トイレの水をそのまま流したりできるのは、その前後に浄水場や下水処理場があるからです。三機工業は、水のカイテキを守るため、こうした上下水道の施設にも技術を提供しています」

室内では、新鮮な空気を保つために換気が大切です。独自の空調技術で空気の流れをしっかりと分析し、大きな会場や施設などのカイテキな空間づくりにも貢献しているそうです。

照明がついて、すぐに部屋が明るくなる。当たり前に思っていることですが、その裏ではいつでも電気を安全に使えるようにするための技術が支えています。三機工業ではオフィスで自分の近くの照明と空調をパソコンで操作できる技術を開発。帰る時に、使わなくなるスペースだけ消すことができ、一人ひとりが省エネに努められるようにしました。

他にも三機工業は、地球環境を守っていくために、省エネルギーや創エネルギーに役立つ技術を次々に開発しています。

「エネルギーを使いすぎると、温暖化が進みカイテキな地球ではなくなってしまいます。資源を無駄にしないなど、皆さんにもできることがあるはずです。無理のない省エネで地球にやさしく、笑顔でカイテキに過ごしましょう」と小林先生は訴えました。
スライドにアイコンとして登場したイラスト。今年で100周年を迎えた三機工業が、事業のチャレンジやミッションをイラスト化したもの。左上は、「エコ・マエスチョロ」。三機工業の省エネを指揮し、2050年のカーボンニュートラルを目指している。右の「快適戦士サンキロボ」は、三機工業の各事業キャラが合体した、人と地球のカイテキのために戦うロボ。
  • かんきょう1日学校:三機工業株式会社の様子2
  • かんきょう1日学校:三機工業株式会社の様子3
  • かんきょう1日学校:三機工業株式会社の様子4

豊かな地球環境と子どもたちの
未来を守るために

田村鎮宏さん
好奇心と探究心を育てる
三機工業株式会社 コーポレート本部 統括部長 兼 広報・IR部長

田村鎮宏さん

三機工業グループはビルの空調・衛生・電気設備や、都市の上下水処理施設など、様々な社会インフラを通じて、世の中を「カイテキ」にしていく仕事をしています。また、カーボンニュートラルなどさまざまな社会課題に対し、エンジニアリング企業として答えを出し、サステナブルな世界の実現に貢献する企業でありつづけることを目指しています。

かんきょう1日学校をきっかけに、暮らしの中の身近にある「カイテキ」を見つけ、それを持続可能にするためには何が必要か、小さなことでも良いので、気づきが得られることを期待しています。

子どもたちの知的好奇心と探究心を育てることが、我々、大人たちの役目であり、企業としての責任でもあります。三機工業は「地球教室」への協賛を通じて、地球の未来を担う次世代の育成に貢献してまいります。(談)

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