「ナブテスコの製品は、隠れたところで働き、皆さんの暮らしを支えています」と田村先生は言い、「船や電車、飛行機の中で、『精密に、正確に、美しく』『うごかす、とめる。』を生み出しています」と続けました。
今回はその中から、船をテーマに授業を行いました。日本では、貿易量の99.5%※1を船に頼っています。ナブテスコは、その船の操舵室から、船の下部にあるエンジン室まで信号を送って操作できる「主機遠隔操縦装置」を作っています。
ここからは松野先生が、船による輸送が環境にやさしい理由を説明しました。一つ目は、船が一度に多くの荷物を運べることです。大型のコンテナ船には、約2万個のコンテナを載せられます。これは、飛行機で1800機分の輸送量に相当します。二つ目は、輸送量当たりのCO₂排出量が少ないことです。トラックと比べると、同じ荷物を同じ距離だけ運んだ場合のCO₂排出量は、約5分の1に抑えられます。
さらにナブテスコでは、AIを活用した効率的な運航や、無人運航の実現に向けた技術開発を進めています。AIが天候や海の状況などを分析し、最適な航路や速さを提案することで、燃料消費を抑え、CO₂の排出量削減につなげます。また、風の力で船を進め、発電もできる「風車帆」と呼ばれる装置の開発にも取り組んでいます。
最後に先生は「船を見たらナブテスコを思い出してくださいね」と呼びかけ、授業を締めくくりました。
※1:国土交通省資料、一般社団法人日本船主協会(SHIPPING NOW 2025-2026)から
船で活用されているナブテスコの「主機遠隔操縦装置」。船を動かすスクリューは一般的に水中にあるため、エンジンは船の下部に設置されている。主機遠隔操縦装置は、船の前方上部にある操舵室から、遠く離れたエンジンを操作できる装置。