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企画・制作 朝日新聞社メディア事業本部

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テーマ① 「令和の米騒動」はどうして起こったの?

令和6年の夏、全国的にお米の品薄が広がって、小売店で品切れする様子や値段があがったりしている様子が「令和の米騒動」として連日メディアで報道されていましたね。これは、令和5年の夏の歴史的な猛暑でお米の収穫量が減って、小売店の在庫が少なくなっていたタイミングに、南海トラフ地震臨時情報の発令やインバウンドの回復による和食人気の高まりが重なったことで起こったことなんですよ。

現在、お米は例年より値上がりしています。ただ、値上がりが続く他の食料品と比べた場合にどうなのか。皆さんと一緒に考えてみたいと思います。

近年値上がりした食料品(イメージ)とお米の価格

解説

スーパーでよく目にする5キロ袋の精米を3,000円で買った場合、茶碗1杯150グラム(精米65グラム)は40円、また、1日茶碗3杯食べた場合に、食べ終わるのに24日間かかるんですよ。

ちなみに、お米の値段はここ30年間でみると下がっていたんですね(図)。

これまで私たちは、お米は買いたい時に買えて、物価高でも値段があまり変わらないものと思っていたかもしれません。だから、「令和の米騒動」は私たちにとって、お米の大切さを考えさせられる貴重な機会になったと思います。

図:消費者物価指数(令和2年基準)の推移

私たち消費者が購入するモノやサービスの価格の動きを表した指標「消費者物価指数」で表すと、平成2年から令和6年にかけて、物価全体を表す総合指数は1.18倍、食料品は1.43倍に上がっている一方で、米類は0.98倍に下がっている。

出典:総務省統計局「消費者物価指数」をもとに作成

しかも、お米をつくるのに欠かせない肥料などの値段も上がっていて、令和5年はこれまでで一番高かったんです※1。実際に、お米農家さんの経営はとても厳しくて、令和2年のお米農家さんや法人の数は、10年前から4割も減っているんですよ※2

私は、私たちにとって大切な主食のお米を、この先もずっと食べ続けたい。そして、そのためには皆さんにも、私といっしょに、お米をより手に取って、おいしく味わうことで、お米農家さんを応援してほしいなと思います。

※1:農水省「農業物価統計」より。令和5年度の精算資材全体の数値は統計が残る昭和26年以来で最高となった。
※2:農水省「2020年農林業センサス」より

テーマ② いま一番勢いのある野菜ってなんだろう

この質問に、「ブロッコリー!」と答える方、多いんじゃないでしょうか。ブロッコリーは、簡単に調理できて栄養価も高いことなどにより人気が高まって、なんと、ここ10年で購入される量が2割も増えたんですって!

令和6年の1月に発表された指定野菜への追加は満を持しての決定といえるかもしれませんね。ちなみに指定野菜は、既に食べられている量が多いか、今後多くなることが予想されて、安定的に食卓に提供する重要性が高い食べ物が選ばれるんですよ。これまでにキャベツやダイコン、ニンジンなど14の野菜が指定されていて、今回の追加は50年ぶりなんですよ!

野菜推しの私としては、今回のビッグニュースを追い風に、野菜全体の消費量がもっともっと増えることを期待しています!

指定野菜とその重量の目安

出典:奥嶋佐知子監修『食品の栄養とカロリー事典 第3版』女子栄養大学出版部

解説

令和5年に日本の成人が1日に食べた野菜の量は、平均で256グラムと、比較可能な平成13年以降で最も少なかったようです(厚生労働省、令和5年「国民健康·栄養調査」)。

私たちが健康に過ごすために毎日食べることがすすめられている量は「350グラム」です。

実際に食べている量が256グラムだから、約100グラム足りていないんですね※1

年代別だと20代が一番食べる量が少なくて、年代が上がるほど増える傾向があるようです。そして、残念ながら350グラム以上食べているのは、どの年代でも3割もいなかったみたいです・・・※2

ちなみに、せっかくなので果物は足りているのかどうなのか、確認してみましょう(果物推しの梅澤さんは別のクイズで登場しますよ~)。

野菜や果物は、がんや心臓病、生活習慣病の予防につながるビタミンや食物繊維が豊富に含まれているなど、健康な身体づくりに欠かせない食べものなのに・・・どちらもこんなに足りていないなんて、悲しいです。

ということで、果物をどの程度食べたらよいかも野菜と同じように紹介するので、皆さん確認してもらえたらと思います!

※1:厚生労働省、農水省「食事バランスガイド」
※2:厚生労働省、令和元年「国民健康・栄養調査」より。 20代以上の男女の摂取量に対して令和元年に調査した数値。

主な果物の重量の目安

出典:奥嶋佐知子監修『食品の栄養とカロリー事典 第3版』女子栄養大学出版部

野菜と果物それぞれどの程度食べたらよいかイメージできたのではないかと思います。

改めて、私たちに必要な野菜の量は1日350グラム※2、果物の量は1日200グラム※3ですよ。ぜひ皆さんもこの量を意識して、毎日おいしく野菜と果物を食べて、健康な身体づくりをすすめしょう!

※1 出典:農林水産省「世代·ライフスタイル別トピックス 若者単身者編 野菜·果物をとろう!」
※2 出典:厚生省(現厚生労働省)「21世紀における国民健康づくり運動:健康日本21」
※3 出典:厚生労働省「健康日本21(第三次)について~栄養・食生活関連を中心に~」

テーマ③ 和牛の「A5ランク」ってどういう意味なの??

みなさん、おいしい“ごちそう”と聞いて、何を思い浮かべますか?

もちろん私の推し食材の「お肉」ですよね!?
食欲をそそる香り、ジューシーな味わい、柔らかさ…白米ともお野菜とも合い、お箸が進みますね!
焼き肉、すき焼き、しゃぶしゃぶなど、家族や友達と食べた光景など思い浮かび、おいしさを超えて幸せな気持ちにもなります。

季節の変わり目、特に寒くなると体調を崩しがちですが、たくさん「お肉」を食べて元気に過ごしましょう。

今回はそんなお肉の中でも日本が世界に誇る和牛について、皆さんにもっと好きになって、もっとたくさん食べてもらえるよう、クイズを通じて“知っているようで意外と知らない”知識をいっしょに勉強できたらと思います!

解説

焼肉店やレストランなどで見かける「A5ランク」など、アルファベットと数字の組み合わせで表示される格付は、
アルファベット:牛一頭のうち食べられる肉の割合
数字:さし(脂肪交雑)、肉や脂肪の光沢など
を表したものなんです。
下記図1を参照

ちょっと意外だったかもしれませんが、必ずしもおいしさだけを表した格付ではないんですね!

他にも、赤身肉のおいしさを売りにする「あか牛」のように、
独自の評価基準を採用しているブランド和牛もあるんですよ。

図1:格付の全体像

全国には、さまざまな特長をもつ銘柄牛が300以上あります。お肉の柔らかさや、さしの量など、皆さんの好みに合った“推し和牛”を見つけるのも、楽しそうですね!

でもいま、そんな和牛を育てる農家さんの経営はとても厳しいみたいなんです。物価高による節約意識の高まりなどで和牛を食べる人が減っていて、その販売価格はここ数年ずっと厳しい状況なんです(図2)。

図2:和牛枝肉価格(東京市場)の推移

※農水省「食肉流通統計」より。令和6年は1月~10月の平均値

さらに、牛のエサ代は5年前から4割上がっていて※1、こうした厳しい環境のなか、肥育農家さんの数は、減少が続いてしまっているそうです※2
和牛は、私たちの食卓に欠かせない大切な食べものですし、海外でも高く評価される日本の宝です。ぜひ皆さんもこのクイズをきっかけに、私といっしょに和牛をもっと食べて、未来につなぐ応援をしていきましょう。

※1:農水省「農業物価統計」
※2:農水省「畜産統計」

テーマ④ 牛乳を飲んだあとの“お腹ゴロゴロ”への対策ってあるの?

突然ですが、みなさん牛乳を飲んでますか?

私は、大の牛乳好きな父親の影響で、昔から牛乳が大好き!

寒い冬には「ホットミルク」もいいですね。きなこと牛乳を混ぜた「きなこ牛乳」もお気に入り。

牛乳は、温めたり冷やしたりと、気分によって飲み方を変えられますね。
さらにさまざまな飲み物と組み合わせられたり、多彩な味わい方があるのも魅力的ですよね。
ちなみに、ある調査では牛乳の好きな飲み方を調査した結果、第1位はコーヒーだったようですよ(図)。

図:好きな牛乳の飲み方ランキング

※日本農業新聞が令和6年8月に行った調査(104人が回答)による

そんな私の推しの牛乳ですが、「お腹がゴロゴロするから…」と控える方もいらっしゃるのではないでしょうか。
これは、牛乳に含まれる乳糖という成分によるものみたいです。
その対策をクイズで紹介するので、ご自身がそうであれば試してみてください!
そうではない方は身近の方に教えてもらえると嬉しいです!

解説

牛乳を飲むとお腹がゴロゴロすることへの対策として、
①一度にたくさん飲まず、数回に分けて飲む
②温めてゆっくり飲む
③毎日飲む習慣をつける
などのいろんな対策があるんですって!

このほかにも、牛乳を料理に加えたり、乳糖の含有量が少ない「低乳糖牛乳」に切り替えるなどの方法もあるみたいです。

では、そんな牛乳を生産する酪農家さんの経営はどうなっているのしょうか?
ある調査では、エサ代や光熱費の高騰などが原因で8割の農家さんが「厳しい」と感じています。
そして約6割が赤字経営になっているみたいです。(図1、2)

図1:経営環境の実感

図2:実際の経営状況

※中央酪農会議調査 N=236人

実際に、酪農家さんの数はここ15年で半分になっています。
とくにここ5年間は、エサ代などの高騰でそのペースが増し、約3000戸も減っているみたいです。
令和6年10月、農家さんの数は1万戸を割ってしまいました(図3)。

図3:酪農家戸数の推移

※中央酪農会議調査、酪農家戸数は指定団体の受託農家戸数。各年度3月時点。令和6年は10月時点

このままだと、私の大好きな牛乳を将来も飲めるのかとても不安です。
ちなみに年始から春先までは、牛乳が飲まれる量が最も少なくなる時期みたいです。
私といっしょにおいしい牛乳をたくさん飲んだり、料理にも使って、酪農家さんを応援しましょう!

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