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朝日新聞社メディア事業本部

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国消国産 国産食材をおいしく食べよう!

Quiz2025クイズ解説

テーマ④ 日本人の知恵と工夫がつまったお茶
寒い季節、ホッとひと息つきたいときにぴったりなのが温かいお茶。
お茶は、日本では古くから人々の暮らしに寄り添ってきました。
急須を囲んでおしゃべりしたり、仕事の合間に一服したり。
お茶の時間は、心を落ち着かせる大切な習慣でもあります。
なかでも「ほうじ茶」は、香ばしくてやさしい味わいが人気です。
そんなほうじ茶の香ばしさは、ちょっとした“ひと手間”から生まれるもの。
同じ茶葉でも作り方ひとつで味が変わる、日本人の知恵と工夫がつまったお茶なんです。

へぇ〜! ほうじ茶の香りって、自然に出るんじゃないんだね!

ほうじ茶は、緑茶などの茶葉を焙煎=煎ることで作られます。
煎ることで茶葉の香り成分が変化し、香ばしさが生まれるんです。
この焙煎の加減ひとつで香りが変わります。

ほうじ茶は玉露などの緑茶類に比べてカフェインが少なめ※で、夜のリラックスタイムにもぴったり。
さらに、お茶の種類によってお湯の温度や抽出時間を変えると、味わいがぐっと深まります。
たとえば香りを楽しむほうじ茶は熱めのお湯でさっと、
うまみを生かす玉露はぬるめでじっくりと抽出するのがおすすめです。
同じ茶葉でも、いれ方ひとつで印象がまったく違うんですよ。

※出典:文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」
出典:農林水産省「お茶大国、ニッポン。」

毎日の一杯にも、茶農家さんたちの工夫、そしておいしく味わうための日本の知恵が詰まってるんだね!

テーマ⑤ たくさんの人の手で大切に育てられる和牛
寒い季節になると、すき焼きやしゃぶしゃぶが恋しくなりますよね。
やわらかくてうまみのある和牛のお肉。
でも実は、お肉が食卓に届くまでには、とても長い時間と手間がかかっているんです。
子牛として生まれてから出荷されるまで、たくさんの人の手で大切に育てられています。

へえ〜! お肉って、そんなに長い時間かけて大切に育てられているんですね!

和牛はおよそ3年かけて出荷されます。
生後9~10カ月までは、子牛を育てる「繁殖」の段階で母牛と共に育てられます。子牛から出荷までは「肥育」の段階として約2年かけて育てます。
その間、えさ代や飼育費を合わせると、1頭あたりの生産コストは約80万円(令和4年)に。
出典:農林水産省「令和4年 肉用牛生産費」
出典:農林水産省「特集1 和牛(1) 和牛の種類」

長い時間とたくさんの人の手間が、おいしい和牛の味を支えているんだね。

テーマ⑥ 花を長持ちさせる工夫
寒い季節になると、お部屋に彩りを添えてくれるのがお花。
鮮やかな色ややさしい香りがあるだけで、気持ちまで明るくなりますよね。
昔から花は、飾ったり鑑賞するのはもちろん、人の心を優しく癒す存在としても大切にされてきました。
そんな切り花ですが、せっかく買ってもすぐにしおれてしまうこと、ありませんか?
花を長持ちさせるには、ちょっとした工夫が必要なんです。

お花があると気分が明るくなるよね!

切り花は、茎の断面が新しいほど水を吸い上げやすくなります。
そのため、生ける前に水の中で茎を1〜2センチほど斜めに切り戻すことが大切です。
斜めに切ることで断面が広くなり、水の通り道が確保され、花もちが良くなるとされています。

また、切り花は直射日光やエアコンの風が当たる場所が苦手です。
温度の上昇や乾燥でしおれやすくなるため、できるだけ涼しいところに飾ると安心です。

さらに、花瓶の水は毎日取り替えることで雑菌の繁殖を防ぎ、茎の傷みを抑えることができます。
葉が水に浸かると腐りやすいため、余分な葉をあらかじめ取り除いておくとより長持ちします。

切り花も、取り扱いを少し変えるだけで長く楽しめます。
また、冬は切り花だけでなく、色合いの美しい鉢花もたくさん見られる季節です。
気温が低くなるこの時期ならではの花を選んで、暮らしに彩りを添えてみませんか?
出典:農林水産省・aff「はじめよう、花のある暮らし 切り花を長持ちさせよう」、「長持ちさせる切り花の扱い方」

冬にはパンジーやポインセチア、シクラメンなど、寒さに負けずに咲く花がたくさん。冬ならではのお花も楽しんでみよう!

テーマ⑦ ミカンならではの成長サイクル
こたつにミカン。冬といえば、この組み合わせを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
甘酸っぱくてジューシーなミカンは、寒い季節の定番です。
果物には天候などの影響で“豊作の年”や“少し実りの少ない年”があるのは自然なこと。
でも、ミカンにはそれとは少し違う、「実のなり方に独特のリズム」があるのをご存じでしょうか。
そんな“ミカンならではの成長サイクル”があるんです。

そうなんだ! 実のなり方に一定のリズムがあるなんて、初めて知った!

ミカンの木は、たくさん実をつける「表年」と、実が少なくなる「裏年」を交互にくり返す性質を持っています。
たくさん実をつけた翌年は、木が少し力を蓄えるために実を減らします。
これを「隔年結果」と呼びます。

近年では、枝を整えたり実を間引いたりして、できるだけ年ごとの差を小さくする工夫も行われています。
そうした手入れや知恵のおかげで、私たちは毎年おいしいミカンを楽しめるんですね。
出典:2025年6月28日付 朝日新聞デジタル版「ののちゃんのDO科学」(承諾番号:25-3051) 朝日新聞社に無断で転載することを禁じます。

朝日新聞デジタル版「ののちゃんのDO科学」
https://www.asahi.com/articles/AST6S148WT6SUTFL002M.html

自然のリズムって、ほんとうに面白い!
ちゃんと休むことで、次の年にまたおいしい実を実らせる。
そんなミカンの姿に、ちょっと元気をもらえちゃうね!

まとめ
日本には、四季の移ろいとともに、さまざまな国産の食材があります。
香ばしいお茶、じっくり育てられたお肉、皆に元気を与える美しいお花、みずみずしい果物——
どれも、生産者さんの想いがつまっていて、自然の恵みが生んだ“季節の味わい”です。

国消国産(こくしょうこくさん)とは「私たちの『国』で『消』費する食べ物ものは、できるだけこの『国』で『生』産しよう」という考え方です。
この言葉には、日本の食と農を未来へつないでいこうという想いが込められています。

国産の食材を手に取ることは、その考え方を日々の暮らしの中で実践すること。
地域の農業や文化、そしてこの国の「おいしい」を次の世代につなげていくことにもつながります。

旬の味を楽しみながら、これからも“国産を選ぶ楽しさ”を味わっていきたいですね。
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