国公立大学 進学のすすめ2020

広告特集
企画:朝日新聞社メディアビジネス局
制作:AERAムック編集部

神戸市外国語大学 Kobe City University of Foreign Studies

INFORMATION

FOCUS

語学力だけではない
人間力を育成する学び

AD ALTIORA SEMPER ×
Kobe City University of Foreign Studies

写真左から事務総長の椛山美生さん、ローリー・ゼネック西出教授、事務総長補佐の永尾崇晃さん

模擬国連の経験が
学生に与えるもの

2020年5月、神戸市外国語大学がホストを務め、同年11月に開催する予定だった「模擬国連世界大会2020神戸大会」が、新型コロナウイルス感染症の拡大により、22年に延期されることが決定した。

「心に穴があくとはこういうことかと。大学生活の軸が抜け落ちたように感じました」

準備を進めていた同大会事務総長の椛山美生(かばやま・みう)さん(国際関係学科4年)は、延期が決まった直後の気持ちをこう話す。

模擬国連とは、世界各国の学生が自国とは異なる国の大使役を務め、実際の国連での会議さながらに討議を行う教育プログラム。軍縮、核不拡散、難民など、テーマは国連外交における喫緊の課題や、ホスト国との関連の深いトピックから選択される。テーマの選択のほか、会議の運営も学生たちの手で行われる。世界大会は毎年2回あり、3月には米・ニューヨークの国連本部、11月には世界のいずれかの都市で開催される。同大は16年に続き、2回目のホストを務めることが決定していた。

「英語力に加え、自国と異なる国の大使を務めるための知識、会議での交渉・折衝力、さらには組織運営など、模擬国連での学びは多岐にわたります」

ローリー・ゼネック西出教授は、模擬国連の意義についてこう説明する。西出教授はより多くの学生が模擬国連に参加できるように、10年には国内で定期的に開催する日本大学英語模擬国連(JUEMUN)を立ち上げ、現在では海外からの参加者も増えている。

参加するごとに
見つかる新たな課題

事務総長の椛山さんは、16年の入学。11月に同大学で開催された世界大会には、大使役として参加した。

「実力不足で、まったく何もできませんでした。ですが、終了後に当時の事務総長に『後悔することに意味があるし、参加するごとに違う学びがある』と声を掛けていただいたことがきっかけとなり、模擬国連に夢中になっていきました」

事務総長補佐の永尾崇晃(たかあき)さん(国際関係学科4年)も同大会に大使として初参加したが、 「充実感よりも悔しさが残った」という。

「その後も模擬国連と関わっていくことになるのですが、参加するたびに、新たな課題が見えてきます」

2018年3月の米・ニューヨーク世界大会に参加したメンバー

同大学では、初めて大使として参加した学生が次の大会では初参加の学生のメンターとなり、情報収集や、スピーチの仕方などをサポートする。その後、参加回数が増えるにつれ、大使団の取りまとめや会議の議長、大会自体の運営と、役割も変わる。

「参加当初は自分自身の目標達成を目指していましたが、その後は、メンターとしてどう分かりやすく後輩に伝えるか、組織をどうまとめるかなど、視点が変化していきました」

同大学が模擬国連に初参加したのは08年のこと。以来、模擬国連を経験した学生が後輩を指導するいい流れができていると西出教授は目を細める。

「模擬国連では英語を母語とする学生たちも多く参加します。彼らと議論、折衝を行うのですから、最初からうまくはいきません。ですが、参加者が経験を後輩たちにフィードバックすることにより、参加者のレベルは年々向上しています」

先輩たちが築いた
伝統をつなぐために

今回の延期により、現在の3年生、4年生は母校での世界大会に参加できなくなった。椛山さんと永尾さんは、休学や留学期間などを調整し、この大会を大学生活の集大成にと考えていただけに失望も大きかった。

「自分たちではどうにもできない無力さも感じました。ですが、それならば自分たちにできることをやろうと、考えを切り替えました」(永尾さん)

2018年のニューヨーク世界大会で決議を採択している様子

10月にはドイツの3大学に参加を募り、オンライン模擬国連大会を開催することを急遽(きゅうきょ)決めた。これには大使として多くの後輩たちが参加する予定だ。

「自分たちが先輩からしていただいたように、これまでの経験や思いをどうやったら託せるのか。この大学のいい伝統を後輩たちへ引き継げるよう頑張りたいと思います」(椛山さん)

2018年11月の世界大会で他の大使と交渉する椛山美生さん

PRESIDENT’s MESSAGE 学長メッセージ

知性に基づき、
問題解決へと導く
「国際人」を育成する

指 昭博 (さし・あきひろ)学長

神戸市外国語大学の特徴は、語学教育に加え、専門教育に注力していること。専門教育分野では、2021年度からコース制を再編し、コースを従来の3つから「語学文学」「国際法政」「経済経営」「多文化共生」「リベラルアーツ」の5つに増やし、開始年次も3年次から2年次に変更する。

「これは、開学以来続けてきた語学と専門を両輪とした教育体制をより可視化させるためのものです」

同大学がホストを務める模擬国連世界大会は22年へ延期となったが、引き続き、大学としてサポートしていく。

「模擬国連は、語学教育と専門教育が融合したひとつのモデルだと考えます。近年は『模擬国連に参加したい』と入学する学生も増えています」

神戸市外大生のキーワードは、「積極性」と「たくましさ」である。

「本学の特徴でもあるボランティア活動では、学生が主体的に関わってくれています。さらに留学は、大学の提携校ではなく、学生自身が留学先を見つけ、進むケースが数多くあります」

新型コロナウイルス感染症が広がるなか、海外で差別的な体験をした留学中の学生もいた。

「街中で『コロナ、コロナ!』と指をさされたようですが、本人は『そういう経験をするのも留学』と冷静でした。また、留学予定の学生たちも取りやめではなく、行くための方法を模索しています。こちらとしては心配事が多い半面、頼もしさも感じます」

グローバル化の時代だと叫ばれて久しいが、今回の感染症ではっきりと見えたのは「国家の壁」だった。

「グローバル化とは『均一化』へ向かうものですが、今回の騒動では、むしろ国家間の差異がはっきりしました。この時代に必要なのはこうした多様性を前提とし、知性に基づき、相手との利害の調整を行う『国際人』です。これは、まさしく本学が養成しようとしている人材だと考えています」

CAMPUS TOPICS

TOPICS1 新型コロナウイルス感染症の流行時にも続けられた
中学生への学習支援

神戸市外国語大学は学生たちのボランティア活動を積極的にサポートしている。その内容は、学外から依頼される国際会議の参加者のアテンドから、学生が企画・運営する地域住民たちへ向けたものまで幅広い。英米学科4年の西尾あいりさんは、1年次から中学生を対象にした学習支援「神戸みらい学習室」に参加してきた。毎週日曜日に大学の近くにある施設の会議室を借りて開催してきたが、新型コロナウイルス感染症の影響でオンラインへと移行した。「会議室では生徒の横に座るため、顔がよく見えませんでしたが、オンラインだと表情を見ながら、1対1でじっくりと教えられるメリットもありました」と、新たな取り組みに手ごたえを感じたようだ。
「神戸みらい学習室」と同様に、西尾あいりさん(写真左)への取材もオンラインで行われた

TOPICS2 「国際性」が日本の大学で7位に
ランキングから見る神戸市外国語大学の魅力

今回で4回目の発表となる「THE世界大学ランキング日本版2020」(英・タイムズ・ハイヤー・エデュケーション社など)によると、「教育リソース」「教育充実度」「教育成果」「国際性」の4つの指標のうち、神戸市外国語大学は「国際性」で全国7位にランクインした。これは、外国人学生比率、外国人教員比率、日本人学生の留学比率、外国語で行われている講座の比率の4項目で評価される。また、エリア別総合ランキングでは、近畿エリアで9位を獲得した。ほか、『大学ランキング2021』(朝日新聞出版)では、外国人教員の比率(学生数1000人以上3000人未満)で全国4位、海外への留学生派遣数が公立大学で3位にランクインしている。
学部は外国語学部のみで、英米・ロシア・中国・イスパニア・国際関係・第2部英米の6学科がそろう