
人と人、地域をつなぐサザエさんの「世界観」への共感語る
国民的テレビアニメ『サザエさん』のサザエさん一家が、明治安田生命保険相互会社の「地元の元気プロジェクト」公式サポーターに就任し、5月25日、東京都千代田区の明治安田ヴィレッジで就任式が開かれた。同社の根岸秋男取締役会長、永島英器取締役代表執行役社長、長谷川町子美術館の川口淳二館長、橋本野乃子副館長が登壇したトークセッションなどがあり、公式サポーター就任の背景や思い、世代を超えて愛されるサザエさんの魅力について語り合った。
長谷川町子美術館の川口淳二館長、橋本野乃子副館長(写真左から)
「地元の元気プロジェクト」は、同社が豊かな地域づくりへの貢献を目指して2020年から取り組んでいる。自治体やJリーグ、JLPGA(日本女子プロゴルフ協会)、イオングループといった共創パートナーとともに、全国約5万人の従業員が地域を元気にする活動を展開。血管年齢や野菜摂取量などを測る「健康測定会」やスポーツイベントを各地で開催し、これまでにのべ3000万人を超える人が参加しているという。
トークセッションではまず、永島社長がサザエさん一家に公式サポーターを依頼した背景として「格差、分断あるいは孤独、孤立、こうした社会課題が叫ばれる中、家庭や職場、学校に続く第三の居場所として、人と人が助け合うような空間、『サードプレイス』が大事。サザエさんの世界にはまさにサードプレイスの本質が詰まっている」と説明した。
サザエさんは近所を歩けば自然と声をかけられ、時におせっかいを焼きながらも人と人をつなぐ。子どもたちは地域の大人に見守られて成長し、三河屋のサブちゃんは商品を届けるだけではなく会話を通して地域の暮らしを気にかける――。そんなサザエさんたちの姿が同社の目指す世界観と重なるとし、永島社長は「AI やデジタル技術が急速に進展している現代社会だからこそ、サザエさんのような地域の絆やぬくもりといった人にしか提供できない価値があらためて求められている。『地元の元気プロジェクト』の社会的使命もまさにそこにある」と語った。
根岸会長も家族に思いを託すという生命保険のビジネスや、同社が目指す地域を元気にしたいという思いが『サザエさん』で描かれる家族愛や地元愛に重なっていると説明。同社が創業145年、サザエさんが新聞連載開始80周年と長く歴史を重ねてきたことにも共通点があるとして「歴史を積んできた人たちがいま輝いているということは、将来に向かって希望になる。我々もサザエさんと一緒にこれから次の100年、その先も続くような会社を作り上げたい」と述べた。
こうした同社の思いを受けて、川口館長は「サザエさんに対する思いをお聞きして、ここでお話できるのが光栄。亡くなられた町子先生がいたらどんなことを言うだろうか」と思いをはせた。
続いて、根岸会長からの質問に答える形で、川口館長や橋本副館長が来館者との交流を通じて感じるサザエさんの魅力について語り合った。
川口館長は、長谷川町子美術館(東京都世田谷区)の分館として漫画原画の資料などを展示する記念館が2020年に出来たことで、来館者の世代がより広がったことを紹介。若い女性がサザエさんを見て可愛いと言って喜んだり、おじいさんが幼い孫に原作の面白さを説明したりするなど世代を超えて作品が愛されていることに触れ、「昭和の作品がこんなに皆さんに喜ばれているということに感謝している」と語った。
橋本副館長も若い世代の来館者が増えたことに「家族そろって3世代が同居して生活しているなかで、誰かしらに自分を重ね合わせて感じ取ることができる。それが魅力的なのだと思う」と述べた。
トークセッションの最後には、『サザエさん』に登場する「意外と知られていないエピソード」に関するクイズに根岸会長、永島社長が挑戦。和やかな雰囲気のなか、就任パネルや花束の贈呈も行われた。
就任式では、サザエさん一家が同プロジェクトのイベントに参加する様子を描いた新CMが5月31日放送のテレビアニメ『サザエさん』から放映開始となることも発表された。新CMでは、ショッピングモールで開かれた健康イベントにサザエさん一家が参加する様子が描かれており、あらゆる世代の人々が参加しやすいイベントであることを発信している。



































































