トップメッセージ

 工夫を重ね、挑戦を続ける――。朝日新聞は1879年に大阪で創刊し、明治、大正、昭和、平成、そして令和へと時代が変わる中、そんなベンチャー精神を礎に、日本のジャーナリズムを担い続けてきました。

 メディアはいま、「デジタル・ディスラプション」と呼ばれる激変期を迎えています。ITが進歩し、だれもがソーシャルメディアで情報を発信できるようになりました。しかし、ネット空間の一部ではフェイクニュースが拡散し、偏った考えが増幅されるエコーチェンバー、興味のある情報にしか触れられなくなるフィルターバブルといった不健全な現象も起きています。情報の正しさをどう見極め、どう公正に伝えるのか。隠された真実にどう迫るのか。デジタルトランスフォーメーションのうねりの中でも、私たちは報道機関として本物のジャーナリズムを追求し、信頼される情報の担い手であり続けたいと思っています。

 「ともに考え、ともにつくる」という企業理念のもと、気候変動や少子高齢化といった社会の課題解決を模索する報道、多様化する価値観やライフスタイルに寄り添う新しい情報サイトの立ち上げ、お客様と直接触れあうリアルイベントの開催にも力を入れています。これに伴い、社員が活躍するフィールドは大きく広がり、既成概念にとらわれない、新しい領域へのチャレンジも始まっています。

 「豊かな暮らしに役立つ総合メディア企業」へ。私たちの挑戦は、これからも続きます。