
「自助努力」で「お金の寿命を増やす」!?
最近投資を始めたという、元AKB48でタレントの松井咲子さん。
「資産運用って本当に必要なの?」「いつから始めればいいの?」「何を買ったらいいの?」
投資初心者ならではの疑問が盛りだくさん。ドイチェ・アセット・マネジメント株式会社、投資信託営業部の毛利仁美さんをアドバイザーとして迎え、知りたいこと、いろいろ聞いてみました。
早速ですが昨年話題になった「人生100年時代」と「2000万円問題」はご存じですか?
聞いたことはあります。でも人生100年時代って言われてもリアリティーがなくて。だって100歳って言ったらあと70年ですよ。明日のこともわからないのに、そんなに先のことまで考えられない(笑)
「2000万円問題」は、老後は2000万円あればいいですよ、ということでしたっけ…?
はい。金融庁の報告書で「退職後の夫婦が30年間、それまでどおりの暮らしをしようとすると、2000万円を用意しておく必要がある」ということが書かれていたんです。あくまでも一つのケースでの想定に過ぎませんが具体的な数字が出たことで危機感を抱いた人が多かったかもしれません。
はい、私もです(笑)。でも用意するにも何からやればいいのかは分からなくて…
松井さんは、将来に向けて何か備えていますか?
一応貯めてはいますよ!10代の頃からお仕事をしてお金をいただいてきたのですが、それを派手に使うことはありませんでした。もともと物欲がないっていうのもあるんですけど。すごく慎重派の人生なんです。
しっかりされていますね! これまで平均寿命は80歳ぐらいでしたが、人生100年時代になればプラスアルファで20年分のお金が必要。自分の寿命が延びるだけじゃなくて、お金の寿命も一緒に伸ばさなきゃいけないんです。
お金の寿命…そんな考え方があるんだ…
——新型コロナウィルスの感染拡大による社会・経済の激変もありました。何が起こるかわからない時代だからこそ、「お金の寿命を増やす」ことが必要なのでしょうか?
そうですね。疫病や災害は予測できないものです。もちろん万が一の病気やケガも同様です。でも、何かあった際に、国のサポートだけでは不十分かもしれない。だから自助努力によって、お金の寿命を増やすことが大事だと考えています。
私もコロナで思うようにお仕事ができなくなりました。生活ができないほどではありませんでしたが、「先々のことを見据えて備えるのは本当に大事だな」「今できることを始めなきゃ」って考えた数カ月でした。
——松井さんは人生計画をどのように考えていますか?
お仕事はずっと続けていきたいです。あとはいずれ結婚も。何歳までって期限を決めているわけではないけど、漠然とした理想はあります。
松井さんと私は同世代ですが、ちょうどキャリアも含め様々なライフステージの変化を感じる時期ですよね。
そうなんです。結婚とか、子育てとか、やっぱりリアルに考えなきゃいけない時期もくるだろうな…私、孫ができたら、いい暮らしをさせてあげたいんです。甘やかしちゃうと思う(笑)。たくさんご馳走して、旅行にも連れていって。それぐらい先のことも考えちゃいます。
何歳で結婚するとか、子供を持つとかはわからないですし何か予期しないライフイベントもあるかもしれません。しっかりお金を自助努力で増やしていくほうが何があっても柔軟に生きられると思います。
——そのための準備をいつから始めるべき、という目安や基準はありますか? 松井さんも最近投資を始められたそうですが。
早ければ早いほうがいいと言われています。キーワードは「時間を味方につける」。勉強して知識をつけてから、と言っていると時間がどんどん過ぎてしまいます。
悩んで時間を無駄にするより、始めちゃってよかったんですね!
その通りです。あと二つ大きな効果があります。一つは金利収入。金利はどんどん積み上がっていくので、10年前に始めた人に追いつこうとしても無理なんです。もう一つの効果は、時間を分散できること。
うーん、わかるような、わからないような。
例えば、ドラッグストアでトイレットペーパーを買うときは、安いときにまとめ買いしますか?
なるべく安いときにたくさん買います。
それはそうですよね。ところが投資の考え方ではちょっと違うんです。金融商品はトイレットペーパーよりも値段が動く物もありますし、いつが安いかも分からないので、例えば毎月500円分とあらかじめ購入金額を固定した方が良いんです。すると安い時に沢山買えて、高い時は少ししか買えないですよね。その結果、長期で見ると、「このタイミングだ!」と思って一度にまとめ買いするより、平均の購入価格が安くなる可能性が高いことが実証されています。
へぇー!
時間をかけて買い増していくことでタイミングによる価格の変動を分散できる、「時間を味方につける」とはそういう意味なんです。
——今が安い、お買い得っていうのは、やっぱりわからないものなんでしょうか?
過去と比べて安い、と言うことはできても、未来のことはわかりません。今が一番底なのか、あるいはもっと底があるのかは、儲けを出すことを仕事とする投資のプロでも完全に予測することは出来ません。
プロでも難しいんですね。じゃあ素人にはもっと難しい。
それよりも時間は平等にみなさんにあるものなのでその時間を武器にしたほうがいい、ということです。
だからこそ早く始めて長く続ける方がいいんですね。
——今回松井さんが購入したのは、「DWS グローバル公益債券ファンド(毎月分配型)Aコース(為替ヘッジあり)」。購入してからおよそ1カ月ですが、どのくらいの値動きがありましたか?
購入してから、1万円分増えました!
いいタイミングでしたね。
モチベーションが上がりました。褒められて伸びるタイプなんです。
ただ投資信託は基本的には長期で投資する商品設定なので、あくまで参考程度に考えてください。
わかりました・・・。
でも、この期間銀行に置いていても一銭にもなりませんから、そう考えたら一万円はすごい。最初の一歩として、お金を活かすという意味を肌で感じてもらえたのではないでしょうか。
——様々な種類のファンドがある中で、公益債券ファンドというのはどんな特徴があるんでしょうか。
簡単にいうと、電気・ガス・水道などのライフラインとなる社会の基盤を支える企業の債券に投資しているファンドです。いちばんの特徴は業績が安定していること。今みたいなコロナの状況でもトイレや電気は使いますよね。
人間が生きている限りは必要ですもんね。
だから年によって業績が大きく変動することが少ないんです。将来の業績の見通しがしやすく、一定の需要が常に存在する。倒産もしにくいし、景気に左右されにくい。慎重派の松井さんにピッタリです。
安定と信頼ですね。初めてだったので、いきなり変動があるとちょっと踏み込みづらいところがあるんですけど、初心者向けだったんですね。
でもここまで市場の変動性が高まったのはやはりコロナの影響も大きく、珍しいことです。逆に言えばタイミングが少しズレたら1万円減っていた可能性もあります。
えー、悲しい。
そういうときは冷静に、「今は異例の時期だから早急に判断すべきじゃない」と考えましょう。最初は難しいですけど。あとはいっそ忘れてしまうことも大事。
気になっちゃうし、毎日見たほうがいいのかな、って思っていました。そうしなくてもいいんですね。
毎日チェックするのを30年間続けるのは大変ですよね。ある程度慣れてきたら忘れちゃったほうが変な邪念にとらわれないというか。チェックするのは半年とか1年に1回ぐらいでもいいと思います。
へぇー! 大イベントですね、その日は(笑)。でも毎日お金のことを考えるのも逆にストレスになりそうだし、忘れた頃に見るくらいでいいのかも。
——今後の松井さんの投資ライフのために、何かアドバイスはありますか? このまま安定性が高いものだけを購入するのがいいんでしょうか?
公益債券ファンドは、業績が安定していますが、その代わりに・・・。
何かデメリットが?
例えば景気が良くてどんどん株価が上がっているときに見劣りしてしまうというか、ちょっと地味なんです。テクノロジー株のような派手さはない。
そっか。急激に上がることもないから、サプライズがない。
ですから公益債券ファンドは老後に向けた長期投資の軸にして、それとは別にテクノロジー株のファンドとか新興国のファンドとか、変動がより高いものを組み合わせてもいいと思います。
基本は安定で、たまにちょっと冒険するみたいな?
そうですね。食事の栄養バランスと同じように考えてみてください。ご飯をしっかり食べた上で、いろんなおかずをトッピングする。おかずによってそれぞれ強みは違うので、補完しあうように組み合わせるのが大事です。
あとは日本の商品だけでなく、国や地域を分散させればリスクも分散します。いろいろ組み合わせて一つの食事として成立させることが、投資のステップ2ですね。
私は基本白米が好きですが、たまにスパイシーなのも食べたくなります(笑)。
エスニックとかですね(笑)。
そういうチャレンジ精神も大事なんですね。でもどうやって選んだらいいんでしょうか?
例えば旅行した国の株式や債券は、イメージしやすいですよ。ベトナムに行ったら、ベトナムの株式ファンドとか。
あー、なるほど! シンガポールは仕事で10回ぐらい行きました。あと大好きなのがポーランド。私ピアノをやっていて、ポーランドはショパンの国なんです。
そうやって広げていくのもいいですね。実は、当社のファンドに「ドイチェ・ロシア東欧株式ファンド」というポーランドの企業に投資するファンドもありますよ。
ポーランドは人も温かいし、ご飯もおいしいし、絶対いつか住みたい。投資してみるのもいいかも。
——毛利さん、今日は様々な用語が出てきましたが、特に「自助努力」「時間を味方に」「公益債券ファンド」はキーワードかと思います。最後にまとめてもう一度教えていただけますか?
はい。昔と違って、今はお金に関しては自助努力が求められます。昔は銀行預金の金利が7%ぐらいありましたから、銀行に預けておけば老後の資金は自然と貯まっていましたが、今は自分から動いてお金の寿命を延ばしていかなければならない時代です。
時間を味方につけるんですよね?
はい、私たちの世代が持っている武器はやっぱり時間ですから。具体的な数字の話をすると、公益債券ファンドは5月末時点で年利2.5%の利回りが取れるんですね。
それはいい数字ですか?
実は複利が働くので、30年間を通して2.5%で運用していると元の資金が2倍を超える計算になります。100万円から投資すると30年後に200万円になるということです。
えっ、そんなに?
1年で100万円を倍にしようとしたら、よっぽど高リスクのものに手を出さないと無理なんですが、長い時間があればそれが可能になります。
だから私みたいな初心者でも大丈夫。
また、投資の第1ステップとして、やはり投資信託を初心者の方にぜひ使っていただきたいなと思います。
個人の方が世界中の市場にアクセスしやすい仕組みになっているのが投資信託なんです。世界中の株、債券を何十、何百銘柄とまとめて投資していますので、個別で一つの株や債券を買うよりもリスクが分散されます。
自分で100銘柄を選ぶとしたら、すごく大変そう。
例えば、個別で買うには1千万円以上必要な銘柄も、その銘柄に投資しているファンドを購入することで1万円とか数千円から購入できるケースも多くあります。
お金のことってあんまり深く考えたくないけど、そうも言ってられない。もっと気軽でいいってわかったから、すごくポジティブになれました!
——今回投資を始めて、ご自身の中での変化などありましたか?
投資ってもっと上の世代の人がやるイメージがあったんですが、アプリで簡単にできるし、数万円でもできるってわかってイメージが変わりました。
選ぶのが難しかったら、例えばレストランでも食べログで評点が高いと安心という方も多いのでは。投資も同じで、第三者が世の中の様々なファンドを分析して評価してくれる機関もあります。
プロのお墨つきがあるなら安心です。
「DWS グローバル公益債券ファンド(毎月分配型)Aコース(為替ヘッジあり)」は投資信託の格付け評価を行うモーニングスター社の2019年のファンドオブザイヤーにて、債券型 部門の優秀ファンド賞を受賞しています。迷ったときにはアワードをヒントにする手もありますよ。
私は優柔不断なので、「当店オススメ」があったらわかりやすいし、「食べログ高いからここにしよ」って決めちゃうかも。

Morningstar Award “Fund of the Year 2019”は国内追加型株式投資信託を選考対象として独自の定量分析、定性分析に基づき、2019年において各部門別に総合的に優秀であるとモーニングスターが判断したものです。債券型 部門は、2019年12月末において当該部門に属するファンド1,594本の中から選考されました。当賞は過去の情報に基づくものであり、将来のパフォーマンスを保証するものではありません。また、モーニングスターが信頼できると判断したデータにより評価しましたが、その正確性、完全性等について保証するものではありません。著作権等の知的所有権その他一切の権利はモーニングスター株式会社並びにMorningstar,Inc.に帰属し、許可なく複製、転載、引用することを禁じます。






