沖縄でフィギュアスケートを習ってきました!?

<体当たりレッスンレポート>

編集者・ライター村田 智博

沖縄県スケート連盟の室龍哉理事長や沖縄在住のフィギュアスケート選手・渡邉那津子さんらに話を聞いた今回の沖縄取材。そもそも、この企画の目的は、取材を通じて沖縄のフィギュアスケート界の盛り上げに貢献することです。

取材の数カ月前の企画会議でのこと。本プロジェクトの担当者・U木は言いました。

「やっぱり、制作者が表に出ないとダメだと思うんです。ボクがフィギュアスケートを教えてもらいます」

静かな口調の中に宿る熱い気持ち。プロジェクト最年少の彼の想いに周囲のスタッフは一抹の不安を覚えながらも、やむを得ず深く頷きました。

「U木がフィギュアスケートに挑戦する企画」の実施が決定!

まずはU木に意気込みを語ってもらいました。

「1回転ジャンプはできるようになりたいな。っていうのと、あとはステップ。きれいにステップして滑りたいですね。ヘヘっ」(U木)

「ヘヘっ」って……。

たしかに、渡邉選手が部長を務める琉球大学フィギュアスケート部には、未経験から競技を始めて2年弱で1回転半ジャンプを決めた部員がいると聞きました。ならば、U木にもできるかもしれない…。でも、そもそもU木がジャンプを跳べるようになったところで、何になるんだ……?

「誰得?」。微かに湧き上がる疑念を抑えつつ、沖縄唯一のアイススケートリンクであるサザンヒルにて、U木のフィギュアスケート挑戦がスタート!教えてくれたのはインタビューにも登場していただいた沖縄県スケート連盟の室龍哉理事長です。

リンクサイドに立つ室さんとU木。目線の先に何を見ているのでしょうか。ひらひらの衣装は室さんに貸していただきました。気分は羽生結弦?
フィギュアスケートクラブの子どもたちが練習しているリンクにお邪魔して、レッスンを受けさせてもらいました

では、レッスンの様子を写真とともにご紹介していきましょう。書くまでもないことですが、レッスンはオール沖縄ロケであります。U木の姿を楽しんでいただきつつ、読者の皆さまにはスケートを滑る際の基礎知識を得ていただける内容となっております。ぜひお読みください。

レッスン<1>スケート靴の選び方・履き方

貸靴コーナー

氷の上に立つ前に、まずは靴を選んで履くところから。足にピッタリと合うものを選ぶのが大切だそうです。貸靴コーナーで自分の足に合うサイズのスケート靴を借りましょう。

紐はキツめに結ぶ

【ポイント(靴の選び方・履き方)】

(1)足のサイズにぴったりのものを選ぶ

(2)スケート靴を履いたら、かかとで地面をトントンとたたきながら(かかとが靴にしっかりと密着する形で)、靴紐を強く引っ張りクロスさせる

(3)紐はクロスして、両端にある突起に対して上から下に巻き付ける(このとき緩まないように強く引っ張り続ける)

(4)一番上の突起まで繰り返し最後はきつく蝶々結び

初心者のほとんどは紐をゆるく結びすぎているそうです。最初はスケートリンクの係員やインストラクターに靴の履き方をチェックしてもらいましょう。

レッスン<2>まずは前に滑ってみよう

靴を履いたら氷上へ。まずは氷の上でジャンプをしてみます。

室さん「ちょっと跳んでみて下さい」
U木「こうですか?」

一応、氷の上で跳べている。…ということは目標とする1回転ジャンプもいけるかもしれない、この時、U木はそう思ったそうです。周囲のスタッフも「いけるのか?」と淡い期待を覚えたのでした。

そして、滑り出すのかと思ったら…
またジャンプするU木
着氷の感触を確かめる
室さん「滑ってみましょうか」 U木「はい」

どうしてそんなに跳びたいのか…。ジャンプにこだわりを見せ続けるU木に若干引き気味な室さんに促され、しぶしぶ滑り出したU木。当たり前ですが、スケートの基本は跳ぶことではなく、滑ることです。

室さんが教えてくれたポイントは次のようなことでした。

【ポイント(滑り方)】

<1>前に進むために氷を蹴らない(走るときのように地面を蹴るのは間違い)

<2>最初は歩くように片足ずつ前に自然に出していく練習(出した足が重心の真下に入るように気を付ける)

<3>つま先を立てず、かかとから入るイメージ(つま先から入ると転ぶ)

<4>慣れてきたら2秒間隔で片足ずつ前に出して、片足で滑る感覚を覚える

<5>このとき出した足に体重を乗せて滑っていく(後ろ足に体重を乗せない)

かかとから入るイメージが大事
スムーズに滑るU木

室さんの教え方がうまいのか、予想を越えて順調に滑るU木。我流ではなく然るべき人に教えてもらう。どんなスポーツもそうかもしれませんが、それが上達への近道なのですね。

と思ったら……。

肘から転倒したU木。かなり痛かった…。スケート場にはヘルメットなどのプロテクターも用意されていますので利用しましょう

止まり方に失敗して転倒してしまいます。止まるときのポイントは次。

【ポイント(止まり方)】

慌てて止まろうとせず、両足でまっすぐ立って待っていれば自然と止まる(急に止まろうとすると転ぶ)

上級者がするようなスケート靴のエッジを効かせ、氷を削るように止まれるのは、まだまだ先の模様。当たり前ですが道のりは長い……。

立ち上がるU木。がんばれU木!

レッスン<3>後ろ向きに滑る

後ろ向きで滑る

転倒にもめげずレッスンを続けるU木。ある程度、前向きにも滑れるようになったので、今度はジャンプ、……ではなく後ろ向きに滑る練習をすることになりました。後ろ向きになって足を開いて閉じてを繰り返すと進むことができるそうですが……。

足を開いて
閉じる

後ろ向きに少し進んだ! 他のスタッフも驚くほどに成長していくU木。

「レッスンを開始して、1時間ほどでゆっくりのスピードでは滑れるようになりました。このあたりから滑るのが楽しくなってきたと思います。2時間を過ぎるとある程度のスピードでも怖がらずに滑れましたね」

しかし、体力の限界……。

これ以上、続けるのは怪我の危険もあるということで、今回のレッスンはここで終了。結局、ジャンプやステップにたどりつくことはできず。そもそも、まるっきりの初心者が1度のレッスンで氷上を跳ぶなんて無理な話なのです。しかも1回転だなんて。

ポーズを決めるU木

ジャンプのことなどどこ吹く風。すっかり満足げなU木、沖縄でのスケートを楽しんだ様子。ってレジャーか。一応、U木にもマジメな思いはあるようで(元来すごくマジメな男なのです)、本稿の最後で、U木より読者の皆さまに大事なお話がございますので、お読みいただけましたら幸いです。

室さん、ありがとうございました!

<U木からお願い>

START!掲載中の沖縄フィギアスケート特集記事にてtippping(投げ銭)の実証実験を行っております。コミュニティ支援などにご興味がある方はぜひとも下記より実証実験についての詳細をご確認くださいませ。

【コミュニティ支援につながるtipping(投げ銭)の実証実験】

コミュニティを応援したい気持ちを具体化させる一つの試みとしてSTART!内にて暗号資産を用いたtipping(投げ銭)の実証実験を実施いたしました。ご協力いただき誠にありがとうございました。続報として、ご支援いただいた暗号資産の使途並びに朝日新聞社の取り組みのほか、取材対象者の活動内容を引き続き取材し、朝日新聞デジタル等に掲載予定です。

※続報記事掲載時にはSTART!内にてお知らせいたします。

お問い合わせ

朝日新聞社デジタル・イノベーション本部カスタマーエクスペリエンス部
メールアドレス:bc@asahi.com

【取材協力】

スポーツワールド サザンヒル

沖縄県南風原町字宮平460-1 https://southern-hill.com/
※本取材は2020年2月21日、22日に行いました
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