
名古屋学芸大学
大学院栄養科学研究科教授
医学博士
下方 浩史
(しもかた・ひろし)先生
余分な塩分を排出する野菜や果物のカリウム
日本人の寿命と健康寿命は、世界的に見てもトップクラスです。これは遺伝的な要因や医療制度の充実、そして和食という米を中心とした食習慣などに由来していると考えられています。
和食は塩分が多いからと、気をつけている方もいるかもしれませんが、何らかの疾患で治療を受けている方以外は、あまり神経質になる必要はありません。少し塩分をとりすぎた時は、体の外に出してしまえばいいのです。このときに役立つのが、野菜や果物に多く含まれているカリウムです。
ミネラルの一種であるカリウムは、腎臓でのナトリウムの再吸収を抑制し、尿中への排泄を促進する働きをします。つまり、 体内の余分な塩分を排出し、血圧を抑える効果があるのです。特にみかんには1個100g中150㎎のカリウムが含まれています。

