ジャーナリズムの力を信じ、
社会に貢献する総合メディア企業へ
友人と集まって食事をする。大きな声で笑う。手を取り合って喜び合う。
そんな当たり前の日常が、コロナ禍で一変しました。
地球規模の課題はウイルスだけではありません。温暖化は私たちの未来をむしばみ続け、社会の分断や民主主義の劣化が世界各地で進んでいます。国内に目を転じれば、少子高齢化や地方の限界集落化が待ったなしです。
いま何が起きていて、これからどうなるのか。いま何をすればいいのか。
スマートフォンで何でも調べられる時代になりましたが、答えは簡単ではありません。
デマや根拠があいまいな情報がネットに溢れ、社会の分断や対立を招いています。先行きが不透明な時代だからこそ、私たちは確かな情報をお届けすることで、荒海を進むためのナビゲーターでありたいと考えます。
責任ある取材で真実に迫り、埋もれていた事実を掘り起こす。
小さな声に耳を傾け、光のあたらなかった社会の矛盾や課題をあぶりだす。
多様な見方、考え方、価値観を提示し、共有していく。
私たちはジャーナリズムの力を信じ、今日よりも素晴らしい明日を、みなさまとともに考え、ともにつくっていきたいと思っています。
「だれ一人取り残さない」
私たちは国連が掲げるSDGsの理念に共鳴し、持続可能な社会に貢献する企業でありたいと考えています。2020年には業界に先駆けて「ジェンダー平等宣言」も公表しました。新聞やデジタルなどの媒体はもちろん、イベント、知的財産事業、カルチャーセンターやスポーツクラブまで、朝日新聞グループが持つあらゆるチャンネルを通じてみなさまとつながり、必要な情報を届け、議論や交流の場を提供しています。
10年後、20年後、100年後も――。
「みなさまの豊かな暮らしに役立つ総合メディア企業」であり続けるために、私たちは新しい朝日新聞社に生まれ変わり、挑戦を続けます。
代表取締役社長