コンテストに応募すると、必ず「次の作品」につながる
「日本の自然」写真コンテスト最優秀賞受賞者が語る写真の魅力
36回目となる「日本の自然」写真コンテストが、1月4日から3月29日まで作品の応募を受付中だ。そこでコンテストを主催する全日本写真連盟の勝又ひろしさんが、第34回で最優秀賞を受賞した笹尾敏子さんにインタビューを行い、撮影秘話やコンテストの意義など、さまざまな話を伺った。
コンテストは力試しの場
気軽に挑戦して成長の糧にしてほしい
勝又 カメラを楽しむうえで大事なことって何だと思いますか。
笹尾 長く続けること、それにコンテストにチャレンジすることでしょうか。クラブにも80歳を超えたときに一度辞めて、でも「カメラを辞めたら人生の目的がなくなっちゃった」と言って86歳で再入会した人がいるんです。そうしたらその方、再入会後に生まれてはじめてコンテストで奨励賞を受賞されて。もうがぜんやる気が出てきたようで、今では辞める前以上に熱心に撮影会に挑まれています。
勝又 賞をもらうと励みになるんですよね。コンテストがカメラを続けるきっかけになった人の話はよく聞きます。
笹尾 そうなんです!ですから私もよく写真仲間に「これはいい写真だからコンテストに出しなさいよ」と勧めるのですが、みなさん遠慮なのか、謙遜なのか、あまり出品されませんね。でも無料で審査していただけるわけですし、力試しにはとってもいい場所。出さないと損だと思います。
勝又 審査で意見がもらえたことで、写真がうまくなっていく人は多いですからね。やっぱり写真は“見てもらってなんぼ”の世界。
笹尾 撮った人は自分の写真に愛着があるから、なかなか別の視点に気づけないもの。いろいろな人のアドバイスを受けながら育っていくほうが、写真の腕はかならず上がります。
勝又 インスタグラムなど若い人たちの間で写真を共有するSNSが流行していますが、結局あれと一緒だと私は感じています。自分の写真を“イイね”と言ってもらえると嬉しいし、次はもっといい写真を見てもらいたくなりますから。



