
農研機構九州沖縄農業研究センター
九州沖縄果樹研究調整役
𠮷岡 照高 先生
(よしおか・てるたか)先生
なじみ深い「温州みかん」は日本生まれの柑橘
私は新しい品種をつくる、「育種」という仕事をしています。柑橘類にはさまざまな種類がありますが、「温州みかん」は紀州みかんと九年母(くねんぼ)の交雑によってできた日本生まれの柑橘です。日本の気候や風土に適していてつくりやすく、皮がむきやすくて種がないので大変人気です。「温州みかん」はその誕生から人間による選抜や、1937年から開始された85年に及ぶ柑橘類の組織的な品質改良の歴史を経て、今や世界的な一大品種群に成長しました。
よく、おいしい温州みかんの選び方を聞かれますが、糖度センサーをかけているのでどれも甘くておいしいです。強いて言えば、少し扁平で橙色が強く、皮が薄いものをおすすめします。

