【第2回】「5G」はクルマも医療も変えていく
IoT(アイ・オー・ティー)という言葉を見たり聞いたりされた方も多いと思います。このIoTとは“Internet of Things”の略で世の中に存在する様々なモノが通信機能を持ち、インターネット接続を経て情報のやり取りが可能になることをいいます。
IoTの例としては、テレビやレコーダーをインターネットに接続し、家にいなくともスマートフォンで録画予約ができたり、エアコンも同様に、スマートフォンによる遠隔操作で帰宅時間に合わせて室内を最適な温度に保つことができたりすることなどが挙げられます。このように様々なモノがインターネットに接続され便利になる社会がIoTによってもたらされますが、その基盤となるのが5Gです。
今までは「困難」。これからは「期待」に。
5Gによって、どんな未来がやってくるのかその例をいくつか紹介させて頂きます。
まずは、自動運転。車が通信機能を持ち、車と車、車と信号機などの道路設備が相互に通信し合うことで、信号が青から赤になった際に自動的に停止したり、逆に赤から青になると自動的に発進したりすることが可能になります。また、渋滞や道路工事の情報をリアルタイムで通信し合うことにより、最適な経路で目的地に行くことも可能になります。
そして、自動運転バスができると、これまで公共交通機関の廃止が続いていたような地域においても、大切な地域住民の足として活躍が期待できます。さらに、自動運転トラックなどができると、物流業界の人手不足の解消にもなります。
次に、医療分野での活用も見逃せません。
例えば、遠隔手術。遠隔手術を行うためには、リアルな触感、つまり手で触るような感覚がわからなければメスを入れるのも困難と言われています。しかし触感を伝えようとするとあまりにもデータ量が多すぎて、これまでの4Gでは伝えきれませんでしたが、5Gになるとそれを伝えることができるようになります。これにより、腕の良い専門医がリアルタイムで高精細画像を見ながら、ロボットを操作して遠隔地の患者の身体の状態を触りながら把握し、手術できるようになります。そうすると、これまで都市部に集中していた最先端の医療サービスが地方にも提供されることが期待できます。
また、ウェアラブル端末(腕時計型の小型端末)を身につけて生活することで、日常の血圧や心拍数等の体調を計測し、5Gによる高速・大容量通信を通じて体調データを転送し、病院等の医療機関が保有するカルテが自動更新されることで、常に身体に異変がないか察知することが可能となります。まさに、人生100年時代を見据えた日常医療の高度化が実現することとなります。
その他、5Gの活用により、無人建設機械の遠隔操作が可能となり、危険な場所での作業が安全にできるようになったり、また、VR(仮想現実)により自宅にいながらまるでその場にいるような感覚で、臨場感あふれるスポーツ観戦が可能となったりします。
このようなIoTの実現によりもたらされる便利な未来生活はすぐそこまで来ています。そのIoTの基盤となる「5G」は非常に魅力的な投資のキーワードだと考えられます。




