特徴ある教育・就職特集 就職活動成功への道 活動の流れ、面接への対応など、内定するために何をしたか、親のサポートでありがたかったことなど、厳しい就職活動を乗り切った学生が、本音でありのままの就活を語ります。

やってしまった!失敗談

「落ちちゃったんだよね」などと落ち込んでいると、母がいつも前向きな言葉を掛けて励ましてくれたので、また頑張ろうと思えました。――――小菅

――就職活動をしてきて、ときには失敗もあったかと思いますが、いかがですか。

小菅 私は3月下旬の早い段階で、ある企業から内定をいただき、そこでプツンと緊張の糸が切れてしまいました。そのとき両親からは、「それでいいの?」みたいなことを言われて、それがすごく嫌な言葉に聞こえました。でも、その言葉のお陰で、本当は自分が損害保険会社を目指していたということを思い出し、就職活動を再開して、最終的には自分の目標だった会社から内定をいただくことができたので、やっぱりあのときやめなくてよかったと思っています。

長澤 私は、面接に遅刻をしたことがありました。そのほかにも2月、3月は、1日3、4社説明会に行っていたため、すごく疲れていて寝坊してしまい、説明会に参加できなかったことがあり、今でも後悔しています。

――面接に遅刻したときは、どう対処しましたか。

長澤 すぐに人事に電話してお詫びをし、なんとか面接を受けさせていただきました。また面接後もお詫び状を郵送しました。

古川 私はエントリーシートを出し過ぎて、4月の最初の週には1日4社も面接が集中し、企業研究も適当になってしまいました。ホームページをパーッと見るだけで臨んだ面接は、やはり落ちました。

親のサポート

――今日は会場には、学生さんのお父様、お母様方がたくさんいらっしゃっています。就職活動中、何かご家族とのかかわりで、嬉しかったこと、逆にちょっとこれは困るなというようなことがあったら、ぜひお話しいただきたいと思います。

山口 食事や経済面でのサポートは、すごく嬉しかったです。逆に、自分の受けている会社を、その会社は大丈夫なのかと両親に心配されたのは、一生懸命やっている自分としては少しつらく感じたこともありました。

古川 ありがたかったのは、お金の援助を全部してくれたことです。交通費や通信代にもすごくお金がかかり、それらをすべて母が代わりに払ってくれました。それと私は家に帰ったら、その日、面接で聞かれたことを全部、母に話していましたが、次の日には母が「今度はこういうことを言ったらいいんじゃない」というちょっとしたアドバイスをしてくれて、それもありがたかったです。

長澤 私が嬉しかったことは、全面的に就職活動をバックアップしてくれたことです。父親は毎日のように夜、面接の練習をしてくれましたし、エントリーシートの添削を何度もしてくれました。母親には資金面での援助をすごくしてもらい、やはり就職活動は一人では絶対できないわけで、家族や周りの助けがあって成功したと私は思っています。

小菅 私が「ここ、落ちちゃったんだよね」などと落ち込んでいると、母がいつも前向きな言葉を掛けて励ましてくれたので、また頑張ろうと思えました。母は就職活動の本をたくさん読んだり、新聞に就職活動に関する記事があったら切り抜いておいてくれたりしましたし、父は金銭面で支援してくれました。やはり家族のバックアップは大きかったと思います。

ご父母、学生へのメッセージ

――では最後に、皆さんから一言ずつメッセージをいただければと思います。

山口 僕が一つ訴えたいのは、就職活動は、本当に人それぞれでやり方も正解も違うということです。有名なところに行くのも正解かもしれないし、小さな会社で大きな歯車となってやるのも正解かもしれません。ですから、保護者の皆さんも会社の名前で判断せず、お子さんをサポートしていってほしいと思います。

古川 私が学生に言いたいのは、就職活動は早く始めたほうがいいということです。SPIもそうですけど、今ではWEBテストの対策も必要になってきています。12 月を越えたらテスト勉強をする時間なんて全くなく、エントリーシートを書くことに追われる日々ですので、ぜひ早いうちから勉強をしてほしいと思います。

長澤 就職活動に学歴は、あまり関係ないと思っています。努力次第で絶対に就職活動は成功すると思うので、学生の皆さんにはぜひそういう思いで頑張ってほしいと思います。就職活動は、人生の分かれ道でもあり、すごくつらいこともあると思うので、保護者の皆さんは励ましの声をかけてあげるなどしてほしいと思います。そういうバックアップで学生は一層頑張ろうという思いになると思います。

小菅 やはり親の時代と今の就職活動は全然違うものになっていて、親にはアドバイスできないこともありますので、学生は就職課に頼ってほしいと思います。あと、就職活動中だからといって遊んではいけないわけではないと思います。私は土日にしっかり遊んで、また月曜日から頑張るというふうにしていました。親からは「こんな時期に遊んでいていいの」って心配されることもありましたが、やるべきことはしっかりとしたうえで遊べば問題ないと思うので、保護者の皆さんは温かい目で見守ってあげてほしいと思います。

――本日は、4名の学生にご参加いただき、就職活動について語っていただきました。ありがとうございました。

(会場拍手)

(2013年11月掲載)

写真・渡邉茂樹/文・舘野孝之(ジ アース教育新社)