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コンタクトレンズを使うなら眼科での定期検査をセットに

道玄坂糸井眼科医院 院長

糸井素純 先生

いとい・もとずみ●1984年、順天堂大学医学部を卒業後、京都府立医科大学大学院、順天堂大学眼科学教室などを経て2004年に東京都渋谷区に医療法人社団松六会 道玄坂糸井眼科を開設。現在、順天堂大学眼科学教室の非常勤講師、日本コンタクトレンズ学会常任理事などを兼任。

私が医者になった1980年代中頃は、レンズを洗浄しながら2~3年使うハードタイプのコンタクトレンズが主流でした。その後、90年代に入って1週間連続装用の使い捨てタイプのソフトコンタクトレンズが登場しました。94年には2週間の使い捨てタイプ、95年には1日使い捨てタイプが登場しました。外した後の洗浄などのケアが要らないことや、日によって度数を変えられる便利さから、現在では1日使い捨てタイプのコンタクトレンズが主流になっています。

ただし、全ての人にとってそれがベストだというわけではありません。ハードコンタクトレンズの方が合う人も、メガネの方が調子のいい人もいます。それくらい、私たちの目には個人差があるということです。大切なのは自分の目に合った安全なコンタクトレンズを選び、ケアも含めて正しく使うことです。コンタクトレンズの普及から時間が経ち、使っている人の中には情報が古いままアップデートされていない方もいるようです。最新情報を持っている眼科医のアドバイスを受けながら、新しいコンタクトレンズを試してみるのもいいかもしれません。

年齢や季節によって変わる目のトラブル

目の健康に対する意識は年齢によって変わります。例えば身長と共に目の形状や視力も変化する17〜18歳頃までは近視の進行が最大の関心事でしょう。社会人になると眼精疲労などにより視力が落ちたと感じる人が増えてきます。老視が始まるのは意外と早くて35〜40歳。近くが見にくくなることが老視の症状だと思っている人が多いようですが、実は近くを見ていた直後に遠くが見えにくくなるのが老視の初期症状です。近視が進んだと思い、メガネやコンタクトレンズの度数を上げると余計に見え方の具合が悪くなるということもあります。加齢と共に涙の分泌量が減ってくるため、ドライアイも増えてきます。湿度が低いとドライアイを招きやすくなるため、家の中では最低40%の湿度を保ち生活するようにしましょう。50〜60代以降の関心事はやはり白内障です。自分の目の正しい状態をチェックするには、眼科を受診することをお勧めします。それが重篤なものも含めた他の目の疾患の早期発見につながる場合もあります。

目のトラブルは年齢だけでなく、季節によっても変わります。2~3月頃は花粉症、冬にはドライアイ、コンタクトレンズのケースにバクテリアが増えやすい夏は感染症が多くなります。できれば、各季節ごとに眼科での定期検査を検討してはいかがでしょうか。それが人生100年時代の目の健康を守ることになると思います。

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