マンガ大賞 『その女、ジルバ』/有間しのぶ(小学館)
『その女、ジルバ』(c)有間しのぶ |
受賞コメント まさか、手塚治虫先生の名を冠した賞、それも大賞をいただけるなんて、まだ信じられません。いったいどれだけ手塚作品に育てられてきたか。好きな作品、好きなキャラクターだけで何日話せるか。知らせを聞いてから、毎日陶然としています。気を引き締めて、これからも自分の中の物語を追求していきたいと思います。 |
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受賞記念イラスト(c)有間しのぶ/小学館/ビッグコミックオリジナル
『その女、ジルバ』(c)有間しのぶ/小学館/ビッグコミックオリジナル
◆ありま・しのぶ◆ 福島県会津若松市出身。現役女子高生時代に『本場ぢょしこうマニュアル』で「週刊ヤングマガジン」(講談社)にてデビュー。4コマ、ストーリー、ギャグ、BLなど様々なジャンルを描く。また文章でのストーリーや原作、俳句も手がける。趣味は散歩と愛猫との昼寝。
新生賞 山田参助
『あれよ星屑』(KADOKAWA)で、歴史の光と闇、人間の欲や業を鮮烈に描いた力量に対して
『あれよ星屑』(c)山田参助/KADOKAWA |
受賞コメント 戦後生まれの自分が先の戦争を描くことで、もっと叱られたりするんではないかと想像していましたが、『紙の砦(とりで)』の作者である手塚御大の栄誉ある賞をいただき救われた思いです。 |
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受賞記念イラスト(c)山田参助/KADOKAWA
『あれよ星屑』(c)山田参助/KADOKAWA
◆やまだ・さんすけ◆ 1972年大阪生まれ。94年に月刊誌「さぶ」(サン出版)でデビュー。以後、風俗誌、実話誌などで執筆。2013年から初長編『あれよ星屑(ほし・くず)』を「月刊コミックビーム」(KADOKAWA)で連載し、反響を呼ぶ。その他の作品に『ニッポン夜枕ばなし』(リイド社)など。
短編賞 『生理ちゃん』/小山健(KADOKAWA)
『生理ちゃん』(c)小山健/KADOKAWA |
受賞コメント 学生の頃から漫画が好きで絵を描いていたのですが、古本屋で父親が買ってきた藤子不二雄A先生の『まんが道 愛蔵版』を読んで、ぼくは漫画家になる夢を新たにするのではなく、なんて大変そうな職業なんや……漫画が恋人やとか言うとるし……こんなん絶対いやや(ふつうに人間の恋人ほしいし)、漫画家になるのはやめよう、と思いイラストレーターを目指すようになりました。満賀道雄と同じようには手塚治虫先生に憧れられなかったのです。 |
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受賞記念イラスト(c)小山健/KADOKAWA
『生理ちゃん』(c)小山健/KADOKAWA
◆こやま・けん◆ 2014年『手足をのばしてパタパタする』(KADOKAWA)から活動を開始。17年に『お父さんクエスト』(ポプラ社)、18年に『生理ちゃん』(KADOKAWA/Webマガジン『オモコロ』連載)が大きな話題を呼び、19年に実写映画化。
特別賞 さいとう・たかを
代表作「ゴルゴ13」の連載50年達成と、長年にわたるマンガ文化への貢献に対して
『ゴルゴ13』(c)さいとう・たかを/リイド社 |
受賞コメント 若い頃、映画マニアで映画製作の道に進みたかった私は、家庭の事情で進学出来ず、その世界には大卒でないと入れないと知り悩んでおりました。そんな時、手塚先生の『新寶島』と出会いました。「これは紙で映画をこしらえられる!」と衝撃でした。 |
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受賞記念イラスト(c)さいとう・たかを
左から『ゴルゴ13』(c)さいとう・たかを/『影狩り』(c)さいとう・たかを/『無用ノ介』(c)さいとう・たかを/『鬼平犯科帳』(c)さいとう・たかを/池波正太郎/リイド社
◆さいとう・たかを◆ 1936年和歌山県生まれ。55年に『空気男爵』でデビュー。60年に『台風五郎』がヒット。75年に第21回小学館漫画賞、2003年に紫綬褒章、10年に旭日小綬章受章。1968年11月から『ゴルゴ13』を「ビッグコミック」(小学館)にて連載開始、2018年に50周年を迎えた。一度も休載することなく現在も連載中。